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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編前期!
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第27話 農薬を使ってみよう!

 計りとった農薬を水に混ぜていく。


「ここで気をつけて欲しいのは、絶対に先に水に溶けやすいもの。今回はBT剤から混ぜていきます!」


 くっつくくんみたいな粘度の高い薬を先に混ぜちゃうと、粉の薬が固まって溶けなくなっちゃうことがあるんだって。


 サラサラと茶色い粉が水に溶けて、濁った水になる。


「えー、…こんなのかけていいの…?」

「ローズマリーが守れるなら…かけよぉ…」


 ベトベトのくっつくくんも入れて、スプレー準備完了!


「準備OK!シュッシュとローズマリーやバジルに吹きかけてください!特に、葉がかじられてる所をみんなで見つけて、その葉裏にかけてってくださいね。ということで、害虫防除開始です!」


 みんなで探索タイムスタート!


「一番いっぱい見つけた人が次の活動内容決めよー!」


 サークル長命令…!


 次何しよっかなー!

 ローズマリーで美味しいお菓子作るぅ…!

 そろそろ林業のターンがあっていいんじゃないか…!?

 もしかしたら…あれが出来るかもしれませんね…!


 みくるが気軽に勝負を仕掛けたせいで、以外にも3人が本気になった。



 食べられている葉をめくってみると、裏側に蜘蛛の巣よりももっと濃く、ビッシリと糸が張られている。この中がガの巣になっているらしい。

 巣から近いところの葉を食べるみたいで、巣の周りに薬を撒いておけば大抵食べて死ぬっぽい。

 さらに今回は展着剤、くっつくくんを混ぜてある。普通に吹き付けるよりももっとくっついて、殺しやすくなる。


「いやー、でもちょっと可哀想だよね、殺さなきゃいけないだなんて」

「仕方ないんじゃないかなぁ?ご飯に虫がよってくるみたいなものだしぃ…。部屋にハエが出てたら、殺してからご飯食べたくない?」

「それは確かにちょっとやだな…」

「虫さんも一緒に食べてあげられたらもったいないはなくなりそうですね…」

「それの方が嫌かも!!?」

「巨人はぼたんだったかぁ…」


 軽口を叩き合いながら探索を続ける。見つける度に、いたよ!こっちも!と報告し合い、スプレーをほいほいと回して散布していった。


「ふぃー!つかれたぁー!!」

「やっぱりもうこの時期だと暑すぎるねぇ…」

「でもこれで、ローズマリーたちが守られるな!」

「早く食べたいですね〜!」

「貴様が害虫かぁ…?」


 本気で怒ってそうなマリーちゃんに、いえいえ!?ローズマリー料理ですよ!?とぼたんちゃんが弁明。冗談だよぉとマリーちゃん。最近かなり打ち解けてきて、冗談の回数が多くなってきた気がするな。


「ねーねー、これっていつ効くのかなー?」

「あーたしかにぃ、食べないと意味ないって言ってたもんねぇ」

「お腹すいたら食べ始めて死んでくんじゃないでしょうか!」

「お腹空いても死ぬし食べても死ぬ…地獄だな…」


 お腹がすいて限界の時目の前に料理が並べられて、私は我慢できるんでしょうかできるわけない!ご飯を食べて死ぬなら本望です!!

 マリーの言う通りほんとに割と害虫側かもしれないなぁと思った。



「あ、さっきのあれってどうなりました?」

「さっきの…あれ?」

「もー!みくるさんが言ってたじゃないですか!1番見つけたら!ってやつです!」

「あー!そういえば忘れてたな!」

「殺意に溢れすぎちゃってぇ…」

「私23回だよー!」

「ふっふっふ…!私は24回です!!!」

「なぬっ!負けたー!!」


 やったー!と勝ち誇るぼたん。じゃあ次の活動内容は任せたよ…!と、サークル長を降りるみくる。

 いや待ってください!?サークル長は辞めないで!!?


「でも、そんなにやりたいことがあったのか?」

「そうなんです!まだほんとに出来るかは分からないんですけど…。」

「そんなに難しいの?協力するよぉ?」

「あ、いえ!準備は出来るんですけど…外で人に教えてもらいながらやる活動になるので、先生の許可が貰えるのかと、そもそも教えてもらえるかって問題がありまして…」



 

「なるほど、猟友会の人と協力して狩猟体験か…面白そうじゃん!」

「猟友会に知り合いの人が居るなんて凄いなぁ」


 狩猟体験で考えていることを話したら、思ったより好評で驚いた。


 話した内容としては、猟友会の人と協力して、狩猟体験を開けないか相談中なこと。体験だけであれば、特別な免許とか許可は不要なこと。農地や森林を守る活動だから、上山先生が話していた通り、サークルの趣旨に沿うこと。


 出身がかなり山奥のため、そういった知り合いが地域に多いみたいだ。


「すっごくお願いしたいよー!いつやろっかー?」

「それが悩み中なんですよね…多分かなりハードな活動になりますし、移動手段がちょっと難しくて…。」

「移動手段…?車じゃだめなのぉ?」

「いえ、車で大丈夫なんですが、家の車は軽なので、運転手+先生+メンバー4人だとかなり狭くって…」


 軽自動車にギチギチ…マリーちゃんを膝の上に乗っければいけるかな…?と想像したところで、ひのきが手を上げる。


「なら私、バイクで行こうか?」

「そうじゃん!ひのきちゃんバイクあるじゃん!!」

「え、危なくないのぉ?山道とか…クマとかぁ…」

「ヒッ…」

「車が近くにいれば、クマは寄ってこないと思いますし…そこは大丈夫だと思います!」

「クマが大丈夫なら山道はいける…よ!」


 ひのきがほっとした表情で話す。


「じゃあ!お願いできる人と日にちが決まり次第レッツゴーだね!!」


 次回の活動内容が狩猟に決定した!

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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お待ちかね!そろそろ狩猟編です!

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