凡人の初作品。
あのでっかい青年が自分より年下とは・・。
いいなぁ〜〜身長欲しいなぁ〜〜。
兎にも角にも、役所コーナーで身分証明証を無事にゲットできた!!材質は、日本でも作られた保険証のようなプラスチックみたいなもので、それを首に下げられるようにケースもくれた。
ミスクさんが私のカードを指差し、
「これで、病院へ行ったらお金を国が半分負担してくれるし、何かあった時にはこれを頼りに警備隊も動いてくれるから、とっても大事にしてね!失くしたら、すぐに私か、今日の書類を提出した福祉課に行ってね」
もうミスクさんの後ろから後光がさす・・とかでなく、眩い光が溢れ出てると思う。思わず拝んだ・・。
「ミスクさん・・・、本当に本当に何から何までありがとうございます!!私、魔道具・・頑張ります!!」
「うんうん、その意気!頑張ろうー!!」
「はい!!」
二人で魔道具部門の部屋へ行くと、皆それぞれ作業を黙々としていた。
モーリスさんは少し顔を上げて私達を見ると、
「お、終わったか〜。時間掛かるだろ」
「本当ですね・・、でもとりあえず一つ気がかりな事は解決しました!」
ミスクさんが嬉しそうに私を見るので、私も笑って頷く。
モーリスさんは、手に持っていた書類を机の上に置くと、私をじっと見る。
「りつの「折り紙」とやらは、自分で開発したのか?」
「あ、いえ・・私の国で子供の遊びの一つとして伝えられていました」
「遊びの一つ・・。随分と凄いレベルだな・・」
「え?紙を折るだけですよ?」
「種類はどれくらいあるんだ?」
「うーん・・、数え切れないですね・・。なにせ作りたい・・と思ったら、いくらでも折れますし」
モーリスさんが、私に一枚、紙を渡す。
「何か・・、生活に使えそうな物・・作れるか?」
「生活・・ですか」
ミスクさんがワクワクした顔で、私を見る。
魔法を使える人は、この世界は半々・・。そうしたら何が欲しいか・・急に不便になった世界を思い浮かべる。
紙をサクサクと折って、
光れ
そう念じて、モーリスさんの前に星型の折り紙を置くと淡く光る。ミスクさんが、わぁ・・と感動して見るので、後で作って渡そう。
「星・・型を紙で?」
「もっと枚数を増やせば、凝ったものができますが・・」
その言葉に、モーリスさんは目を丸くして私を見る。
「なぜ、星型にして光らせた?」
「魔法を使える人は、半々と言ってたので・・、夜とか緊急時に灯りになるものがあれば、安心かな・・と。後、単純に夜に星が光ったら可愛いかなって」
ミスクさんが私の横で、うんうんと首を縦に思いっきり振っている横で、いつの間にかほんわかした顔でパルクさんがその星を見ていた。
「可愛い発想ですね〜、確かに魔法が使えない方はこれがあったら夜は怖くないかもですね。特に小さい子とか」
「あ、ありがとうございます・・」
モーリスさんは、私の作った星をひょいっと持ち上げてじっと見つめる。
「あとは、これをどうやって魔力がない奴が、付けたり消したりできるかだなぁ・・」
「ああ、そういう事も考えないとなんですね・・」
眼鏡をかけたアル君が、私の横からひょいっと出てきた。
「それ!僕、実験したいですー!」
「んー・・じゃあ、りつとアルで一緒に実験してみろ」
「あ、は、はい・・・」
ミスクさんを見ると、親指を立てて微笑んでくれている。・・と、いう事は早速お仕事・・て事かな?
ニコニコ笑うアル君を見て、
「よろしくお願いします!」
そういうと、アル君も「こちらこそ!」と返してくれて・・、早速アル君のいた作業台に行って、ひとまず実験をしたいので星を大量に作って欲しいというので、ありとあらゆる大きさの星の折り紙をひたすら折ったのだった。
大量の折り紙の前で、達成感で一杯の私の横では、デッカいレイト君は何やら黙々と作っていた・・。何を作ってるのかな?




