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投稿が遅れました。
リアルが忙しすぎて、全然書けません。
少しずつ書いて行くつもりですが、投稿が遅くなりそうです。
よろしくお願いします。
「兄様、どこに行ってたんですか?」
今、俺は義妹に正座をさせられ、怒られている。理由は言わなくてもわかるだろう。
「三人で、店に行ってた。ドイルが知ってたところだ。」
「本当に三人だけですか?」
「・・・アイリスさんとディアナさんと店で会ったから、合計五人だ…」
この義妹は鋭過ぎる気がする。隠し事をしようとは思っていないが、なぜか、俺が言おうとする先のことを問い詰めて来る。
「ふふふ…やっぱり、アイリスさんとディアナさんは早めに消して置いた方が良さそうですね…」
「いや、それはダメだろ。」
「大丈夫です。バレなければ、問題ありません。」
「そういう問題じゃないだろ…」
この義妹は怖すぎる。俺の周りに女の影が見えると平気な顔をして消そうとするのだ。初めは嘘だと思ったが、先日、外に出ていたら、声をかけられてしまい、少しだけ話したのだ。すると後日、そのことを知ったルナがその相手を精神的にもボコボコにしていたらしい。ただ、相手にも気づかれずに行ったらしい。手際の良さだけは褒める。俺は微妙に残った魔力の痕跡でルナとわかった。
「そういえば、ガイアス家からうちに婚約話の手紙が送られてきたらしいが、知ってるか?」
「知りません。」
上手く誤魔化しているが、一瞬だけ、目が泳いだ。
「義母さんに報告ね。ルナがガイアス家からの手紙を取って処分したって。」
「兄様、証拠がないのに報告するんですか?」
「なら、義母さんの前で俺の魔法を使って本当のことを聞くよ?」
「ごめんなさい!ごめんなさい!マリオネットドールは使わないでください!」
アイリスを助けた時に使った魔法だ。あの魔法はかけられた者は一週間ほど、動けない疲労を伴うのだ。以前、一度、リウスさんに使ったのだ。実は研究のために自分に使ってくれとお願いされ、使ったのだ。その研究意欲はすごいと思った。だが、代償に一週間ほど、起き上がれていなかった。
「正直に義母さんの前で言おうな。でないと、使うぞ。」
「はい…」
「手紙はあるのか?」
「はい…部屋にあります。」
「今から、義母さんのところにそれを持って行くよ。」
「はい…」
ルナは完全に意気消沈をしている。
「義母さん、ちょっといい?」
「なにかしら?あなたが学校をサボったのは知ってるけど。」
「初めは行きましたよ。それより、実はルナがガイアス家からの婚約話が書かれた手紙を隠し取ってまして…」
「どういうこと?」
「実は今日、サボってたらアイリスさんとディアナさんと会ったら、ディアナさんから婚約話の返事が来てないんだけど、どうしてなのかを聞きまして、こっちは何の話か、全く分からず、そこでルナに聞いたら、動揺をしたので、こういうことになっています。」
「はぁ…なんでこんなに次から次へと問題がおこるの。」
「本当ですね。」
「あなたも多少は原因があるのよ?」
「まぁ…そうですね。それよりもこっちの方が問題的には大きいですよ。」
「ルナ、後で説教ね。」
「はい…」
「けど、答えは保留で良いんでしょ?」
「はい。」
「なら、それで答えはいいわね。返事が遅れた原因はどうしようかしら…」
「本当ですね…」
「とりあえず、適当に誤魔化しましょうか。」
「そうですね。それ以外に選択肢がないですね。」
「なら、とりあえず、ルナの説教をするから、ウラドは部屋に帰ってて。」
「わかりました。」
義母さんの説教はかなり長く、そして人が変わるのだ。一度、見たことがあるが、同一人物と思わなかった。部屋から義母さんの怒鳴り声とルナの悲鳴が聞こえたが、なにもなかったかのように去って行った。
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「ウラド様、なんで私を連れてって下さらなかったのですか?」
リビングでくつろいでいるとセレナが訪ねて来た。会って、一言目がコレだ。
「いや、そのことに気がつかなかったんだ。」
「なら、次からは私のことも誘ってくださいね?そうしないと矢を射るので、よろしくお願いします。」
「わ、わかった。」
あの矢は俺では防げない上に、よけきれないので、対処しようがないのだ。
「そういえば、メリアさんから聞いたんですけど、ガイアス家からの婚約話が来たって本当ですか?」
「なんで、先生が知ってるんだよ…」
「その様子だと、本当のことのようですね。」
「ああ…だが、保留だぞ?」
「それは当然のことです。ですが、話があったと言うことが自体に問題があるのです。」
「そ、そうなのか?」
「はい。私も早めに行動をしないと私一人だけ、取り残されてしまいます。まずはお母様に言って、お父様を説得しましょう。それから・・・」
セレナは自分の世界に入ってしまい、ブツブツと何かをつぶやいている。かなり、怖い。
(俺の周りには怖い女しか、いない気がするぞ…)
『本当にね。けど、ウラドに対しては優しいわよ。』
(知ってるよ。)
『本当に罪な男ね。』
(まだ、罪を犯してはいない。)
「ウラド様、もし勝手に結婚相手を決めた場合、地獄の果てまで追いかけますから。」
「お、おう…」
「それにもうすぐ、お父様を説得できそうなので、少しだけ待っていただけますか?」
セレナが爆弾を落とした。
「はっ?」
「ですので、もう少しで王命が下ります。」
(王様、もっと頑張れよ!!!)
