↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Fortune-teller  作者: marimo
宝葉祭
PR
116/266

宝葉祭6

「ハードルを一つ一つクリアしていけば、必ず乗り越えていけると思う。でも、そこまではかなりの距離と時間が掛かるから覚悟してほしいの」相談者が真剣な目をしていて、何度もうなずいていた。

「あなたが目指すところは難しいところだから、恋愛と両方は無理だと思う」と言ったら、会場がかなりざわついた。

「え、どうして?」相談者がかなり驚いていて、

「どうして、わかった」と言ったところで、司会者が遮っていて、

「これは両極端の結果になりましたね」と言ったので、

「どっちが本当なの?」と言う声が会場から聞こえたけれど、

「恋愛はすぐには無理。恋愛の前にあなたはやりたいことがあるでしょう?」と聞いたら、相手が思わずうなずいていて、

「おい」そばにいた人が司会に何か紙を渡していて、

「えー、そろそろ結果を」と司会の人が言い出した。それで、促されて、相手を見てから、

「かなり時間が掛かりますが、努力しだいでうまくいくと思います」と告げた。相手がほっとした顔をしていたけれど、更に言おうとしたら、東条さんにつつかれて、

「良かったですね。拍手を」と、司会の人が言って、拍手があったけれど、戸惑っている様子だった。

「それでは、どちらの占いが良かったのか、決めたいと思います。観客席からいきましょうか」と司会が聞いて、

「東条カロンさんが良かったと思う人、拍手をお願いします」と言ったら、拍手が多く、その後、つられて拍手している人が増えていった。反対に、私の名前のときは、拍手がまばらになっていた。一部、高校の知り合いのいる場所だけは拍手が大きかったのはうれしかった。しょうがない、正直に伝えてしまったのだから、観客は戸惑っただろうと思ったら、相談者が何度も私と司会者と奥にいる人を見ていた。そちらを見たかったけれど、私の後ろだったので振り返ることができなくて、誰を見ているのか分からなくて、東条さんがちょっとだけ動いていたけれど、

「じゃあ、相談者に決めてもらいましょう」と相手の子が司会に聞かれていて、何度も私と東条さんを見た後、最後に私を見てから、

「東条カロンさん」と言ったので、ちょっと驚いた。言っている間にうつむいていて、東条さんが立ち上がろうとして、

「良かったですね。東条さん」司会の人が言ったら、東条さんが相談者を見た後に、振り返っていた。

「どうしたの?」東条さんの様子が変だったので、東条さんが見たほうを見たら、原西さんが笑っていた。その位置は相談者の女の子が何度も見ていた位置だったので、東条さんを見てから、そういうことなのかと気づいたけれど、

「おめでとう」と立ち上がって、東条さんに言った。その後、握手を求めたら、東条さんが司会者を見てから、取り繕うように握手をしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。