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Fortune-teller  作者: marimo
ブルーオアシス
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156/266

ブルーオアシス2

「お姉さんは派手な顔かもしれないけど、好みじゃない。恋人にしたいランキングって、芸能人などでやってるだろ。あれで、きついわがままな性格の人はランキングされにくいだろ」と言われて、

「知らない」と答えたら、

「占い師として呆れるぐらいだな。『整形したいんです。芸能人の、○○さんぐらいになれるでしょうか?』『整形したらモテるでしょうか?』と、聞かれたらどうする?」

「えー、答えようがないよ」

「実際に来たからなあ。そういう人が」

「それは困るね。その対象の芸能人に似せられそうもなかったらどうするの?」

「違いすぎていた。やせても、メイクしてもキャラが違いすぎて、無理だとは思った。目指すなら別の女性だと思うけど、それをやんわり相手を傷つけないように提案はしたけれどね」

「どうやって?」

「あなたの近くにあなたを密かに思っている人がいます。ただ、あなたには声を掛けられないでしょう。だから、やせて綺麗になって、相手に微笑みかけてくださいって」

「また、そうやってごまかす」

「違う。占い結果も、自分を見つめなおせって出ていた。それを俺が補足しただけ」

「ああ、そう」

「自分を変えることはできないからな。性格だって、中々変えられない。ただ、女の子の場合は見た目を変えることはできるからな。洋服も色々あるし、髪型、化粧でかなり変わるからね」

「そう言われたら、そうだけど」

「真珠も変えろよ、その髪型はちょっとな。伸ばせ」と言われて、しばらく黙った後、

「儀式の後にする」と答えた。

「儀式って?」

「お父さんのことをけじめをつけるつもりだから。旅行に行って」

「旅行?」

「お父さんはスケッチ旅行に行くのが趣味だったの。そうして、滞在先で忽然と姿を消したの」と言ったら、しばらくしてから、

「それはおかしいな」と言ったのでうなずいた。

「母も私も大おじさんも同意見。お父さんは私たちに心配をかけるような人じゃないからね。絶対におかしいから、だから」

「お前」と言った後、

「いいのか? 辛い結果になることもありえるぞ」と聞かれて、ちょっと怖かったけれどうなずいた。

「そうか、俺もついていってやりたいけどな」

「絶対に嫌」と断ったら、

「少しは考えろよ。どこに行くにしても女の一人旅は危険だ。ましてや真珠はかわいいんだし」

「魅力がないもので」

「根に持つな。お前はかわいいよ。俺が保証する」

「うれしくない」

「喜べよ。いくらでも言ってやるし」

「薄っぺらいね、あなた」

「薄くない。分厚いぞ」

「厚さ3ミリ程度にしか見えない」

「1メートルはあるね」

「分厚すぎ」

「お前は俺を過少評価しすぎだな。雪人さんとデートまでこぎつけてから言えよ」

「うるさい」

「一度振られたぐらいで諦めるなよ。何度か誘えよ。残り少しだからな」

「応援する理由は何?」

「絶対にお前は戻ってくると信じてるからね」

「うぬぼれが強すぎる」

「俺はそう思ってる。お前も俺と同じだとね」

「なにが?」

「波長が合うからな」

「喧嘩ばかりしてるのに」

「仲がいいからだよ」と言い合って、周りにいる人たちがチラチラ見ているのに気づかなかった。

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