表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界戦争 デス・ファンタジー・サガ  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/47

ロイド

 俺は工兵のロイドだ。前の作戦の時に、うちのパーティのリーダーが戦死した。そのため、俺のパーティはそのまま他のパーティに編成されることになった。俺の居たパーティは、リーダーと俺と新人3人だ。そのうち、リーダーと新人が死んだので俺と新人2人がそのまま引き継がれることになっている。俺達はアランウォールのパーティへ編入されることになっている。


「よろしくお願いします!」


 俺たちはアランウォールのテントで顔合わせをした。向こうはアランリーダーと、ヒーラーのエミリー。アランリーダーの階級はウォールの3等で、エミリーはアレイの2等だ。俺は工兵のベテランだからアレイの1等だ。もう少し功績があればゲートとなり、リーダーにもなれただろうが、作戦の失敗で功績は消えた。新人2人はアレイの3等だ。


「今日はとりあえず顔合わせだけだ。エミリー、ロイドといろいろと打ち合わせしておけ」


「分かりました」


 アランリーダーはそう言うと、俺達をテントから追い出した。俺たちはテントから少し離れた場所で会話することにした。


「改めて、よろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしくお願いします。さっそくですけど、ロイドさんの方が私よりも階級が上なので、私に敬語は不要です」


「まあ、俺の場合は癖みたいなものなので、気にしないでください」


 俺とエミリーで大体の通常作業の情報を共有した。ほとんどどこのパーティでもやることは大体同じなので、それほど時間をかけずに引き継ぎは終わる。


「違うことはありますか?」


「私も着任してそれほど経っていないので詳しくはありませんが―――」


 そう言ってエミリーは普通のパーティと違う点をいくつか教えてくれた。まあ、その辺もアランリーダーの噂を聞いていたので知っていたが。


「あ、あのっ、エミリーさんは彼氏とかいますか!」


「おい、初日に何を言うんだ。失礼でしょう」


「構いませんよ。私に彼氏は居ませんし」


「どういう男性がタイプですか!」


「どんな苦境でも死なない人、ですかね。好きな人が死ぬのは辛いんですよ」


「俺、絶対に死にませんよ!」


「そこまでにしておきなさい。彼女も困っているでしょう?」


 前線では女性が少ないため、新人ががっつくのは分かる。けれど、恋愛に発展しては困る。余計な感情はプラスに働くこともあるが、大抵はマイナスに働くことの方が多い。実際、死ぬのが嫌になって脱走する例が多々あるので、脱走計画が判明したら処刑されるのが普通だ。

 新人は特に死にやすい。だから、できる限り生き残れるように手助けしたいが、生き残れるかどうかは本人の資質が重要だ。その点、2人の新人は他の新人よりは優秀だと思うが、初の女性とのパーティがうまくいくかどうかはまだ不明だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