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Fortune-teller  作者: marimo
やっぱり、そっち
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141/266

やっぱり、そっち1

 おもちゃ屋に入ったときは、

「子供じゃない」とぼやいたけれど、

「面白いぞ。大人だって、十分に楽しめるから。たまには童心に返れよ」と言われてしまった。渋々、ぬいぐるみやプラモデルにゲームなどを見て、面白グッズも売られていて、

「これなんて、どうだ?」と言って、手品グッズを見せられた。

「何に使うの?」

「占い前の余興。合コン用とか」

「それはちょっとねえ。だいたい、どれぐらい合コン行くの?」

「お前、誤解してるだろ。俺を呼ぶ連中は場を持たすために来させるんだよ。俺に占いをさせて、相手の警戒心を解く。結局、俺が一番モテて、おしまいなんだけど」

「また、自慢してる」

「本当のことだ」

「それを私に言ったからって、喜ぶとでも」

「そういう男が自分の彼氏なら自慢だろ」と言われて呆れて見てしまった。

「他の女の人にも自慢並べするの?」

「しないよ。それなりには言ったかもしれない。でも、喜ばない女性には言わないかもな」

「じゃあ、私も喜べないんだけど」

「おまえにはつい、自慢したくなるんだろうな、おれ」

「なんで?」

「自分を良く見せたいってことかも」

「だから、なんでよ。逆効果だよ」

「だって、自然とそうなってる。そうか、逆効果か。そう言われたら、怒ってるな、お前」

「意外と鈍感とか?」

「違うかも。お前にどうしても俺を見てほしいって、ことかもな」

「意味不明」

「認められたいんだよ。男として」

「はあ~?」と呆れたら、

「占い師としては認めてくれているみたいだけど、男として興味を持ってないみたいだから、焦ってるのかもしれないなあ」

「焦ってないじゃない。楽しそうに自慢してるだけだってば」

「お前だと言い易いんだろうな」

「どこがよ。これだけ言い合いしてるのに」

「だからだろ。お前は分かりやすいから言い易いのかもな」

「ふーん、どういう意味なの?」

「裏がない。顔にすぐ出るから。気を使わなくて済むから」

「少しは使って」とにらんだ。


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