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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編!後期!
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実習ノート閑話 チェンソー


 みくるが、マリーが、ぼたんが、だんだんとチェンソーを握って丸太を切っていく。


 怖がりながらもみんな綺麗に切り進め、音がぁ…振動がぁ…と同じような反応をしながらチェンソー実習は終わっていった。



「皆さんお疲れ様でした!手が痺れるでしょう?」


 痺れる…!と言わんばかりにクラス中が頷く。


「振動障害と言って、これを防具なしでやったり、一日で長時間作業したりすると、手の痺れがずっと取れなくなったり、手が異常に冷えてしまったりする障害になります。」


 キックバックだけじゃないんだ…。林業って怖いな…。


「だからプロでも1日2時間までって推奨されています。リスクをよく理解して使っていきましょう。」


 怪我や死者が多いって話の理由がわかった気がする。そんな授業だった。




「では、最後にデモンストレーションとして、木を切り倒します!」


 木を!?みんなそう思ったけど、先生が用意したのはさっきの大きさくらいの丸太が、縦1mくらいの高さになって木が生えてる向きになっている模型?みたいなものだった。


「今からこれを木だと思って切り倒していきます。」


 というと、スターターをグンと引っ張って始動。ヴィィンヴィィン!と試しに刃を少し動かしたあと、すぐに切込みを入れ始めた。


「最初に!受け口!という!木を倒す!方向を!決めるための!切込みを!作っていきます!!」


 そんな声張るなら最初に説明すればいいのに…。


 腰をかがめた状態で、チェンソーの刃を木に入れていく。最初は、木の上から下に向けて、中心部に向けて斜めに刃を通していく。


 中心部まで辿り着くと、一旦刃を止め、木から抜き出す。引っ掛かったら一瞬回して、スムーズにチェンソーを抜き取った。


「今度は横方向に切っていきます!」


 さっきの反省を活かして(?)今度はエンジンが静かな状態で説明をしてくれた。


 さっき切った斜めの線の最下部と、丁度同じ高さに横に切っていく。すると、パコンッ!という音とともに、三角形の木片が切り出された。



「おぉ…!」


 なんか面白そう…!と前に身を乗り出すみくるを、絶対あれを取りに駆け出すんじゃねぇぞ…?危ねぇからなぁ…?という顔でマリーが睨みつけていた。


「ここまでやったら、次は追口。本格的に気を切り倒していきます!」


 さっき受け口を作るために切っていた方向の反対側。横に切った線の少し上を、また真横に切り始めた。


 一瞬で真ん中辺りまで切り終わると、刃を止め、じゃーん!というジェスチャーを見せたあと、チェンソーを片付け始めた。


「……ん?」


 何が起こった…?何かを起こした…?何をしたんだ…?そんな感じの雰囲気を察して先生が慌てて解説を始める。


「今のが気を切り倒す手順になります。本来であればこんな風に…!」


 と、木の上の方に思いっきり体重をかけて倒す。


「木の重みで倒れていくんですが…。今回は重みがないので倒れませんでしたね!」


 まあ本物の木を切り倒すのは危ないですし、そんな沢山の木を育てる余裕もないし…と言い訳をし、最後には、結構上手なんですよ…!と、自分のフォローを忘れない。



 素人には分からないっす…先生…。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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プロの人ならすごさがわかって貰えるんだろうか…。

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