閑話 ひのきの狩猟免許試験
なんか…勉強しすぎたな…。
存外…というか圧倒的に早く筆記試験が終わり、暇だな…と思っていた。
そうだ、こんな時は楽しいことでも想像して時間を早く終わらせよう。
次はバイクでどこに行こうかな、みんながバイク持ったらどこに行こうかな…!
退室可能の合図が出て、1番に手を挙げて退室した。
余裕だった。そんなチャットを送り付けて、しばらく話していたら90分。試験時間より短く感じた。
戻って鳥獣判別。余裕!
罠の判別、余裕!
問題は、罠の仮設。実技で起こった。
失敗したらだめ、失敗したらだめ…!
何故かここにきて緊張を感じ始めたひのき。
大丈夫…!かおりに言われた通りにやればいい…!
カチャ、カチャと丁寧に少しづつ組み上げていく。
ガシャーン!
隣から聞こえた大きな音にヒィッ!!と声を上げ、驚いてガシャーンと、仮設中に失敗してしまった…。
やばいやばいやばい…!
隣の受験生が仮設後、試しに指で作動させてみてください。と言われて、指で触った時の音。それに酷く驚いてしまった。
「大きな音が鳴りましたね…!さあ1回目頑張ってください!」
ん…?1回目…?このおじいちゃんは記憶を失っているのか…??
いや、あれか…?見逃してくれたのか…?
緊張が解れて、1回目(2回目)は案外スっと設置できた。
まあこんなこと、恥ずかしくて言えないけどさ。
「1回目で余裕だったよ!」
「だよね〜!」
「緊張したけど上手くいったぁ」
「ひのきさんのことだから、別の受験生の音でびっくりしてるかと思いました!」
鋭いやつめ。
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