「どういう内容だ?」
「ウラド様は卒業次第すぐに私と結婚しろというものです。」
「マジか?」
「はい。」
「どうやって説得したんだ?」
「お母様にお願いしたところ。お父様が日に日に弱くなっていき、昨日の朝にはお母様に頭を下げてお願いをしてました。」
「どういうことだ?」
「方法はわかりませんが、お母様によって、お父様は日な日に追い詰められて行っていました。」
「怖すぎだろ…」
「ふふふ…あと、もう少しで私の勝ちが決定します。」
「多分、義母さんは王命でも保留にすると思うぞ?」
「なんでですか⁉︎」
「俺がそうしてくれって頼んだから。」
「それでも王命ですよ⁉︎」
「まぁ…俺の予想だから間違えてる可能性もあるからなんとも言えないけどな。」
「ウラド様の予想だからこそ、余計に当たりそうです。」
「それに確か、王様と王妃様って、義母さんの後輩だよな?なら、可能性はあると思うんだけどな。」
「よく先輩に逆らえないって言いますけど、流石に身分がお父様の方が上なので、それはないと思いますけど…」
「二人ともここにいたんだ。」
このタイミングでちょうど、ウィラードが来た。
「どうして、ここにいるんだ?」
「実は、数分前に王命が下ったから一応、報告しようと思ってね。」
「なっ⁉︎」「本当ですか⁉︎」
「やっぱり、お父様はお母様には敵わなかったみたいだね。」
「王様、弱すぎだろ…」
「なぜか、お母様にだけは弱いんだよね。他の人に対してはかなり強いんだけどね。あと、ギルトさんが帰ってくるよ。」
「そうか。久しぶりだな。」
ギルトとは俺の義父さんだ。義父さんは王宮にほとんどいるから家には帰ってこないのだ。それに、忙し過ぎるため、王宮に部屋があるほどだ。
「これで、ウラドは逃げ道がなくなったね。」
「マジか…」
「あと、お母様が会いたいって言ってたから、今から会いに行くよ。」
「今からか⁉︎」
「うん。セレナも来なよ。」
「はい。」
それから、二人に連れて行かれるように王宮へ向かった。
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「ここまで奥に来たのは初めてだな…」
「まぁ…ここは関係者以外立ち入り禁止だからね。」
今は、王宮の中の奥の方に進んでいる。さらにそこから階段を何回も登った。窓から見える景色は、既に地上にある家が小さく見える。
「今はどこに向かってるんだ?」
「お母様がいる部屋に向かってるよ。お父様はまだ、仕事だからいないけどね。」
「そうか…」
(両方いなくて、助かったな。流石に片方を相手にするだけで、一杯一杯だ。)
『けど、これで逃げ道が本当になくなっちゃったわね。』
(そこはどうとにでもなるだろ。)
『どういうこと?』
(正面から言えば良いだろ。)
『まさか、断るの?』
(そんな単刀直入には言わないぞ。)
『単刀直入じゃなくて、大まかに言ったらそうなるってことよね。』
(そうだな。)
『大丈夫なの?かなり、危ない橋だと思うけど…』
(ここまで来たら、どれも一緒だ。)
『大変なのは私じゃないから別に良いけど…』
(他人事みたいに言うなよ。)
『本当だもの…』
「ウラド、着いたよ。」
メネシスと話していたら、いつの間にか、着いていたみたいだ。
「立派な扉だな…」
目の前にはかなり、飾られた扉があった。この扉一個で普通の家が立つのでは無いかと、思うほどだ。所々き魔石が埋め込まれていて、魔石で魔法陣が描かれている。魔石とは魔物から取ることができるものだ。例えば、極端な例だと、フルメタルドラゴンにも魔石がある。ただ、ドラゴンの魔石はかなり、大きい。そして、魔石の密度が濃い。だから、かなりの額で取引がされる。魔石は魔道具を作る際の源になるものだ。魔石は下級、中級、上級、最上級、神級と上がっていく。神級は存在がするのか、怪しい感じだが、実際に国に一つは存在するようだ。どのようにして取られたかは不明だ。それで、この扉は魔道具と同じように魔石を利用したもののようだ。
