散歩の千百四十二話 ザンギエフ様からの話
ザンギエフ様たちが落ち着いたタイミングで、ちょうど奉仕活動も無事に終わりました。
後片付けをしつつ、王妃様と司祭様と僕は教会内でザンギエフ様から話を聞くことにしました。
「道中、我々へ馬鹿による襲撃などがありました。まあ、あの程度の襲撃なら軽く撃退できます。王国と領地を接している司祭殿も馬鹿の狼藉にかなり困っており、少々指導しておりました」
ザンギエフ様曰く、お隣の聖教皇国の領地の司祭様はとても良い人で、多くの種族から尊敬される存在だという。
ところが、更に隣の領地が例のゲス枢機卿一派らしく、徒党を組んで司祭様に色々と要求したり妨害行為をしたという。
ザンギエフ様がある程度潰したとはいえ、まだ気にしないといけないですね。
「聖都でも、馬鹿の一派による妨害行為が発生しています。聖騎士団の巡回も増やしておりますが、全てに対応するのは難しいのです」
ザンギエフ様は、悔しそうな表情をしていました。
聖都は多種族が住んでいるのだけど、ゲス枢機卿一派が焚き付けて一部の人族が妨害やデモに参加しているそうです。
何というか、本当に面倒くさいことになっていますね。
「皆様には、聖教皇国の恥部を見せる形になり本当に申し訳ありません。ただ、ここ一週間程は巡回を強化した結果もあり、聖都はかなり落ち着いております」
「それは上々。とはいえ、妾たちに害をなすものがあるのは間違いないのじゃ。何かあったら、遠慮なく叩きのめすのみじゃ」
「思う存分にやって頂いて下さい。聖教皇猊下も、ゲス枢機卿一派は破門にすると手続きをしております」
ザンギエフ様曰く、ゲス枢機卿一派が新たな領地を得るという馬鹿な発言をしたので、聖教皇猊下の怒りも爆発したという。
何というか、本当にアホな人たちです。
「それでは、私もゲス枢機卿一派のご尊顔を拝みに行きたいと思います」
「それが良かろう。儂も、様子を見に行くとしよう」
「新たな情報を得られるかもしれぬ。妾も行くとするのじゃ」
こうして、ザンギエフ様、司祭様、王妃様は護衛の兵の大軍を引き連れて兵の詰所に向かいました。
そういえば、トーリー様も兵の詰所にいるんだっけ。
僕たちは、普通に屋敷で待っていることにしました。
「「「「「もぐもぐ、おいしー!」」」」」
そして、今日の頑張ったご褒美はアオとホルンが作るまん丸焼きです。
孤児院の子どもたちも、ケントちゃんたちも、とても美味しそうにたべていますね。
一番人気は、今日提供した焼肉が入ったまん丸焼きでした。




