↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学1年生編前期!
PR
14/125

第14話 サークルを作ろう!

 4人が揃った朝食。1テーブルが4人だから、ちょうど良い人数だ。もう少し大きい8人席もあるみたいだけど、しばらく使うことはなさそうだ。


「今日はすんなり起きたねぇ」

「へへ!カモミールが褒められてる感じがしちゃって起きちゃったんだよね〜!」

「どんな特殊能力ですか…!?」

「なんか、カモミールの化け物なんだと思う」

「酷いよー!」

「いや、その通りだよぅ 」


 この中で一番長い付き合いのマリーにピシャリと言われ、うぅ…これからは気を付けるね…と反省する。

 良かったぁ、これからの被害者は少なくなりそうだ。


「それにしても、3日目なのに4人でご飯だなんて、人数の集まり方が凄いねぇ」

「そうですねー!早くもサークルが作れそうな勢いですごいです!」

「サークル!?!????」

「うわっ、びっくりした」


 大きな声を出すみくるに大きく驚くひのき。クールな見た目に反してびっくり怖いのかな?富士急とかのお化け屋敷連れてったらどうなるのかなぁ。


「ねー!サークル!サークル!サークル作ろ!サークル!!」

「さぁくるさぁくるうるさいなぁ!?何が来るのぉ!?」

「カモミールの…化け物…!」

「カーモカモカモカモ!!」

「それはカモの化け物じゃないですか…?…あっ!鴨鍋って美味しそうですよね〜!」

「ごめん、私さすがにそこまでツッコめないやぁ…」


 なんでこんなに人がいてツッコミ役が私しかいないんだろう…。


「とにかく!昨日の担任っぽい先生に話に行こー!! 」


 この大学では、一学年25人しかいないので、クラスみたいな感じになっている。4年間同じクラスで、4年間同じ担任の先生。なんか不思議な感じだなぁ。


「…午前中は授業だよぅ…?」


 お昼を食べてから行くことにした。 


 経済学と、地域の歴史?民俗誌?の授業を終え、お昼ご飯を終え、担任の先生の部屋の前に来た。

 緊張しながらもコンコンとノックする。どうぞーと返事が来たので、失礼しまーす!と4人で入った。

 

「おー!いらっしゃい!加茂さん、杉木さん、秋鹿さん、芦頭さん!早速来てくれたんですね〜!」

「え!もう全員の名前覚えてるんですか!?」

「私まだこの4人しか分からないのにぃ…」

「入学前から担任として覚えておかなきゃなぁと思って、2月くらいから皆さんの証明写真をデスクの上に飾ってたんですよ」


 すごー!と感心する4人。そこにどうぞどうぞ!座って座って!とノリノリで椅子を準備してお話できるように整えてくれた。フレンドリーな男の先生だ。

 

 この準備の速さ…昨日のみくるみたいだな。

 準備が早い…みくるみたいです。


 2人してそう思った。 


「ところで、いきなり4人でどうしたんですか?何かわからないこととか困り事?」

「いえ、私たちサークルを作りたいと思って!」

「おー!サークル!早速!4人いるし丁度いいですもんね!」


 ニコニコしながらお話を聞いてくれる。優しい…。


「ちなみに、どんなサークルを作りたいんですか?」

「ハーブ作るサークル!」

「美味しいもの作るサークルです!」

「勉強に繋がるサークルを!」

「んーまぁ、みくるに着いてきただけだしなんでもいいかなぁ」


 …意見をまとめてから来て欲しかった。そんな雰囲気を教授から感じたけど、まだ3日目だし…。って無理やり納得してくれた感がある。


「なるほど、なら、美味しくご飯を食べながら勉強ができるサークルを作ってみると、盛り沢山なのがこの大学っぽくていいかもしれませんね」


 全部のせ!?そんなこと出来るんですか!?思い思いに聞く4人に、少し圧倒され始めた。


「僕は果樹を担当しててハーブとかのことは分からないから、そうだな…畑関係は大畑先生。美味しさと勉強については…上山先生に聞くのがいいと思いますよ。もしかしたらサークルの担当もやってくださるかも…」

「おぉ!聞いてきまーす!!!」

 

 そう言ってみくるが飛び出すと、他の3人も続いた。ありがとうございました!とドタドタと駆け出していく。

 

「あ、ちなみにそのお二方ってどこにいらっしゃるんですかぁ?」

「ここC棟三階の1個下、C棟二階と、A棟四階にいらっしゃいますよ!あ、そうだ、ちょっとちょっと」


 と言って、マリーを再び部屋の中に招き入れる。


 

「今日収穫できたみかん、さっきの4人と分けてくださいね。入学祝いです。」

 

 そう言って、大きなみかんを2つ手渡してくれた。清美って品種らしい。

 

「突然お邪魔しちゃってすみませんでした。柿本先生ありがとうございましたぁ」


 マリーがペコッと頭を下げ、失礼しますと退室する。ブレーキ役はこの子だけなんだな。可哀想に…。頑張ろうね。




「大畑先生ー!いますかー!」

 

 2人目の先生。トントンとノックをすると、はーいと声が聞こえた。後ろから。

 

 ぎょっとする3人に、ピャ-!と失神しそうになるひのきに、先生はごめんごめん!と大慌てした。

 

 近くにあったテーブルにコンテナを置き、手を合わせて謝り始める。


「ちょうど後ろに居たので悪戯心が…すみません。次から杉木さんはびっくりさせないよう気をつけますね。」

「えぇ!?先生も全員の名前覚えてるんですか!?」

「とりあえずは…って感じなんだけどね。」


 ふふと微笑む教授に、大学の先生って若くてもすげーんだ…!と、ひのきが感動する。


 さっきの柿本先生が40代くらい。大畑先生は30代くらいかな。でも落ち着いていて優しそう。

 

 ピッピッピと暗証番号?を入力して部屋に入ると、またもシュババッと椅子を準備。さっき持っていたコンテナを持ち、部屋にどうぞ〜と招き入れてくれる。


 大学の先生って…高速移動ができるのかぁ…!

ここまで読んでくれてありがとうございます!

いいねやフォロー、コメントで応援お願いします!


サークル…部活と同じと思って入ったら後悔した記憶が…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。