これまでのまとめ ―― エア三層編に向けて
私の備忘録的でもあります。
気になる方はチェックしてください。
気にならない方は、そのままで。
二層を経て、ベーダーとの邂逅があり、そして三層への扉が開かれた、いま。
ここで一度、直近の出来事と、六人の現在地を整理しておきたい。
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## 登場キャラクターの現在地
### カイン(万能士・レベル15)
種族はヒューマン。剣術・アルカナ系・ノストス系を並行して伸ばす万能士として、パーティの要であり続けている。召喚スキルにより、ゴーレム・スル・カイザーの三体を仲間にしており、うちカイザーは「取り込み」という未解明の新しい形で得た存在。白の点の鎧の魔物6体の太刀筋には、ワングが繰り返し既視感を覚えているが、詳細は不明のまま。ベーダーから「そのうち、レベルが上がれば、ご存じの存在とも契約できるようになる」と、カインにしか聞こえない形で告げられており、まだ誰にも話せていない。
### ダダ(盾役・レベル21)
種族はドワーフ。盾とウォーハンマーの二刀構えで、真正面から敵を受け止め続けてきたが、格上・複数同時攻撃に対し、受け止めるだけでは追いつかない場面が増えていることに、密かな焦りを抱いている。フォージタウンのブロムの工房に通い、自分の得物を自分で鍛え直す道を模索中(まだパーティには話していない)。
### ネリス(斥候・獣人族・レベル21)
5歳年上の実兄「スル」との再会を果たし、長年の謎の大半が解けた。兄は現在も静養中で、パーティ探索にはまだ同行していない。焦らず、時間をかけて向き合う方針でいる。
### ノリア(魔道師・エルフ・レベル17)
アルカナ系第七階梯「終焉」まで到達済み。白の点での六体の鎧の魔物戦では、終焉を緊急事態として連続2回発動し、パーティを救ったが、強い呪文に頼りすぎることへの反省も抱え始めている。
### ミラ(ロード/君主・ヒューマン&ノームのハーフ・レベル17)
ノストス系第七階梯「神域」まで到達しており、回復と前衛戦闘を高い水準で両立させている。白の点の激戦では「大群癒」で危機を救う決定打を放った。
### ワング(侍・ドラゴニート・レベル21)
アルカナ系第七階梯まで到達。白の点の鎧の魔物、および取り込んだ「カイザー」の太刀筋に、繰り返し既視感を覚えているが、本人はまだ誰にも話していない。「拙者が、若い頃、目標にしていた誰かの型に、似ている気がする」と、内心では考え込んでいる。
### 主要な人物
- **ルーシェナ**(ギルド長・エルフ・年齢不詳):ベーダー・ガラントとかつて同じ6人パーティに所属していた。エカチェリーナに終焉を六度撃ち合った過去を持つ。現在、三層以下に潜っているパーティはカインたちだけだと明かしている。
- **ガラント**(酒場フラグメンツの店主・ドラゴニート):十五、六年前、エア深部でベーダーに逃がされた過去を悔い続けてきた。ベーダー生存の確報と、コインを通じた本人の肉声を受け、号泣。今は、かつてベーダーが好んだ配合のエールを、記憶を頼りに仕込み始めている。
- **ベーダー**(エア三層の「見張り」・新登場):十五、六年前、ガラントたちのパーティの殿を務め行方不明になっていた戦士。エア内では死んでおらず、大神カレントとは別の「迷宮を司る方」から迷宮の管理を頼まれ、以来エアに住んでいるという。エランド・エカチェリーナと同じ類の存在とされる。伝言用のコイン(対象:六人・ギルド長・ガラント)と、三層への板を六人に託した。本人確認の手段はなく、正体の断定はされていない。
- **リゼット**(クロスロード主任受付・ヒューマン):事務的で聞き上手。
- **ティリー**(アーカイブの司書・小人族):わからないことは「わからない」とはっきり言うタイプ。
- **ブロム**(フォージタウンの鍛冶師・ドワーフ):ワングの得物を手掛けた職人。最近はダダも工房に通っている。
- **エカチェリーナ**(ノア10層最奥の間の番人・エルフ):六弁の証(エアへの通行証)を授けた存在。ベーダー・エランドと同じ類の存在であることが、第124話で判明した。
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## エア、二層までのおさらい
エアは、構造がその都度変わる「読めない迷宮」。六人は、六人にしか見えない地図(板)を持ち、赤・青・緑・黄・白・黒の六色のポイントを巡りながら探索を進めてきた。
