↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編!後期!
PR
61/126

第51話 罠!罠!罠!

 

 狩猟の基本的な問題あれこれを覚えて、4人はかおりの家を訪問。ここからは物に触れて勉強していく!


「おぉー!みんな久しぶりー!嬉しい嬉しい!!」

「かおりちゃん久しぶりー!!」

「久しぶりって言っても…この前文化祭に来てから1ヶ月経ってなくないか?」

「じゃあその前夏の間会えなかった分含めて久しぶりだよー!!」

「そうやって積算されてくものだっけぇ…?」


 感動的な再会を果たした5人は、さっそく罠について教えて貰い始める。


「狩猟免許をねー!取ってくれるなんてね!!嬉しいよー!!」

「がんばってとります!」

「よし偉い!!一緒にこの世のすごいやつらになろうじゃないかー!」

「おー!」


 テンション高いなぁ。なんでこんなにこの2人のテンション会うんだろぉ…。


「まず1個目!この前みんなに見せた罠!あれってなんて言うか知ってるかい?」

「はい!くくり罠です!!」

「せーかーい!!!拍手!!!」


 正解したぼたんにみんなでパチパチ拍手する。


「罠って実はいくつか種類があって、それの1つがこれ!踏み板を踏んだ動物にワイヤーロープをかけて、動けなくする!ってやつ!」


 これの大きさについてのルール!わかる人ー!とかおりが聞く。このテンション感、小学校の先生とか向いてる気がするなぁ。


「はい先生!直径12cmまで!」

「みくるちゃん正解っ!その理由はー? 」

「あれ…?えーと…なんだっけ…?」

「はい!クマが罠にかからないようにするためぇ!」

「はいマリーちゃん正解っ!!クマさんが掛かってたら、こんなロープ引きちぎっちゃうし。もし直前に引っかかったら…なんて考えると恐ろしいよね…!」


 くくり罠にはワイヤー径4mm以上っていうルールがある。確かに細めだけど、引っ張ってみても全然切れそうな気配がない…。


「あとは締め付け防止金具とよりもどし!脚をぎゅーって締め付けちゃったり、ねじれちゃって怪我することがないようにするためのもの!くくり罠はこの辺覚えときゃ大丈夫大丈夫!」


 ワイヤーの先っぽの方に確かになにか金具がついてる。これがあればワイヤーが締まりすぎることはなさそう。

 大体直径4cmくらいになったらそれ以上締め付けられなくなっている。

 


「くくり罠の観察は終わったかな?じゃあ次行こー!」


 と、山の中を…とは言ってもこの前みたいな急斜面ではなく、緩いほぼ平坦な道。でも山道だから足元は悪いところに連れていかれる。


「もし上からクマが降ってきたら死んじゃうねぇ」

「ピギャァァァ!そんなこと言わないで…!?」

「大丈夫!きっと今のひのきちゃんの声で逃げてったよ!」

「はぁ良かった…」

「モスキート音になってておじいちゃん熊には聞こえてないかもですけどね…」


 ひのきがピッ…と鳴き始めそうなところで、かおりが着いたよー!と合図してくれる。


「これが箱罠!」


 そう見せてくれたものは、完全に檻みたいなものだった。


「中に餌を置いて、この中におびき寄せるの!なんか、柱が簡単に落ちる原理〜とかあるはずなんだけど…ちょっと難しくて覚えてないや!」


 おぉ〜!と除く4人。それを見て、かおりが嬉々として聞く。


「ねーねー、入ってみる?」

「えっ!?入って大丈夫なの…!?」

「大丈夫大丈夫ー!獲物側の気持ちを知ることも勉強だよ〜!」


 と、みくるをぐいぐい!と罠の中に押し込んだ。

 入ってすぐは特段なんともない。


 でも、数歩歩くと何かに引っかかる。その瞬間。


 ガシャアアアアン!!


 と、背後から大きな音がして振り返ると、もう扉は閉じていた。


「わー!!捕まっちゃったよー!!」

「ふひひ、大捕物だぜぃ」


 マリーが心底嬉しそうに写真を撮り始める。みくるも、がおー!と威嚇してみたり、わなわな震える怯えた表情になってみたりとノリノリだ。


 大きな音にびっくりしすぎて腰が抜けちゃったけど、バレて無さそうでよかった…。


「あれれーひのきちゃん?入りたそうな顔してるね〜!」


 見つかった。


「ひぃー!怖い怖い怖い怖い!!!やだやだ!!!」

「いやいや、物は試しだよ?楽しいよ?」

「あとあとみんな入るんですから!先に行っときましょ!」

「さぁさぁ楽になろうぜぇ?」


 檻にぶち込まれた。これじゃ捕まる獣じゃなくて捕まったあとの獣じゃねぇか…。


 怯えていたら本当にまた心底嬉しそうにマリーが写真を撮っていた。


 じゃあ次!じゃあ次!じゃあ私もー!!!と、順調にぼたん、マリー、かおりも入り、写真撮影会in箱罠が終了した。


 満足満足〜!と写真を見返しながら来た道を戻ると、藪一さんががなにやら色々持って準備をしていた。


「おぉ!箱罠見てきたけ?」

「はい!すっごく大きくて楽しかったです!」

「楽しいだあ?最近の若えのはわかんねぇな!まあ良かった!じゃあ次はこれじゃ!」


 と、出してきたのは何やらギザギザした刃がついた…なんだろうこれ?


「えっ!?こんなの家にあったの!?やべーじゃん!」

「使わなきゃ逮捕はされんから心配すんなって!」


 がっはっは!と豪快に笑う薮一。わなわな震えるかおり。これは…なんですかぁ…?とマリーが聞く。

 良かった…マリーちゃんも知らないんだ…!


「これねー、トラバサミ!禁止猟具っていう違法のやつだね!」


 お巡りさーーーん!!!!! 

ここまで読んでくれてありがとうございます!

いいねやフォロー、コメントで応援お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。