必要な場所2
大学で実行委員会が揉めていた。一部は熱心に動いて計画を話し合っていたけど、一部の人は女性と話していて、
「そこ、気が散る」と怒られていて、
「うるさいよな」と相手が怒っていた。
「もうすこし詰めてから参加するよ」
「原西は、いつもそれだな」と言い合っていて、高校の学園祭とは違うなと思った。学園祭もそれなりにはやっているけど、勉強優先の人はそれなりしか参加しないし、一部のお祭り好きが意見を言い合ってまとめている。後はそれに付いていくだけという形が多かった。今度は自分の意見を通したい人が多いクラスなので、うるさそうだったけど、先生は「楽しそうでいいな」としか言わない。ほとんど干渉してこない先生だった。
「東条君、どう?」紙を渡されていて、
「お前もあるか?」と東条さんに紙を見せられて、
「ここはこうしたほうが」東条さんがいくつか注意点を挙げていた。
「時間と予算が掛かると困るでしょ」と言い合っていた。占いをみんなの前で見せるとか、占いボードを作って、それで参加してもらうとか、色々案が並べられていて、そのうち、いくつかに丸がついていた。
「これだと盛り上がらないかもしれないな。うちの目玉はミスコンと公開合コンぐらいなもので、後は適当にバンド演奏がある程度だし」と言い合っていて、良く分からなくて聞いていた。
「公開合コン」と思わず言ってしまったら、
「ああ、高校ってやらないの?」とそばの人に聞かれた。うれしそうに私のほうを見ている。でも、制服を何度も眺めるのがちょっと嫌だった。
「さあ。そういうのはあまり」とだけ答えた。そういう話はチラッとしか聞いてない。集まりみたいなものに参加して知り合うと聞いたことはあった。
「学校でも人気のある学生同士で合コンするんだよ。選抜された子が出場するため、レベルが高い子が多いだろうから、参加希望が多くてね」そばの男性がうれしそうに答えてくれた。
「俺、学校の子はそれなりに把握済み」と原西さんが言ったため、
「お前の場合は出会いすぎなんだよ」とみんなに笑われていた。確かに簡単に携帯番号を聞きそうな顔をしていた。
「尚毅には負けるだろ。いつも、女連れだろ」と言われていて、
「ああ、あれはやめる予定」と東条さんが言ったので、
「嘘だろ。あれだけ続けてきて、やめられるわけがない」
「そうだよなあ。お前、いったい何人と付き合って、本命がいたのかいないのか」
「いないよ」東条さんが軽く答えていた。
「まさか、この子に絞るつもりじゃないだろうな」原西さんが笑いながら聞いていて、
「さあね」東条さんは軽く流していた。