各ポイントでモンスターを倒すと「二層のコイン」が残ることがあり、同色を2枚重ねると、その場所に眠る記憶の断片が映像として流れ込む。緑のコイン(第114話)からはミノタウロス襲撃の記憶が、白のコイン(第119話)からは若きガラントと長身の戦士の姿が浮かび上がった。
白の点では、全身鎧・ロングソード・盾で統一された6体の人型の魔物と激戦になり(第121話)、ノリアが終焉を連続2回使うほどの苦戦の末、コインは一枚も出ないという新たな謎を残した。この戦いの中で、カインは瀕死の一体を「取り込み」、新たな召喚モンスター「カイザー」を得ている。
その直後、板の上に、六色いずれにも当てはまらない判別不能な点が出現(第122話)。辿り着いた先は、名づけようのない色をした部屋で、そこで全身鎧の長身の人物が「私が、ベーダーだ」と名乗った。
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## 直近の出来事(第123〜126話)
ベーダーは、迷宮内では死んでおらず、「迷宮を司る方」から管理を任されていること、大神カレントとは別の存在であること、マランの不安定さと迷宮の安定が地続きであることを語った。エランド・エカチェリーナも同じ類の存在だという新事実も、この流れで判明している。
六人は、伝言用のコインと、三層への板を託され、クロスロードへ帰還。ルーシェナとガラントにコインの記憶を共有すると、ベーダー本人の肉声(『元気で、いるか』『いつか、また、お前の店で、一杯やりたい』)が流れ、ガラントはその場で号泣した。現在、エア三層以下に潜っているパーティは、カインたちだけだという重い事実も、このとき明かされている。
続く閑話(第125・126話)では、六人それぞれの内面――ダダの戦い方への焦り、ネリスと兄との静かな時間、ノリアの終焉連発への反省、ミラの対の剣への思い、ワングの既視感――に加え、ルーシェナとガラントが抱えてきた十五、六年分の後悔と、ようやく動き出した心情が描かれた。
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## エア三層、突入(第127話)
三層に足を踏み入れると、板には、これまでと変わらない六色のポイントが表示されていた。
最寄りの「黄」の点に向かうと、鎧を纏った巨大なオークが3体。役割を分担し(ワング&ミラ、ネリス&ノリア、カイン&ダダ)、ゴーレムで守りを固めながら、なんとか三体とも撃破した。
ドロップは、銀色に近い光沢を持つ金塊。宝箱からは、正体不明の布袋が出てきた。
そこへ、三つの首を持つケルベロスが出現。これまでで一番の消耗を強いられる激戦となり、一つの首を沈黙させたものの、深追いを避けて撤退を選んだ。
クロスロードに戻り、アプレイザルで鑑定した結果、金塊は純度の高いミスリル、布袋は見た目と中身の重さが釣り合わない上物のマジックバッグと判明した。
三層、初日にしては上出来――そんな手応えとともに、六人の三層攻略が始まっている。
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## 呪文体系(現在値)
### アルカナ系(攻撃・補助魔法)
| キャラクター | 到達階梯 | 備考 |
|---|---|---|
| ノリア | 第七階梯(終焉) | 使用回数7回。連発の負荷が課題に |
| ワング | 第七階梯(守護の盾) | 全呪文習得済み |
| カイン | 第四階梯(真贋の瞳) | 万能士のため回数枠は最大3回 |
### ノストス系(回復・支援魔法)
| キャラクター | 到達階梯 | 備考 |
|---|---|---|
| ミラ | 第七階梯(神域) | パーティの回復・支援の要 |
| カイン | 第四階梯(神撃) | 万能士のため回数枠は最大3回 |
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こうして振り返ると、二層で託されたものは、コインや板だけではなかったのかもしれない。ベーダーという存在が背負ってきた歳月、ガラントとルーシェナの積み残した後悔、そして「三層に潜っているのは自分たちだけ」という重み――六人は、それらをそのまま抱えて、三層の扉をくぐった。
同じ色のポイントが、同じように並んでいる。
だが、何かが同じままとは限らない。
エア三層編は、ここから始まる。
エア 三層に進みます。
よろしくお願いいたします。




