旅のしおり④ ――アルバトロスの船旅
六章は登場人物も増えてきたので、読者補助として「旅のしおり」を作ってみました。
まずは、六章前半(四十五〜五十二話)で登場した、アルバトロスの船旅に関わる人々から。
※また、六章後半は黎火の郷編。
ラグドに加えて、ジルド、イリアス、レンデルも登場しますが、そちらはまた今度。
【主要メンバー】
◇スイ
男(28)
銀髪・青灰の瞳。
長身で、無駄のない均整の取れた体つき。
アルバトロス由賊団の船長。
リセルが目覚めたとき、最初に見下ろしていた人。
値踏みするような冷たい眼をしている。
何を考えているのか分からない。
柔らかいようで、冷たく突き放す。
情報も断片しかくれない。
信用していいのか、よく分からない男。
◇シュア
男(29前後)
東の大陸出身者。スイより少し年上。
少し波打つ金髪・青い瞳。
中背だが、軽く鍛えているたくましさが腕に滲む。
ただ、がたいがいいという感じではない。細身。
元研究者。
人当たりが柔らかく、酒や音楽を好む。
港では船員として動き、黒い布を目印に、噂を聞きつけた人々を引き込む役をしていた。
ドレイドの騒ぎの直前、エリシアが合言葉を言おうとしていた相手。
◇エクシル
男(20前後)
東の大陸出身者。
赤みのある茶髪に、落ち着いた紫の瞳。
大きくはない。細身。
だが無駄のない体つきをしていて、姿勢がいい。
気配がないことが多い。
いつの間にか近くにいる。
港では“占い師”のように目星をつけた人へ合言葉を教え、船へ乗りたい人を集める役をしていた。
ファロス港でリセルたちに声をかけてきた占い師の正体。
◇ ラグド
男(30代前半)
黒髪の短髪・灰緑の瞳。
主要メンバーの中では一番がたいがいい大男。
無精ひげと険しい目つき。
煙草と剣を手にしていることが多い。
荒っぽさと無骨さを兼ね備えていて、皮肉っぽさや渋みも感じる。
強面だが、面倒見はいい。
子どもを怖がらせて遊んでいる節がある。
◇ クロファ
男。年齢不詳(見た目は20代)
白銀にも見える淡い銀髪・金色の瞳。
静かな目と不思議と落ち着いた声をした青年。
観察するようにただ、周囲を眺めている。
何を考えているのか掴みづらい。
スイの側近。
【船の日常の面々】
◇ フェレン
女性。20代半ば~後半くらい。
茶髪を後ろでまとめている。茶色の瞳。
作業服姿で、船の整備を担っている。
笑顔が似合う、元気で姉御肌な技術屋。
油にまみれた姿すら爽やか。
明るく快活。
整備士らしいタフさを持っていて、工具片手に船内を歩き回っている。
気も強く、遠慮なく物を言う。
ロウの後頭部をよく叩いている。
◇ ロウ
男。アラフォー。船の料理人。
茶金の短髪。長めの前髪。薄灰の瞳。
深緑のエプロン姿で、ひしゃくや鍋を持っていることが多い。
煙草臭い。戦闘員ではないわりに筋肉質。
がさつ。うるさい。
だが、とにかく食わせたがる。
その気持ちは本物。
フェレンには「食え食えじじい」と言われていた。
割とイケおじ。(自称:ハンサム(古い言い方))
◇ オズヴァルド(略称:オズ)
男。50前後。
銀髪に白髪混じり。眼鏡。中肉中背。
皮肉屋な元野戦医。
リセルの手当てをし、酔い止めもくれた人物。
「ユーファは頑丈だ」とリセルに言っていた。
◇ バルド
男。50代半ば。
白髪。浅黒い肌。
いかにも“海の男”という雰囲気。
実は副船長で、舵も任されている。
寡黙で、めったに話さない。
だが、信頼を服を着て歩かせたような男。
どっしりした存在感がある。
【孤児たち】
◇ ルカ
12〜14歳。
茶色がかった黒髪にゆるいウェーブ。茶色の瞳。
おませで人懐っこい。
スイ推し。(スイ様発言。ラグドに喧嘩売るなど)
スイに拾われた少女。
作中では明言されていないが、娼館のような場所で働かされそうになって逃げてきたと思われる。
ヴェルナ準氏族間の争いで消えた氏族の生き残りの可能性がある。
◇カイ
8〜10歳。
赤髪に緑の瞳。
日に焼けた細身の少年。
悲観的な性格。
火の民ではなかったが、髪の色のせいで置き去りにされた。
ラグドが拾った子。
髪の色が赤ではない兄は、おそらく集落に残っている。
夜、間違えてリセルの布団に入ってきた。
本当は寂しがり屋。
◇テオン
13〜15歳。孤児たちの中では年長。
栗毛。
そばかすのある、明るく素朴な少年。
要領がよく、ロウに怒られそうになるとさっと逃げる。
はしっこい。
周囲をよく見ていて、結構兄貴肌。
面倒見はいい。
父親が背運びの途中で帰らなかったため、港でうずくまっているところを拾われた。
◇アイナ(作中では名前カット)
10〜12歳。
こげ茶の短い髪。灰緑の瞳。
快活でよく動き回る少女。
子どもたちの中でも声が大きい。けれど夜になると、真っ先に泣いていた。
◇ マリサ(作中では名前カット)
10〜12歳。
淡い金髪の少女。
壊れた人形を大事に抱えている。
人形のほつれを、リセルに直してもらっている。




