裏のお話 バジル交渉
「あなたたち、後輩の教育に協力してくれないかしら…?」
「もちろん大丈夫ですけど…後輩たちって…?」
「ハーブを作ってるサークルの子達なの。バジルをあなた達に買い取って欲しいの。ピザで使うって話していたでしょう?」
確かにバジルは使う。それを大学の後輩から仕入れられるなら嬉しい。
「じゃあスーパーの価格…10g200円くらいでどうでしょう?」
「えぇ、最終的にそれくらいがいいわ。でも、最初は強気に交渉してみて欲しいの。」
「それじゃ後輩たちが萎縮して安く買えちゃうんじゃ…?」
「それならそれで大丈夫よ。交渉の結果だもの。」
そういうことなら、ということで、バジルについて調べて、価格交渉。販売交渉に進むことにした。
「安く買うつもりで、全力で交渉してくれると嬉しいわ」
交渉終了後
「手加減してくれたの?」
「いやー、本気でやったんですけど手強かったですね…痛みやすいハーブであの話出されたらもう乗るしかないですよ」
上山先生が微笑む。
「今回のお礼に、トマト専攻の先生にB品以下のトマトを流して貰えるように頼んどいたわよ」
「神っすか!?ありがとうございます!!」
「お手伝いのお礼よ!むしろもっとなにか用意してあげたいくらいなんだけど…」
と話すと、あ!そうだ!と、何かを思い出したように続ける。
「チーズは使うのよね?自作チーズとかどうかしら?よく生乳を頂ける農家さんがいるのよ!あとはジャガイモとか入れるのはどうかしら?サツマイモピザなんかも美味しそうね…!」
「あの…先生?もう保健所にレシピ出しちゃったんで、イモ系はなんとかなるかもだけどチーズは無理です…。」
「あ!そうだったわね!うっかりしてたわ〜!」
天然だけど裏で色々考える神みたいな上山先生だった。




