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薪と、ハーブと、ジビエご飯!  作者: 不月風音
大学2年生編!前期!
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第87話 駆除隊の敵情視察!

「先生!私達、狩猟免許取れたよー!」


 みくるが報告した。そういえば、狩猟免許を取ってから先生に報告が出来ていなかった。


「あらおめでとう!!もしかして、ほんとにあれに協力してくれるのかしら?」

「もちろん!!」


 あれ。と言うのは、ヌートリアの捕獲についてのことだ。


 そのために狩猟免許を取ったんだから!

 

 ならば、ということで早速先生の部屋でこれからの作戦会議をすることになった。


「まずは、みんなにはヌートリアの駆除隊。鳥獣被害対策実施隊に入ってもらいたいの。」

「なんかかっこいい!」

「そうね!かっこいいわ!狩猟免許を持っているなら、多分みんなも入れると思うの!」

「ただ狩猟免許持ってれば入れるんですか…?」


 狩猟免許試験の中でそんな案内はされなかった気がする。免許は持ってるけど、狩猟のルールについてはあんまり分かってない。


「うーん…それは二通りルートがあるの。1つは猟友会っていう、狩りをするプロたちの中に入って、そこで有害鳥獣駆除隊員になるルート。」

「猟友会…!」


 めんどくさそうなルールが多そうだなぁ…とマリーがちょっと落ち込む。


「もう1つは、県や市が主催する講習会に参加して、隊の公募に応募する形ね!」

「なるほど…じゃあ公募がある時じゃないとだめなのか…」

「今って公募されてるんですか?」


 先生が一拍置いて返す。


「残念ながら今はされてないの…。」

「なら猟友会のルートになるんですね!」


 マリーがスマホを取り出し、猟友会に入る方法をタッタッタと調べ始める。


「いえ、大丈夫よ!公募はされてないけど、応募はできるの!」

「えっ!自分たちから行っていいの!?」

「そうなのよ。県内でも、むしろ担い手不足で困ってるわ。募集をし続けても人が来ないから公募してないってくらいにね。」

「そんなことが…よく知ってますね!?」


 ぼたんの言葉にふふふと微笑み、上山先生が正体を明かす!!


「私も一応県の職員だからね。今狩猟関係を統括してる子は、私の後輩の子なのよ」


 最強だった。

  

 

 

 そんなおかげで、サクサクッとお願い完了!


 あとはそれぞれ狩猟免許試験を受けたところに、狩猟免許状の写し、身分証明書の写し、振込口座のコピー、証明写真、印鑑を持って行けば対応して貰えるらしい!



「じゃあ早速今週末行こー!」

「そうだねぇ!」

「急いで申請しちゃいましょう!」

「あれ…?でも…公務員…だよな…?」


 ひのきが気が付いた。


「土日やってないんじゃないか…?」

「そうね…平日に行かないと…。」

 

 あっ…だめそうだ…。




「じゃあとりあえず私は急いで行ってきます!」


 今の時間は15時。あと2時間で終わっちゃうし、なにやら時差勤務ってやつで、早い人は16時過ぎには帰っちゃう人もいるらしい。


 だから急いで出発した。今日中に申請できるように。


「資料は貰えるだろうし、それを郵送するだけでいいかもしれないわね…?」

「ぼたん…!今行くぞ…!」


 ぼたんを追うため、3人が慌てて部屋から飛び出す。なんとか合流できたのは、先生の部屋から徒歩10歩のエレベーター前だった。




 そこから4人はは一旦部屋に戻り、ヘルメットとグローブを装着!バイクを発進!3分で到着!


「バイク出す必要なかったかな…!?」

「まあ、狩猟免許の時は大学から歩いて行ってましたし…!」

「ちょいちょい乗ればバイクの調子も良くなるし…!練習にもなるし…!?」

「うんうん、動かすのも大事だもんねぇ」


 ってことで、お話に行ったらほんとに申請書類を貰えて、あとは郵送するだけ!狩猟免許状は家に置いてあるから、後日コピーして一式郵送する形にさせてもらえた!



「サックサクだったね!」

「時間も全然余裕でしたね!」

「これならやっぱりバイクじゃなくてもよかったかなぁ?」

「だって…!バイク動かすの…大事だし…!」

 

 3日間連続で動かしてるから、調子悪くなってるなら多分初期不良。だけどそういうことにしておいてあげよう。


「じゃあせっかくバイクで来たしさ!罠仕掛けられそうなとこ見に行こうよ!」

「いいですねそれ!」

「それを見越してバイクの方がいいと思ったんだよ!」

「ほんとかなぁ?」


 ということで、まだあんまり知らない磐田の街をバイクで散策することになった。


「ヌートリアってどんなとこに住んでるんだっけぇ?」

「えーと確か…お米!レンコン!なので…水辺?ですね!」

「なんで食べ物で覚えてるのぉ…!?」

「じゃあ川沿いの道だね〜!」

「この辺だと…天竜川が大きい川だな!」

 

 天竜川沿いまでレッツゴー!


 なんで私以外突っ込まないんだよぉ…!?


 


 天竜川沿いの道まで来ると、そのままずっと真っ直ぐ走って行った。


「すご!広いね〜!」

「まあ天竜川って割と有名だしな〜」

「そういえば天竜川って、諏訪湖から始まってるらしいですよ!」

「諏訪湖…ってなんだっけ?」

「かおりが暗闇を撮ってた、長野のサービスエリアのとこだねぇ」

「あんな遠いとこから!?」


 すごいなー!とみくるが感心する。


「でも、そんなすごい川に近付けなくなっちゃうのはやだよね」


 ヌートリア。生きてる動物だし、罪はない。でも、人間の農作物に危害を加えたり、近付いたら噛まれて怪我しちゃう。


「ちょっとずつ、狩ってこうね!」


 ちょっとずつ、確実に。その決意ができた。

ここまで読んでくれてありがとうございます!

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