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Fortune-teller  作者: marimo
元の職業
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174/266

元の職業2

 神宮寺が一緒に来てくれたけれど、ブルーオアシスは閉まっていた。

「いないじゃない」とお守りを買ったと言う他校の女子高生が言ったら、

「困るよね」と頼んだ女の子と二人で怒っていた。

「無理だな。出直すしかないな。手紙を置いておいたら、逃げられるぞ」神宮寺が言ったので、そうかもしれないなと思った。また、別のお守りを薦めるぐらい図々しい人だと思えた。

「どうする?」と言い合って、二人は怒りながら帰って行った。

「ごめんね」ブルーオアシスの張り紙を見ていた神宮寺に謝った。

「この印、どっかで見たことがあるな」と言ったので、

「え?」と驚いた。チラシの一番下にある「ブルーオアシス」と書かれた横にあるマークを見ていて、

「なに?」と聞いた。

「どこかで見た。えっと……」と考えていて、

「そうだ。ブルーキラーのマーク」と言ったので、

「ブルーキラー?」と驚いた。

「そう確か、そんな名前。バンドだよ。それほど売れて無かったけれど、バンドのボーカルとギタリストがミステリアスだからって、知り合いの人の彼女が傾倒してた」

「へえ、そうなんだ? え、でも、なんで?」と、張り紙を見た。

「その印、はっきりは覚えてないからな。確信はないけどね」

「そう」

「ブルーオアシス、ブルーキラー、合ってるのはブルーだけだね」

「今度、知り合いに聞いておくよ。関係者かもしれないし」

「そう。それだと本名が分かるかもしれないね」

「分かってもしょうがないだろ。そいつと関わりたくないんだろ」と言われて、うなずいた。


 家にたどり着く直前に、嫌な気がしてきて、

「なんだろう?」と思わず言ってしまったら、

「やはり、そうなんだね」と物陰から、あの男が出てきた。ブルーオアシスさんだった。

「どうして、ここに?」と聞いたら、相手が笑っていた。優しげな笑顔を作ってはいたけれど、内面が違っていた。どこか警戒心があって、探るような感じがした。

「あなたはどうして、裏表が違いすぎるの?」

「君はやはり感受性が鋭いみたいだな。うらやましいよ。本物の占い師って、そうなんだな」

「違う。私、見習いの卵だし」

「謙遜しなくてもいいよ。君みたいな子に出会えてラッキーだったからね」

「どこがよ。だいたい、今日、お店はどうしたの?」

「ああ、あそこは期間限定だよ。もうそろそろ閉めようと思っていてね」

「どうして?」と聞いたけれど答えてくれなくて、

「君のような子と組んだら、きっと売れるかもしれないな。だから、誘いに来た」

「何のこと?」

「新しくグッズを作らないか。ブルーオアシスでね」

「新しく?」

「ほとんど売り切れてしまったからね。もうやめようかと思っていたけれど、思わぬ子と知り合えたからね。君となら、いくらでも」

「やめて。私、そういうのはできません」

「どうして? 見たところ、君もお金に困っているだろう?」家のほうを見て、言い切られて面白くなくて、

「いーえ、全然困ってません」とにらんだ。

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