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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編!後期!
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第50話 狩猟免許を取りたいね


「暗い話になっちゃったわね!ごめんなさい!」


 銃の免許から暗い話になってしまい、先生が謝る。命に関わる話だし、暗くなっちゃうのは仕方ない!でも本題に戻っていく。


「今回は罠の免許だものね!そっちのお話をしていきましょう!」


 気を取り直して!と、罠の免許の取り方の解説だ!


「罠の免許を取るためには、いくつか勉強しなきゃいけないことがあるの。分かるかしら?」

「…法律はなんとなく勉強しなきゃいけない気がするなぁ…車もそうだったしぃ」

「そうね!加茂さん正解よ!」

「なら、実技とかも…?」

「おぉ!杉木さんも正解ね!」


 すごい!パチパチ!と拍手をする先生と残りの2人。

 車の免許と似たようなものなんだな〜!


「でも、ちょっと特殊なのがあとひとつあるわ。分かるかしら?」

「えーなんだろ??」


 当てるぞー!とむむむー!と悩み始めるみくるとぼたん。

 森歩き!動物解体する練習!猟友会のおじいちゃんたちと仲良くできるか!マラソン!サバイバル!

 

 狩猟者…ハンターになれそうなものも挙げたけど、どれも首を横に振られてしまった…。


「アイデアが尽きちゃったみたいだし、正解発表するわね!要するにこういうことよ!」


 と、先生が取り出したのは…


「クマさんのイラスト…?どういうことー??」

「あっ!動物の種類を当てるテスト!ってことでしょうか!?」

「ほぼ正解ね!」


 わーいわい!と、みくるだけが正解できずに取り残されちゃった…。


 紙芝居のように先生がいくつも紙をめくる。そこには、クマ、シカ、イノシシ、キツネ、タヌキのような誰でも知ってそうな動物。

 アナグマ、ハクビシン、カモシカのような少し難しめの動物。

 オコジョ、イイズナ、テンのような、絶妙によく知らない動物のイラストが書いてあった。


 なにこれ!誰!あ!知ってるタヌキ!と、動物紙芝居をひとしきり楽しんだあと、先生が聞く。


「さて、どんな試験か分かったかしら?」

「動物の種類を当てる試験!」

「ふふ、確かに動物の種類を当てるのは大事ね。でも、ちょっと違うの。」


 みくるがちょっと考えて、うーん…わかんない!ギブアップ!!と諦めたので、先生が答えを発表する。


「正解は、狩猟しても大丈夫な動物かどうか、なの!」


 狩猟しても大丈夫な動物かどうか…?


「全部の動物が狩れるわけじゃないんですかぁ?」

「もちろんそうよ。例えば、カモシカとかオコジョは天然記念物に指定されているの。みんなで守りましょって言ってるのを狩るのは…ね?」


 とんでもない極悪人だ…!しかもかわいいオコジョを…!


「オコジョのキーホルダー、小学生の頃持ってたぁ?」

「あ!持ってたー!モフモフの可愛いやつ!」

「私は持ってなかったけど、確かに持ってる人多かったな」

「なんですかその文化…!?知らない…!」


 田舎育ちのぼたんにはこれから全国の小中学生が幼い頃に通る道を教える必要がありそう…。まずはぷくぷくシールでも…ふふふ…!


 タイミングを見計らって先生の説明が続ける。


「そうね、全国の小学生たちが愛するオコジョたちを狩ったら恨まれるどころの騒ぎじゃないわ…。だから、動物を見分けるこの鳥獣判別の試験が必要なのよ。」

「鳥獣判別!!!!」


 聞いた言葉をそのままオウム返しするみくる。多分あんまり意味を理解してない。


「動物のイラストを見せられた時に、その動物は狩っていい動物かどうか。それを判断するのが鳥獣判別の試験よ。」


「だから、教えてくれる人のところでは実技に関連することを。大学では法律、鳥獣判別をやっていけば問題ないと思うわ。」 

「法律か…ちょっと難しそうだね…」


 勉強苦手なみくるとぼたんがちょっと不安げ。その姿を見て、なら!と、4人を置いて部屋の外に行ってしまった。


「どうしたんでしょう…?」

「勉強できなすぎて見放された…!?」

「それは…サークルの危機だねぇ…」


 ないと思うけど乗っておく。そっちの方が楽しそう。


「みくるのせいでー!!サークルが!!!」

「やばいやばい…!戻ってくるまでに動物見分けられるようにしよ!!!」


 と、紙芝居ほどの紙を小学生の頃誰しもがやった計算問題のように解き始めた。


 2回置きくらいに、誰だ君は!こんな子いるの…?と話していて不安が募るばかり…。すると先生が戻ってきた。


「わ!先生!!やっぱり勉強すると戻ってきてくれるんだ…!これからも頑張るね…!」

「それは…嬉しいのだけれど…どういうことかしら…?」

「あ、気にしないで大丈夫ですぅ」

「あらそう?じゃあこれ、みんなにあげるわ!」


 と取り出したのは、狩猟の問題集と教科書…?。


「これを読んで、何周か問題集やったらみんなならきっとすぐ取れるわよ!」

「これやったら…サークル辞めない…?続けてくれる…?」

「ん?えぇ、もちろんよ!」


 よーし!がんばる!!!!


 狩猟のための猛勉強が始まった。




 とは言ってもぉ…私たちはもう大体覚えちゃったよぉ…?


 まずい。本当にまずい…。ハーブを愛でていたらいつの間にか勉強を忘れちゃってた。すっごい怒った顔でマリーちゃんが見てくる…。


 これはあれだ。久しぶりに眼鏡マリーちゃんに叩き込まれるやつだ…。


 ひぃぃ!!!ごめんなさーい!!!!

 


 全部の問題が三者択一式だったから、なんとか早く覚え切ることができた…。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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