「何の魔法陣が描かれているんだ?」
「魔法障壁だよ。この扉が閉じられている限りは、外からの攻撃を防ぐみたいだ。どのくらいの威力まで、防げるかは知らないけど、前に測ったら、金獅子騎士団の精鋭10人の攻撃は防いだみたいだね。」
「それはすごいな…」
金獅子騎士団とは王族のための騎士団だ。金獅子騎士団の他に国立騎士団がある。国立騎士団は国を守るための騎士団で金獅子騎士団は王族を守るための騎士団だ。金獅子騎士団は学校で優秀な成績を収めた場合でも入ることは難しいのだ。金獅子騎士団に入るためには、とにかく強くなければ、ならない。そして、頭の回転が良いのが条件だ。金獅子騎士団の仕事は、王族を守るだけでなく、王が命令をしたこともやらなければならない。金獅子騎士団は王の命令一つで動くことが可能なので、わざわざ会議を開く必要がないのだ。なので、緊急時にはすぐに出動することもある。その他に、銀狼騎士団がある。これは王太子のための騎士団だ。これは王になった時、いきなり金獅子騎士団を操るのは難しいということで、銀狼騎士団が作られた。簡単に言うと、王になった時のための予行練習だ。25歳までしか、銀狼騎士団には所属ができない。金獅子というのは、王族の髪の色が金なので、金を護る獅子のような騎士団になって欲しいという願いがあるということで、金獅子騎士団という名前が付いたらしい。本当かどうかは微妙だ。銀狼は金獅子に劣らない名前を付けられただけらしい。これは本当のようだ。金獅子騎士団と銀狼騎士団は国立魔法騎士団とは服が違く、少し豪華に作られている。その服を見ると、国民から憧れる視線を向けられるのだ。その服を着るために、必死に頑張る人もいるほどだ。俺の義父さんは金獅子騎士団のうちの一つの部隊の隊長をしている。団長は王なので、かなり偉いところにいる。俺の本当の父も同じだ。八家の当主は大体が金獅子騎士団に入っている。たまに例外もいるが…
「じゃあ、行こうか。」
「ああ…」
金獅子騎士団の二人が扉の前に立っていた。おそらくは王妃様の護衛なのだろう。
「開けてくれる?」
「「はっ!」」
金獅子騎士団のの二人はウィルに言われると扉を開けた。中に入ると中にも金獅子騎士団の団員が二人いた。扉を開けるには中と外から同時に魔力を流さなければ、開かないようだ。
「初めまして、ウィルとセレナの母親のミエルよ〜。よろしくね〜」
ミエルさんは見た目がセレナそっくりだった。正直、セレナの姉にしか見えない。そして、見た目からはのほほんとした感じに見えるが、舐めてはいけないと思った。よく見ると、実は何が起きても、すぐに動けるように準備をしている。かなり出来るようだ。それに本当は心の中では何を考えているか、わからないので、警戒をしなくてはならない人だ。
「初めまして。ウラドです。よろしくお願いします。」
「あらあら…なんか警戒されてるわね〜」
「それはそうでしょう…なんたって、数ヶ月で王様を説得するなんて、只者のわけが無いですから、警戒もしますよ。」
「私は良妻のはずなんですけどね〜」
「自分で言うところからして、怪しすぎますよ。」
「そうかしら〜?」
「それよりも、どうやって王様を説得したんですか?」
「それは内緒よ?」
「そうですか…無駄話は嫌いですので、単刀直入に言わせてもらうと、俺は学園を卒業するまで、結婚するつもりは無いです。あと、結婚相手は自分で決めます。」
「・・・ふふふ…あなたって、本当に面白い子ね。私に対してそんな風な口の聞き方をした人は久しぶりよ。」
「そうですか…ありがとうございます。」
「じゃあ、簡単に言えば、セレナがあなたと結婚するためにはセレナが選ばれなければならないということね?」
「まぁ…そうですね。」
「そう…親に出来るのはここまでのようね。セレナ、あとは自分自身で頑張りなさい。」
「は、はい。お母様。」
「じゃあ、ここからは結婚話は置いといて、普通にお喋りをしましょう。」
「はい。」
それから遅くなるまで、王妃様と話していた。




