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子爵家では埋没されていた私も伯爵家による高位貴族のマナーも習得しながら、いよいよ王立学園に入学準備が始まることになった。
王立学園を卒業し、次期子爵として領地へ教育のため強制送還されていた長兄がふらりと王家のタウンハウスにやってきた。
「リィ、久しぶり。王妃様から『かるぼなーらにはパンチェッタじゃないと』って、うちの生ハムをご所望されたので、来たよ〜」
うちの生ハム、パンチェッタって言われてるのか笑笑。護衛はどうしましたか?お兄様。侍従が半泣きで走ってきましたよ。
「お久しぶりです、お兄様。と言っても私は先月、領地から出てきたばかりですわ。」
侍女の入れた美味しい紅茶をいただく。
「俺には冷たいコーヒーを頼む。学園の準備っていってもプレスクールだろ?それより、王妃様がお前と話してみたいって父上のところに内々でお話があったらしい。」
え、何それ!嫌ですけど。
「まあ、そういう顔するな。常時結界の使い手だって伯父上がペラリとしちゃったらしいよ」
!なんてこと!
「だから、生ハムついでにお前を連れてこいってことさ。気配がないのって結界のせいなのか?王妃様の影の軍団のニーンニンニンみたいだしな。」
影の軍団ニーンニンニンなんだ。
わかりました、はい。ご一緒いたします。




