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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編前期!
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第18話 サークル申請!

「サークル名どうするぅ?」


 サークルの顧問の先生が決まった。やることもかなり決まった。申請に残り必要なのは、サークル名だけ。


「ハーフ&ハーブがいい!」


 ここから長そうだなー…という3人の雰囲気の中、手をバッと上げて言い放った。


 元々決めていた。ハーブのサークルを作りたい。そう思った時から。ずっと。


「いや、ハーブ以外の要素ないじゃん!?」

「そうですよ!森と美味しい物はいらないんですか!?」


 あー…これで決まりかぁ…。マリーだけそう思った。あのやりたいことをやる!って決めた顔をしたみくるの意見を変えるのは無理だ。絶対無理。ほらもう決まったから頭の中でカモミール植えてる顔してるもん。


 よし、多少嫌なやつになってでもみくるに加勢して早く終わらせよう。


「そうは言うけどさぁ、2人は良い意見あるのぉ?」


 突然の加勢に、うっ…それは…と2人の言葉が詰まる。


「それにぃ、ハーブがあったから美味しい料理が作れた。ジビエにたどり着いた。違うかなぁ?」

「それは…そうですね…。」

「だから、ハーブを中心に添えて、あとの半分をジビエだったり、他の美味しいもので埋めるってサークルでいいんじゃないかなぁ?」


 2人が黙る。みくるまで黙っている。なんでだよぅ…。


「それにぃ、ジビエだけに限っちゃうと、他の美味しい山の恵みってやつも見逃しちゃうかもよぉ?」


 そう言って先生を見やる。


「そうね、例えば耕作放棄地とかの昔農地として使われてた場所に生えてる果物とか、山菜…あとは川のお魚とかも…。」


 と言いながら2人をチラリ。先生もみくる派みたいだやったぁ。


「今は山の恵だけだけど、これからその半分に添えたいものが増えてくるかもしれないよぉ?」

「それも確かに…納得です!」

「わかった、ハーフ&ハーブでいいよ」


 2人から同意を勝ち取りよっしゃー!勝ったどー!とガッツポーズ。そういえばなんでみくるは何も言わないんだよぉと、見てみると、ほげーっとした顔でこちらを見ていた。


「なんだよぉ、ハーフ&ハーブに決まったよぉ?」

「あ!ごめんごめん!マリーちゃんが難しいことすっごく考えてくれててすごいなーって、感心しちゃった!」

「よせやぁい…」


 素直に褒められてちょっと恥ずかしくなる。


「ところで、なんでハーフ&ハーブにしようって決めてたのぉ?」

「え?語感が良いから!」


 真面目に考えて損したぁ…。



 

「じゃあもう一度確認よ。サークル名はハーフ&ハーブ。サークルメンバーはとりあえず、加茂さん、芦頭さん、杉木さん、秋鹿さん。サークル長は加茂さん。顧問は私上山が担当します。」

  

 上山先生が決まったことを読み上げてくれる。


「本当は入退会とか細かいルールとかも決めなきゃなんだけど…ここはちょっと他のサークルのをパクっちゃいましょう♪一応、こういうのが得意な方がいればルールの確認をしておいて欲しいのだけど…」

「マリーちゃん!」

「サークル長に指名されたら仕方ない…って、なんでサークル長に決まったんだっけぇ?」

「え!分かんない!なんで??」


 あっ、そういえば!とぼたんとひのきも気付く。

 

「あ…ごめんなさい!加茂さんが元気に引っ張ってくれてたから、サークル長は加茂さんって早とちりしちゃった!」


 てへぺろ!と擬音が入りそうな声でそう話す先生。確かに私達もみくるがリーダーって思ってサークル申請来てたしなぁ…。と、3人が納得。


「えぇ!?私がサークル長!?」

「おぉー、がんばれぇーみくるー」

「むりむり!マリーちゃんいっぱいサポートしてーー!」

「応援だけはしといたるぅ」


 うおおおーーん!と泣きつく。とんでもない奴に着いてきちゃったかも知れない…とひのき。


「ふふふ、加茂さんが担当してくれるなら良かったわ。最初から皆を引っ張ってきて、リーダーっぽかったものね」


 その言葉にえへへー!と照れる。


「じゃあ、問題なさそうならこれで出してきちゃうわね」


 先生が4人を見る。4人とも頷く。

 

 新サークル、ハーフ&ハーブの新設だー!!



「…みなさん、やばいです。」


 ぼたんが急に深刻な顔になって言い出す。


「どうしたのぉ…?」

「なにかあったのか?」


「夜ご飯の時間が…あと30分しかりません…!」

「それはやばい!!!」 

「えぇ、まだ食べるのぉ…!?」 


 今日の夜ご飯は、ぼたんとみくるだけ。マリーとひのきはお茶を飲むだけにした。




「ギリギリ間に合って良かったです〜!」


 食品加工室があるB棟から、学食のあるC棟まではすごく近い。30秒かかるかかからないかくらい。だから、夕食がそろそろ終わることに気付いた18時半からほぼ時間は経ってない。


「なんとか夜ご飯にありつけて良かったです〜!」

「だねー!おいしー!」


 と言いながら、ぼたんはカツカレーを。みくるはチキンステーキを頬張る。


「よく食べれるねぇ…私もうお茶ですらちょっと気持ち悪いのにぃ…」

「ほんとにな…2人にはさっきのはご飯じゃなかったのか?」


 ひのきが聞くと2人は、ん?と首を傾げる。


「さっきのは…おやつですよ…?」

「そーだよ!」


「大きめのソーセージ3本ずつくらい食べてなかったか…?」


 ソーセージ作りで作ったのは14本。1本をマリーとひのきで。1本を先生が。残りの12本のうち、6本をみくるとぼたんが食べて、余った6本はお土産として貰った。

 

「おやつです!」


 みくるがうんうん!と頷いて同調した。


「ヒェ…化け物…!」


 ひのきってそういう恐怖でもこの反応が出るんだぁ。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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お腹いっぱい食べれるのは幸せだね

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