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異世界戦争 デス・ファンタジー・サガ  作者: 斉藤一


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ロイド6

 次の日も同じようにストーンウォールの後ろからストーンブラストを撃とうと思っていたら、急に隣のストーンウォールが破壊された。


「なんだ?」


 しばらくすると、その隣のストーンウォールが破壊された。一体、何が起こっているというのだろうか。昨日には無かった状況に、俺はストーンブラストを使うのをためらう。


「ちっ、大砲を破壊した秘密兵器を投入してきたか。まだこっちには有効な対策が無いっていうのに」


 リーダーが身体強化して確認した結果、敵は長い杖を持ち出してきたらしい。


「ということは、こっちが偵察したのがバレたってことか。使えるうちに使おうっていう魂胆かもな」


「リーダー、どうしますか? 俺がストーンブラストを使ったら、きっとここを狙ってきますよね?」


「そうだな。あの威力だったら、並みのタンクでも防げないな。こっちの攻撃が届かない位置からの一方的な攻撃か・・・。分かっていても何もできないっていうのは歯がゆいものだな。とりあえず、今日は後退するぞ」


 リーダーの指示によって少しずつ後退する。壁に身を隠しながらの後退ではあるが、前の方の壁がどんどん破壊されていくのは恐怖だ。もし、俺が先にストーンブラストを使っていたら死んでいたかもしれない。実際、最初に破壊された壁は昨日俺が使っていた壁だ。


「ただ後退するっていうのも癪だ。敵の進軍の足止めもしてやる」


 俺はストーンウォールの後ろにストーンブラストを作り置きした。もし、敵が踏めばそいつを殺す事が出来る。だが、そんな見え見えのストーンブラストを敵が踏むはずがない。だから、こっちで破裂させてやる。

 敵がある程度近づいてきたのを見て、ストーンブラストにストーンバレットを当てる。動かない的に当てる事なんて、簡単とは言わないが練習すれば誰でもできる。ストーンバレットが当たったストーンブラストは破裂し、前の壁を爆破して石片を敵へと撒き散らす。致命傷には程遠いだろうが、進軍を遅らせることは出来る。敵はどこにストーンブラストが設置されているか分からないから、安易に近づけないのだ。これはアースウォールではできなかったことだ。アースウォールだと、ただ破壊するだけに終わるからな。

 俺のストーンブラストを見て、他のパーティも真似し始めた。おかげで、今日は敵の進軍を遅らせる事に成功した。

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