↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/126

第7話 勉強勉強勉強!…の合間の話

 目指すは大学!

 と言っても、少し他とは違う、変な大学らしい。


 大きなキャンパス!ってわけじゃなくて、かなり小さめらしい。逆に畑がすっごく広くて、建物よりも全然広いんだって!

 人もめちゃくちゃ多い!とは真逆で、大学生は一学年25人しかいないみたい!

 じゃあ先生の数は2〜3人しかいないんじゃないかって?そんなことはなく、30人くらいいるみたい!


 訳わかんない大学だよね!でも、住んでる県内にあって農業をいっぱい勉強できて、実習もできる!

 勉強だけじゃ息が詰まっちゃう私に最高の大学だー!と思って、目指してみた!



 カモミールの収穫が終わった夏から一年半。つまり受験シーズンが終わった。


「わーい!合格合格ー!!」

「いぇーい!」


 ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜ぶみくる。やったね!と両手でグッドポーズをするマリー。

 25人中の2つの枠を、2人は勝ち取った。


 マリーは元々大学受験をするつもりで準備を進めていた。コツコツ丁寧に試験勉強を進めていき、模試や本番でもB〜A判定。倍率も低く、受かるべくして受かった。

 

 みくるは大学受験なんて全く考えていなかったので、とにかく勉強勉強勉強!という感じ。しかしE判定、D判定をうろつき、面談ではやめた方がいいんじゃない?ということも言われた。

 しかし、面接でハーブを育てたいという熱烈な思いが伝わったのか、なにか思うところがあったのか、面接点を大きく獲得したようで、合格を勝ち取った。




 1年間の思い出

 ①カモミールの収穫を早くしたい!

 

 カモミールクッキーとカモミールティーを作ったあと、またやろうね!と話をして勉強を頑張っていた。でも、

 

「わー!!どんどんお花が咲いてく!!?」

 

 勉強で忙しいからって植物は待ってくれない。にょきにょきと…という程の成長はもうないが、沢山のお花が収穫して収穫してとみくるを見つめてくるよう。


 またあのパーティーをやりたいな!と思っているみくるはその一つ一つを見逃すことが出来なかった。


 毎日毎日はさみを持ってきてはパチ、パチ、パチ。

 花の付け根を切ってどんどん収穫していくけど、はさみの準備や、収穫した花を持ち替えて、ドライハーブにする箱に移す時など、少しづつ時間は奪われていく。

 マリーも同じように収穫してたし、同じくらい大変に思ってると思うんだけど…。


「うー、毎日収穫が大変だよー…」

「え?そうかなぁ?」

 

 困ったー!助けてー!ハーブアドバイザー先生ー!と、チャットを送り付けてみたけど、マリーはそんなに困ってないみたい。

 そういえば、マリーは細かい作業得意そうだったなぁ…。

 

「もっと早くできる方法ない?教えて先生!!」

「えぇ…そう言われてもぉ…」

 

 と、ハーブアドバイザーに妙案。そうだ。AIに聞いちゃえ〜。

「横に捻るように倒すと、プチプチと面白いように収穫が進みますよ!茎も残らないのでハサミで二度切りする手間もありません!」

「あなた誰よっ!?!?」

 

 やべ、原文ままは流石にバレるか。


「ハーブ解説用の別人格だよぅ」

「なるほどー!」

「いや、嘘だよAIだよ」

「ナンダトッ!?」

「気付いてよぅ…どれだけの付き合いだと思ってるのぉ…?」

「んー…4ヶ月くらい!」

「……AIだと気付けるほどの長さじゃないなぁ」

「大丈夫!マリーちゃんのことは完璧に分かるよ!」

「じゃあ気付いてよぅ…」


 だめだ。これ以上無駄話をするとなんか悲しくなる。

 

「でも、横に倒せばいいって言ってるし、そうしてみたら〜?」

「そうだね!やってみる!」

 

 最後にカクレクマノミから人間の腕が生えてグッドポーズしてるスタンプが送られてくる。何だこのキメラ…。ザリガニヒヨコキンギョみたいだ。


 ということで、横にぐいっと倒してみる。茎がくにゅんと曲がっていついてきた。プチッと取れる気配は無い。

 

「あれれ…?うまくいかないなぁ…」

「あれぇ…?折れもしないやぁ…」


 2人はそれぞれの家でシンクロした。もちろん本人たちは知らないけど。


 横に倒した状態でえいっと引っ張ってみた。

 プツンと茎が切れ、2mmくらい残った。

「んん…?茎が残っちゃったなぁ…?」


 AIもアドバイザーも全て無視して、真っ直ぐえい!と引っ張ってみた。

 ブチッと茎が切れ、1cmくらい残った。

「……うん、私でも絶対違うのだけは分かる。」


 コツがあるのかな?と、どんどんどんどん試してみる。茎を花に巻き付けるみたいにくるくるくるくる…絶対取れない!

 

 引っ張る時の角度を変えてみた。うーん…全部で茎が残る。


 フォークを使うといいみたい!茎を挟んで引っ張って…あれ、4mmくらい茎が残る…。


 ちょっと引っ張って、ピンと張ったところで横に倒す。メリッと剥がれた。


 剥がれた!?


 花の根元すぐから、ペリっと花をめくりとったように茎から離れた。

 残った茎は…ない!


「マリーちゃんにも伝えなきゃ!!」


「マリーちゃん!ピって引っ張ってクイってすると上手に取れるよ!」

「花を引っ張りながら、横に倒す。そうすると茎が上手に離れるみたいだよぅ」


 少し早く報告できた。みくるの勝ちだ!

ここまで読んでくれてありがとうございます!

いいねやフォロー、コメントで応援お願いします!


コツって案外文章や写真だと理解できない…ので!育てましょう!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。