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Fortune-teller  作者: marimo
ブルーオアシス
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159/266

ブルーオアシス5

 占いが終わってから、その女の子がうれしそうに帰っていく途中に、

「段」と言ったら、相手の子が驚いていて、

「に気をつけて」とだけ言ったら、

「え?」と相手が驚いていた。

「段って?」私と一緒にいた子が聞いてきたけれど、

「ああ、なんでもないよ」と言って占い師のほうに目を向けた。その子が、出て行った後に、ブルーオアシスさんが、苦情を聞いていた。とても物腰が丁寧で柔らかい。一見、とても誠実に見えた、でも、言葉巧みで言い逃れが上手と言う印象に変わっていった。いかにも済まなさそうな態度はしていて、何度も「それは大変でしたね」「それはお困りでしょう」と言いながら、その子の思いの強さが足りないとか、方向性がちょっと違っているとか言いながら、「こういう効き目のもののほうがあなたには合っていると」と言いながら、別のお守りを出していて、

「え、そうなの?」二人は顔を見合わせて、

「ちょっと待った」と止めた。

「なんですか?」ブルーオアシスさんはゆっくりと聞いていたけれど、目の奥に何だか冷たい光を感じた。その後、元の優しい顔に戻って、

「前のものが効かなかった、でも、こっちなら効き目があると薦める根拠はなんですか?」相手がゆっくりと考えた後、

「そうですね。前のときとは波長が違ってきていて」うーん、益々怪しいなと思ってしまった。

「そういう顔はしないでください。よくあることなんですよ」

「帰ろう」その子達に促した。

「え、でも?」それを買おうとその気になっていたらしくて、戸惑っていたけれど、

「じゃあ、前のは合わなかったのだから,交換してもらえますか?」とブルーオアシスさんに聞いたら、

「そうですねえ。前のとは占い結果が……」かなり長く言い訳をしていて、煙に巻いている感じで、何だか更に嫌な気持ちになって、

「もう少し考えさせてください。彼女と良く相談して決めますね。さあ、帰ろう」と促したら、

「え、でもさあ」とその子が言い出していて、

「お待ちください。それではあの方に振り向いてもらえなくなりますよ」とブルーオアシスさんが言い出して、

「いいんですか? 一生、振り向いてもらえなくなっても」と言い出して、何だか言い方に脅すようなものを感じてしまい、嫌な気分になり、疑いから確信に変わった。この人は本物じゃない。そばにいた女の子が、「じゃあ」と言いかけたときに、

「どういうことよ」とドアがいきなり開いた。さっきの女の子が入ってきていて、

「すりむいちゃったじゃない。最近、ちっともうまくいかなくて、運命が変わるって言ったじゃない。それに、相手の子が怪我すると言ったのに、私が怪我したわよ」女の子がかなり怒って、足を指差していた。

「それは大変でしたね」ブルーオアシスさんが優しく言ったけれど、

「転んでしまったんですか?」と聞いたら、

「そうよ。そうだ、あなたが悪いんだわ。段なんて言うから、それで」と言ったので、

「階段ですか?」ブルーオアシスさんが聞いたけれど、

「違うでしょう? これぐらいの段差のところで転んだ」と言いながら手を8cmくらいを開けて相手に聞いた。

「え、あ、そうかも?」と相手が驚いていた。

「友達と話して、違う、電話していた」と聞いたら、

「え、あ、どうして?」と聞かれてしまい、

「どうしてと言われても、なんとなくそう思って」と言って、このビルの前にある、ちょっとした高さの段を思い出して、

「そこを出たところすぐのところでしょう?」と聞いたら、

「そう、そこよ。ひどいわよ」と言って、

「料金を返して」とブルーオアシスさんに怒り出して、

「でも、それぐらいの怪我で済んで良かったですね。お守りの効き目のおかげですよ」と優しく言ったので、さすがに呆れてしまって、かなり、やりあった後に、さっきと同じようになだめていて、女の子は帰っていった。

「段って、良く分かったね」そばにいた子たちに聞かれて、

「ああ、偶然。あそこかなと思い出したから」と笑ってごまかした。ブルーオアシスさんが私をじっと見ているのに気づいて、

「じゃあ、これで」と頭を下げたら、

「あなたはまた、ここに来ます」と断言していて、なぜか私のほうを見ていて、

「いいえ、来ない」と言い切った。二度と来たくなかった。それほど、何だか寒くなる場所だった。肌寒さと気持ちの悪さがあった。

「いいえ、あなたは絶対に来ますよ」断言して女の子を見ていて、そうか、これがこの人の方法なんだろうなと思ったけれど、

「帰ろうか」と歩き出したら、

「絶対ですよ」と言ったけれど、

「二度と会わない」と言いかけて、「来ないでくださいね」と相手に言った。どうして、そう口から出たのかが分からなかったけれど、相手が一瞬戸惑った後に、少しだけ笑った。嫌な気分になり、二人を促してそこを出た。

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