これまでのまとめ ―― エア五層編に向けて
四層までのまとめです。
五層からは、連日投稿ではありますが
一日 一話となります。
よろしくお願いいたします。
# これまでのまとめ ―― エア四層編、完結
前回のまとめ(`エア四層編まとめ、エア四層編に向けて)から続く。ダダが前衛を退いてスルが正式加入し、六人編成で四層への扉が開かれたところから、四層をすべて踏破し五層への通行許可を得るまでを整理する。
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## 四層の基本ルール
四層は、宝箱から出た金属板に刻まれる「一行の文章」に、部屋ひとつひとつが対応するという、これまでとは違う形式の階層。板は誰にでも見え、街へ持ち出しても内容を確認できる。三層までの「毎回構造が変わる読めない迷宮」とは異なり、四層は一度クリアした部屋を再訪しても壁の文字・板の文言が寸分違わず同じという、初めて「構造が固定された」階層でもあった。理由はいまだ不明のまま。
## 一行目〜六行目:基本の試練とエランドの再来
一行目(戦闘)、二行目(刃を収める)、三行目(物理無効・術と防御)、四行目(単独入場・グレーテスト・デーモン)、五行目(物理のみ・二日がかり)、六行目(魔法のみ・一撃クリア)と、部屋ごとに異なる条件を手探りで解いていった。六行目クリア直後、エランドが四層に初めて姿を現し、カインの「取り込み」の力そのものが、以前から与えられていた加護だったことを明かした。なぜ今まで告げなかったのかは「それなりの訳がある」とだけ語られ、理由は伏せられたままになっている。
## 七行目・八行目:発想の転換
七行目では、正面攻撃が一切通じない仮面の剣士が登場。壁に落ちる「影」を狙うという、これまでにない発想の転換を経て、ネリスの一撃で撃破した。八行目では、隙のない大柄な剣士に対し、剣を交える一瞬だけ目を閉じる癖を見抜き、ネリスが囮となりスルが仕留めるという、兄妹の連携が初めて前面に出た戦いとなった。
## 九〜十一行目:単独入場制と新装備
九〜十一行目は、一人ひとりが「自分にしか通用しない条件」で挑む単独入場制の部屋が続いた。ワングは剣のみの勝負で黒甲冑の剣士を退け、氷姫が破損する代わりに刀「村雨」を入手。ネリスは気配を断つ戦いで暗殺者を下し、短刀「風雪」を得た。十一行目では、召喚スキルを持つカインが挑むも初戦は撤退。エランドから、パーティ全体へバフをかける白い子猫「ミー」を新たに授かり、再挑戦の末にクリアした。
## 十二行目:初の集団戦
十二行目は、扉に手をかけて開けようとした瞬間に初めて文言が浮かぶという新しい表示条件とともに、六人全員での挑戦が必須という初めての部屋として現れた。九〜十一行目のボスがまとめて再集結し、敵側が味方の呪文(守護の盾)を模倣するという初めての事例も発生。ノリアの「業炎獄」で辛くも決着した。
## 十三行目:退路封鎖の七連戦
十三行目は、「逃げることならず」の文言どおり、いったん退却しようとしても背後の扉が開かないという初めての制約付きの部屋だった。しかも一体を倒しても部屋が終わらず、これまでの部屋のボスが弱点や強さを変えて次々と七体分立ちはだかる、四層でもっとも長い連続戦闘となった。
道中、ローブの老人ペアが呪文の使用回数そのものを強制的に削るという初めての攻撃を見せ、パーティの手駒は大幅に消耗した。グレーテスト・デーモンの再戦は前回よりずっと手強くなっており、リッチ・魔女戦ではミラの「終末の裁き」が不死系に非常に有効と判明。サーベルタイガーは倍の四体に、サイクロプスは色を変えた新種(蘇生する杖持ち)を交えた六体になっているなど、過去の部屋がことごとく強化・変質して戻ってきた。
最終盤、消耗しきったノリアが制止を振り切って「終焉」を強行使用し瀕死状態に陥るも、ミラの最後の「完全治癒」でぎりぎり救われ、七戦目を終えて扉が開いた。
## 四層クリア、そして五層へ
二日の休息を挟んで先へ進むと、これまでと違う簡素な扉の先に、戦いの気配のない円形の部屋が現れた。中央の机には、「ご存じの六人」――対の迷宮のもう一組と強く示唆される――からの感謝の手紙と、銀色の品が置かれていた。エランドの声(姿は見せず)が「十三は、お主たちと、もう一組、プラス、超えるべきものの数だろう」と告げ、五層への潜入許可(護符六つ)が下りた。
街に戻ったダダが、銀色の品について「黒い竜を討った日、対の迷宮のダダ型の人物が持ち去った、あの器と同じ形をしている」と気づき、対の迷宮との過去の接触が改めて浮かび上がっている。アプレイザルでは、カインが万能士でありながらアルカナ・ノストス全七階梯の呪文を習得済みという、異例の鑑定結果も出た。
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## レベルの変遷
| キャラクター | 十一行目クリア時点(第171話) | 四層クリア後(第180話) |
|---|---|---|
| カイン | 19 | 22 |
| ネリス | 21 | 26 |
| ノリア | 20 | 24 |
| ミラ | 23 | 27 |
| ワング | 26 | 28 |
| スル | 31 | 33 |
## パーティ・召喚モンスターの変化
- **ミー**(白い子猫、エランドの加護の実体):十一行目でカインが授かった新戦力。パーティ全体へのバフを潜行につき一度だけ使える。十三行目では「呼ばぬ限り来ない」という自身の説明に反して無許可で介入するなど、まだ謎の多い存在。
- **ララ**(召喚モンスター):十三行目の部屋内では召喚そのものが封じられ、出番がなかった。
- **ダダ**:戦闘メンバーからは退いたまま、フォージタウンで装備面から支え続けている。第181話(閑話)では、六人の連戦のあいだの様子と、盾役への未練を断ち切って鍛冶師としての役目に徹する決意が描かれた。




