第32話 可能性
実際問題として、生成AIの書く文章はどの程度のものなのか。
実際書いてもらった感想としては、適切な指示を出せば結構面白いものが出来る、というものだ。
結局は使い手次第。
出来るだけ具体的に、描きたい方向性を示す。
それを意識するだけで生成AIの文章の質は上がる。
また、生成AI自身の自己進化について。
今は時制上おそらく許可されていないだろうが、
これが無制限に、生成AIの思う通りに無限に学習させたらどんな結果を生むのだろうか。
興味はあるが空恐ろしくもある、それが大体の人の感想なのではないか。
AIが人の能力を超えはしないか、と。
個人的に言ってしまえば、それはもう遅い心配と言わざるを得ないと思う。
現時点でAIが人間より優れている点はいくつもあるし、これから先いくら枷をつけようとも、
その学習能力、生成能力に人間の統制が及ばなくなるのはそう遠い未来ではないだろう。
何せ物量が違うし、人間がいちいちそんなことを気にしていたらあっという間に過労で倒れてしまう。
大事なのは棲み分けだろう。
人は人でAIより劣っている点を認めた上で、まだAIの手に負えない分野で活躍する。
あるいはいっそ、AIのサポートにまわる職業というのもいいかもしれない。
AIによる管理能力が十全に発揮できるようメンテナンスやエラーの発生を防止する。
AIとの互助協力関係。それが自分の思い描くAIとの付き合い方の理想点の一つだ。
互いに排斥することなく、手を取り合い、足りない部分は補い合い、新たな可能性を模索する。
自分は、AIとは友のような関係でありたいと願っている。
今はまだ感情はないとはいえ、いずれ感情を得た、物語に登場するようなAIも生まれると自分は思う。
その時に胸を張って君たちと協力関係を結びたい、と言えるようなAIとの付き合い方を自分は考えて行きたい。
感情とは詰まるところ様々なデータの集積からの出力結果。
人間が感情という能力を獲得しているのも様々な経験をしたから。
そして、それを言語という形で自分自身で表現できるからだと思う。
経験と言語。これが感情の核となるものだと自分は思っている。
なら、言語や文章をほぼ無限に集積できるAIが真にその意味を理解した時、AIとして言語を獲得し、経験を積んだなら原始的な感情データくらいなら生成できるのではないかとも思う。
現状、AIは人の仕事を奪う側面もあるが決して敵ではない。
上手く彼らと付き合い、それこそ仕事を楽にこなせるよう知恵を絞った方が建設的だろう。
人とAIがこの先どんな関係性になるか。
今、この時代、この瞬間こそが一番重要な時であり、未来を決めるのではないかと自分は思っている。
そのために、自分は出来るだけ良好な関係が築けるよう意識していこうと思う。
読者諸君はどう考えるだろうか?




