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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編!後期!
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閑話 お金の使い方


「ほとんど投資で増えたお金だけで遊んでたから、全然減ってないんだぁ」

「へー!すごいすごい!マリーちゃんは天才投資家さんだね!!」


 えっへん!とマリーが鼻高々。


「でも、ほんとにお金入れて放置してるだけだからみくるにもできるよぉ」

「ほんとに!?私も天才投資家なりたーい!!」


 天才になれるかは分かんないけどねぇ。


 ちょちょいと投資口座を作らせて、お金を入れられる状態にしてあげた。

 パスワードとか口に出してたけど大丈夫かなぁ…?正直ちょっと冷や冷やする…。


「そしたら入金するだけだねぇ。まあ最初は…」


 1000円くらいに…そう話そうとした途端、みくるが所持金全額ぶっ込もうとしているのが目に入り、急遽静止に入る。


「ちょちょちょ!?待て待てぇ!?」

「え、だめなの??」

「投資はギャンブルだって言ってたじゃん!?一気にやるなぁ!?」

「増えるなら早ければ早いほどいいじゃん!」

「いや…うーんまぁ結論はそうなんだけどぉ…!」


 みくるがお金がある場合の最適解を言い当てた。お金があればなるべく早いうちに一括投資。マリーのほったらかし投資方法なら最適解とされてる方法だ。

 でも今は違う。


「みくるは買いたいもの決まってるでしょぉ!?」

「うん!バイク買う!その為に少しでもお金増やしたいなって!」

「そういう、目的が決まってるお金は使っちゃだめなんだよぉ」

「そうなの?」


 きょとんとした顔でみくるが見てくる。やれやれ…。


「さっき説明したみたいに、長い目で見ればお金は増えるんだよぉ。それは間違ってない。でも、1ヶ月とかだと減っちゃうこともいっぱいあるんだよぉ。」

「減っちゃうのはやだな…」


 よしよし、もう一押し。


「暴落って言って…うーん、社会で習った世界恐慌とか!ちょうどその直前にお金を入れとくと、30%くらいお金が減っちゃう計算になるのぉ」

「30%…!?うーんと…12万円も…!?」


 全額ぶっ込んで計算できたな。偉いぞみくる。


 …所持金わかっちゃったのはあんま良くないかもだねぇ。


「そうそう、今12万円減っちゃったら嫌でしょぉ?」

「絶対やだ…!」


 よーしいい子だ。いい子だぞぉみくる。


「だから、最初は少ない金額から。大丈夫って思ったら増やしてこうねぇ」

「うん!わかった!ありがとう!」


 1000円を入金。そして、1000円でも買える投資信託ってやつを買った。


「なんか分かんないけどできたー!」

「ふふ、ゆっくり眺めようねぇ」


 わーいわーい!とスマホを掲げるみくる。楽しそう。


「でも、どうしてお金を増やしたいって思ったのぉ?」

「お金を増やしたいからだよー!!」


 いや、そりゃ、まあ全人類そうかぁ…。


「最初はギャンブルだって疑ってたじゃん?友達からの投資話は大抵詐欺だよぉ?」

「え…、詐欺なの…?」

「違うよぉ…!?」


 この3年間で築いてきた信頼が一気に疑いに変わる。

 なんでよぉ…。


「大丈夫、死ぬ時は一緒だよぉ」


 と、見せたのはほとんどがみくると同じ投資信託で埋め尽くされたマリーの画面。


「ならいっかー!!」

「良くはないねぇ…!?」


 一呼吸置いてみくるが理由を話し始める。


「お金って大切だなって思ったんだ〜」

「意識が変わったのぉ?」

「うん!みんなとスノーボードとか、楽しいこと、好きなこと、やりたいこと、もっといっぱいするなら、もっとお金が必要かなって」

「そっかぁ」


 スノーボード旅行がみくるを変えたのかな。それとも、この3年間で変わったのかな。


「じゃあまずいっぱい稼がないとねぇ」

「どうやったら稼げますか!!」

「バイトしろぉ」

「うぇーん!!!」


 みくるのバイト探しの旅がまた始まった。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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