閑話 真ん中の2人と後ろの2人
「ねーねーぼたんちゃん!あれなんの足跡だと思うー?」
「んー…あ!あれがさっき話してたイタチかテンかってやつですか!?」
「せーかーい!!」
みんな狩猟免許持ってるからか、伝わる!ちょっと嬉しい!
「じゃああれは!」
「んー…真っ直ぐ続く足跡…キツネ…ですか?」
「おぉっ!正解!!」
話が全部通じるのが嬉しい!楽しい!みんなで勉強した成果がこんな所で出るなんて思いもしなかった!
「あっ!あそこはカモシカですか?」
「そうそう!遠いのによく分かったね!?」
私こんな遠くからじゃ見えないよーと話すみくるに、ちょっと照れながら返す。
「いや〜、いつかカモシカ食べてみたくってですね…!」
「天然記念物だよ…!?犯罪だよ…!?」
「分かってますよ!!?」
良かった…サークルからいつか犯罪者が出るんじゃないかと…関係者として取材されたらどうしようとか考えちゃった…。
「でもカモシカって超美味しいらしいんですよ…!」
「そんなに…?」
「はい…!ジビエの中では特に美味しいとか、上質な牛肉や羊肉の味だとか、あとは名前の由来が、鴨のように美味しい肉だからだとかって言われてます…!」
「そうなんだ!!確かに美味しそう!」
「ですよね〜!!」
嬉しそうに話すぼたん。
獲っちゃだめだからね…?
「でも私鴨のお肉食べたことないや」
「私もです…」
「じゃあ鴨肉食べるところからだね!」
「次は銃か網の免許ですねー!!!」
あれ…?他の狩猟免許も取るの…?
頭がパンクしちゃうかもしれない。そんな風に思ったみくるだった。
「なんでもみじさんも着いてきてくれたのぉ?」
「ん?スキー旅行に?」
こくこくと頷く。ぼたんから、最初は乗り気じゃ無さそうだったと聞いて、不思議に思っていた。
「かおりだけじゃ不安だったから。」
「あぁ…」
ぐうの音も出ない納得感。確かにかおりだけならどうなってたか…。
「でも、私もスノーボード行きたくなったってのもあるかな」
「確かにスノーボード上手だもんねぇ」
「実はそうでもないの。」
あんなに教えてくれるのに!?そんな考えが顔に出たのか、少し微笑んで返してくれる。
「大学生になってから、ぼたんに連れてかれて教えてもらったんだ」
「え…じゃあ始めて3年目ってことですかぁ…!?」
「そうなるね」
私たちの現状から3年であんなに上手になれるかなぁ…?
「きっと上手になれるよ」
もみじが優しく話してくれる。なんか、本当にできるような気がしてくる。
「じゃあ降り方の復習始めよっか」
「はーい!」
無事転ばずにリフトを降りれた!
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