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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編!後期!
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第61話 サンタさんがいっぱい!


「プレゼント交換忘れてたぁ…!!」


 美味しい美味しいとすぐに全部食べ切っちゃって、今日がなんの会だったかすっかり忘れちゃってた。


「じゃあ…今からプレゼント交換会スタートだよっ!」


 みんな大慌てでそれぞれのリュックから各々用意したプレゼントを取り出し始めた。


「それで…これをプレゼントする相手はどう決めるんだ…?」


 料理以外は完全に無計画だったんだぁ…まぁみくるらしいなぁ…。

 

「な、なら、スマホアプリのルーレットでどうでしょう…!?」

「それだっ!!!」


 なんの風情もないサンタクロースルーレットが始まった。


「じゃあまず私ー!」

 

 みくるが先陣切ってルーレットを回し始めた。止まったのは…


「おっ!私か!」


 ひのきにはい!プレゼント!と手渡す。


「ありがとう!…っと、これはあとで一緒に開けるか!そっちの方が盛り上がりそう!」

「たしかにー!いいね!!」


 ルールが何も決まってないから、どんどん決まっていく。


「じゃあ次私なー!」


 ひのきがルーレットを。結果はみくる。


「あれー?なんか交換するだけになっちゃったね?」

「まあそんなこともあるさ!」


「じゃあ次私ねぇ」


 次々とルーレットを引いていき、結果


 みくる→ひのき

 ひのき→みくる

 マリー→ぼたん

 ぼたん→先生

 先生 →マリー


 こうなった。


 各々プレゼントを手渡し、いざ開封!


「え!?ティーポット」

「…急須!?」


 不思議な交換になったのはみくるとひのき。みくるが渡したのはティーポット。ひのきが手渡したのは急須。

 まじかー!絶妙に被ったねー!と笑い合う。

 ガラス製のかわいいティーポットに、なんだかオシャレな急須。茶器茶器コンビだ。


「せっかく静岡なんだからお茶も飲まなきゃだよね!ひのきちゃんありがとー!」

「今日からさっそく使うよ!みくるありがとなー!」 


 

 ぼたんはマリーからのプレゼントで入浴剤セット。


「長湯しがちなのがもっと長湯しちゃいますよ〜!」

「ふふ、のぼせるがいいさぁ」


 マリーは先生からのプレゼント。ハンカチ!

 

「わっ!?これ高級ブランドのぉ…!?」 

「ごめんなさいね、皆世代が喜ぶものってあんまり分からなくて…」

「いやいや!?むしろこんな良いもの頂いていいんですかぁ…!?」

「えぇそれはもちろんよ!使ってくれると嬉しいわ!」

「ありがとうございます…!」



 ぼたんから先生へは御朱印帳!


「和風だな!?私が言えたことじゃないけど…!」

「この前神社行った時に、ちょっといいなと思っちゃいまして!大丈夫でしたか…?」

「すごく嬉しいわ!おでかけの寄り道が楽しくなりそうね!」

「それなら良かったです!」



 第1回クリスマスプレゼント交換会はみんな楽しく終われた!

 茶器交換会になった2人もいたけど、案外みんな自分でも欲しいものを選んでるからか、お互い喜んで終わった。

   


 みんなで食器を片付ける。

 

「いやー、でもみくるの事だからハーブの種でも持ってくるのかと思ったよぉ」

「流石にそれはしないだろ〜」

「一番に思いついたのはそれだったんだけどね…」

「1番だったんかい!?」

「でもこの前マリーちゃんに、冬に育てられるハーブはないよって言われたし…」

「そういうことだったかぁ…。ひのきは育てられるのがなくて良かったねぇ」

「いやほんとに…ティーポットで良かった…」


 ほっとするひのき。ここまででわかった事だけど、何故かひのきには植物を育てる才能が無さすぎる。

 各々育ててみたことがあったけど、同じ育て方をしてるはずなのになぜかひのきだけ枯れちゃう。謎の体質があった。


「クリスマスが終わると、もう年越しですね〜」

「そうだね!みんなお正月はなにするのー?」


 親戚の集まりが!とみんなが答える。あ、やっぱりー?とみくるがけらけら笑う。


「私はねー、三島の方におばあちゃん家があるからみんなで集まるんだ〜!」

「私は親戚の家が同じ山の中なので、帰ってくる親戚を待ち受けます!」

「私はねぇ、長野に旅行に行くんだぁ」

「え!?長野!?雪!?ねぇ雪降る!!?」

「もちろん降るよぉ」

「いいなああああああああ!!!!」


 みくるがジタバタ。雪雪見たい見たい!とジタバタし始めた。生粋の静岡っ子には雪の刺激は強すぎる。

 

「私は伊豆で集まるんだけど…雪は降らないな!」

「観光地じゃん!!すごー!」

「冬だからなんにもやることないけどなー」


 確かに海とかを楽しむ夏の観光地って印象。静岡県内の沖縄みたいなイメージ。冬はなかなか沖縄行かないかな…。

 


「そっかそっかー!みんな色んなとこに行くんだね!」


 年末年始は会えそうにないな。ちょっと寂しくなる。


「みんなの写真!送ってね!!特にマリーちゃん!!絶対だよ!!!」

「はいよぉ」


 マリーが笑いながら答える。みくるは写真越しでも雪を見られたら十分なんだろう。

 …寒くてあんま外出たくないけど、写真撮ってきてやるかぁ。



「加茂さんはそんなに雪を見たいのかしら?」

「はい!!!」


 勢いも元気もいい返事に先生がくすくすと笑う。


「あとで私の部屋にいらっしゃい」

「…?はーい!」


 ふふふと怪しく微笑む先生に、みくるは少し怯えていた。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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