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Fortune-teller  作者: marimo
元の職業
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173/266

元の職業1

 ブルーオアシスの店で友達がいくつもお守りを買わされたと言う子が私と怜奈ちゃんに相談してきて、

「え、でも」としか言えなかった。

「何とかしてよ。全部効かなかったの。全部で1万円」

「い、一万?」さすがに驚いた。そんなお金があるのがうらやましい。と、のんきに思ってしまったら、

「聖水が4千円。お守り、2個で6千円」とかなり怒っていて、

「なるほどね」としか言えなくて、

「親に頼んだら」怜奈ちゃんがそう言い出して、

「無理だよ。怒られちゃうし」

「だからって、真珠に言われても無理だよ」怜奈ちゃんが呆れていた。

「だって、同業者でしょ」と言い切られて、多分、違うと思ったので、

「あの人、占い師の団体とかそういうのに所属して無いらしいの。だから、占い師かどうかは分からないよ」としか言えなくて、

「えー、どこに訴えればいいのよ」と怒っていた。そういう場合は本人と交渉するしかないだろう。よほどの金額なら弁護士さんに相談に乗ってもらったほうがいいだろうけれど、それも難しそうだなと思えた。

「親に言わないと無理じゃないの? 効き目が無かったからと言って返品するしかないでしょ」怜奈ちゃんが呆れるように言ったけれど、

「お願い、ついてきて」と言われて、怜奈ちゃんを見て、

「やめたほうがいいよ。ああいう人と関わりたくないでしょ。それは親に言わないとね」怜奈ちゃんがきっぱり断ってくれたけれど、

「だって、もう、友達にOKしちゃったもの」と言い出して驚いた。

「それって、ひどいよ。了解も得てないのに勝手にそういうことを言われても」怜奈ちゃんがかなり怒っていて、

「助けると思って。いいじゃない、今度、お店に行くからさあ」と言ったので、母の言葉と東条さんの言葉を思い出した。「多分、来ないだろう」と二人は言いそうだ。軽く言っているだけだろうけれど、ためいきをついた。


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