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私の存在知ってますか  作者: アン・メリー
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5歳になると教会で洗礼を受けて魔力を調べてもらうらしい。

両親はそれぞれ火と水魔法を持ち、祖父母には風、土魔法がある。母方の祖父母は生活魔法というかその他と言うか雑にくくられた魔法使いが多いらしい。そのため、我が家は光と闇以外の魔法は使い放題だ。もちろん我が兄弟もそれぞれ魔法を持っているが、長兄は火と風が主、次兄は水、姉は水と風魔法を持ち、それぞれの魔法量?力は多いらしい。

年子で産まれた長兄、次兄、姉は調べるまでもなく、赤子の頃から既に魔法を駆使してのやらかしが凄かったらしい。普通は洗礼式の時にわかり使えるように徐々に訓練していくことが多いらしいからだ。

そりゃ、そんな無詠唱に自由自在に使う子どもたちをみてるだけで大人や使用人はくたくたで、4年ぶりの子どもは乳母任せだった。

その子どもは私だ。埋没だ。考えて欲しい、乳児が火を起こし風をうむ。下の子は水を出す。オムツだけじゃなく布団まで水浸し。なのに本人はけろりとしてる。待望の女の子であった姉は、水とともに風も出すため、部屋まで水浸しといった具合だったらしい。

私は妹で良かった、そんな弟妹いたらヒステリー起こす。いや、兄兄姉からもかなり色々やらかされていた。だからなのか、気がついたら風による結界を自分周りに張っていた。いや、火も水も赤ちゃんには放たないよね、普通は。乳母の目を盗む兄兄姉による連携プレーは、ものすごいものだったらしい。

乳母にボーナスあげて欲しい。母に対してどうこうは無い。年子3人を母乳で育児したらしい。お疲れ様。


私がお腹にいることがわかったのは、幼児3人が毎日毎日何かしらやらかす中、母は貧血を起こし倒れてはじめて妊娠がわかり、すでに7ヶ月だった。

4人目ってそんな感じなのか?月の物とか!って母乳育児の影響のせいか、月の物がない状態が続いていたらしい。そんなことあるのか。


そして私の後、弟2人また年子だ。上の弟の時は悪阻もひどく、寝たきりでもあったらしい。456歳児たちと悪阻のひどい妊婦。対して火も水も風も出さない乳児の私、それはほっとかれる、埋没もするのもわかる気がする。初めて乳母が採用された。それまでは母は頑張ったのだ。貴族なのに。

そもそも乳母に任せずに母乳育児することは、この国の王妃様の影響らしい。

王妃様は初乳の大切さ、うつ伏せ寝や就寝時も赤子だけにしないなど、寝室を分けることを禁止にした画期的な人だ。

王太子妃になった一因は生活に欠かせない便利な魔法具の発明や流行、今までなかった食べ物の普及や庶民や教育、街づくりなどへの画期的な施策論文などの功績が大きいと言われている。卵を浄化し、生で食べられることを発見して新たな調味料も考案した。いや、転生者やろ。

とはいえ、知識として知っていることと実現することの難しさを考えればさすがご実家は公爵家と思うところだ。

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