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私の存在知ってますか  作者: アン・メリー
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王妃様について。公の情報は華やかだが、伯爵家では私がいるところでも、子どもだと思って使用人や伯父夫妻が元王太子妃エピソードを私のいる前でも、べらべら話していた。


なんでも、視察時に魚を食べる際に「あら。マグロかしら。ブリもある?いえ、あの大きさだとハマチね。両方とも生でいただきましょう。米!ワサビ!醤油がいるわ。ないの?なら、炙って塩とレモンかしら。このくらいのサクにしてから表面だけ炙って1センチほどにスライスして出すようなさい。」と、侍女にマイ箸出させていたらしい。

もはや隠す気無いのですね。

出世魚の名前もご存知とは。おいくつで転生されたのかしら。


ちょうど隣国からの荷積みに米と醤油がお試しであったらしい。

元王太子妃は「やっぱりファンブックにあった設定通り!この時期バッチリだわ!精米機ないわね。いいわ、パパっと生活魔法で。白米になれ!ワサビの名前なんだっけ、隣の子爵領にあるのよね!」と叫んでいたらしい。


その子爵領が我が家である。記録取られてますよ、王妃様。ファンブックとある通り、異世界恋愛小説の舞台らしい。

公爵家令嬢がヒロインの「お嬢様と麗人」麗人扮する王太子との恋愛物らしい。面白いのか、それ。

ファンブックあるくらいだもんな〜ヒロインご都合主義で本編が終わり、いま番外編「奥様は王妃」を満喫中らしいが、もうどうでもいい。


おかげで和食もある転生者に優しい異世界。ありがとう王妃様。伯爵領は漁業の他に、いまや王妃御用達のお魚が美味しい観光地だ。ついでに隣の我が子爵領もワサビの産地。酪農もあるためチーズやソフトクリームもある。名物にワサビソフト(王妃様もお気に入り)がある。

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