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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学2年生編!前期!
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第91話 ヌートリア殲滅大作戦!!


 許可も講習も免許も揃った!罠と刈払機は大学にあるものを貸してくれた!全部揃ったから、あとは作業していくだけ!

 

「まずは石がないかの捜索だー!!」


 川辺の草むらの中に入っていく。こういうことにもかなり慣れてきた。…とはいえ、流石に身長より高い草むらの中に入ることは初めてなので少し怖い。


「待て待て、入る前の対策、教えてもらっただろ?」

「そうだった!忘れてた!」


準備① つるつるした素材の長袖!長ズボンの着用!

(ダニ、葉による切り傷対策)

 大学で買ったカッパ着てきたよっ!

 暑さ対策が必要そうだねぇ


準備② 厚手の長靴の着用!

(ぬかるみ対策、ゴミによる怪我等の対策)

 元々買ってあった長靴でいいな!

 やばい、穴開きそう…

 おーお客さん、今日ちょうど良い長靴が入ったんですよぅ


準備③ 厚手の手袋の着用!

(葉による切り傷対策)

 防振手袋で良いのは一度で二度おいしいですね!

 普通使うのは一石二鳥じゃないか…?


準備④ 帽子、ゴーグル、首元のタオル!

(目、顔、頭の保護。虫などの異物の服への侵入対策)

 葉っぱで目が切れちゃうなんて…怖すぎだよねぇ…

 虫対策にタオルも大事だね!


準備⑤ 虫除けスプレー!

(マダニ等人間に害を及ぼすの虫対策)

 これ付けた私って虫からしたら、不味そうな匂いのする食べ物になるんでしょうか…?

 えぇわかんない…。まあいいやかけるよぉ


 

 とりあえず準備完了!ここまでしててもヘビやハチ、くぐり抜けてきたマダニなど、危険がいっぱい。

 でも、どこまでしっかり対策をしても100%は有り得ない。ベターでも今の最適ならそれで行くしかない。


「よし!みんな準備できたね!」


 グッ!とみんなが準備完了をアピール。移動しやすい草のないところで散らばり、それぞれ大体探すところに草をかき分け入っていく。


 ガサガサと入っていくと、以外に虫は少ない気がする。大きな虫が飛んでくることはなく、小さな羽虫が飛んでくるだけだ。


 へへ!小さい虫なんてへっちゃらだもんね〜!

 

 でも調子に乗らず、すり足でゆっくり進んでいく。これは先生からのアドバイス。踏み外して転んじゃう危険の防止。


 草を掻き分けるのと同時に、川で見つけた手頃な棒で地面をトントンと叩く。叩き続ける。ヘビ対策!


 と、ゆっくりゆっくり進んでいると、草むらの中に透明なものを見つける。


「あ〜!悪いやつめー!」


 刈払機で吹っ飛ばしてぶつけるぞ!目の前に捨てた人が居たらそう言っちゃうかもしれない。

 …私の方に吹っ飛んできたらやだから投げつけよっと。


 またかき分けかき分け進んでいると、また悪いやつ、悪いやつ、悪いやつ…。

 草むらの中には悪いやつが捨てたゴミがいっぱい。すごく悲しくなる。


 すると、ピッ!ピッ!


 笛の音が鳴り響く。2回の笛は…草むらから出たよの合図!無事に1人の捜索が終わって安心する。

 

「よーし!きっとあともうちょっとだ!」


 先を急ぐ…ってしようと思ったけど、マリーに、急ぐなよぉ…!?とよく釘を刺されたことを思い出す。

 

 慎重さを忘れない!ゆっくりゆっくり!でもしっかり進もう!


 トントンとゆっくり進んでいくと、いつの間にかかき分ける草が無くなる。目より先に手応えで気付いた。

 正面を見ると、草が開けている。


「おぉー!脱出!」

「おつかれ!」

「おぉー!ひのきちゃん早かったね!」


 1番に待っていたのはひのき。ひのきに促されて笛を鳴らそうとすると、ガサガサ揺れてることに気付く。


「お、シャバの光がうまいなぁ」

「普通空気じゃね?てか光合成やってる?」

「ふぅ…光も食べられたらいいんですけどね…」


 なんとか出てきた2人。


「…2人のところもゴミ、多かったんだね」

「見つかりにくいから捨てやすいんでしょうね…」

「ポイ捨てしたってなくなるわけじゃないのにな」


 ガッカリした。そんな雰囲気。


 こういう前作業が必要になるから草刈の効率が落ちて追いつかなくなっていくのかなぁ。


 


「じゃあ気を取り直して!ヌートリア捕獲作戦第2弾!&ポイ捨て撲滅大作戦第1弾!!」

「なんか増えたねぇ」

「まあやること変わんないしいいこといいこと」

 

 みくるが作戦を発表していると、ぼたんが刈払機用の防具を用意して持ってきてくれた。


「防具装備して、やっていきましょうか!」

「その前にちょっと休憩しないか?」

「そだねぇ、作業時間は十分確保できてるし、このペースなら終わるよぉ」

「じゃあ休憩!!川で遊ぼー!!!」


 チャパチャパと水をかけあって遊んだ。でもびしょ濡れになったら寒いから、足元だけ。

 …みくる以外は。


「うぅ…寒い…」

「夏みたいにはしゃぐからだよぉ」

「ほら着込め着込め!」


 気温は24℃。確かに暖かくなってきたけど水被ったらさすがに寒さは残る。


 ひのきがみくるの雨合羽を持ってきて着せてくれる。


「ひのきちゃんありがとーう…」


 合羽を着る。直射日光が当たる。水が蒸発する。合羽の中の湿度が上がる。つまり体感気温が上がる…。


「暑いよー…」

「わがままですね!?」

「勝手に川の中突っ込んどいてぇ…」

「着替えも持ってきてないのか?」


 フルフルとみくるが首を横に振る。


「汚れるから持ってきなって言ったのにぃ…」

「ごめんなさーーーい!!!」


 これが川の呪い…!

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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