第23話 さて
さて、これからどうしようか。
当面、暮らして行ける設備と備蓄はあるが、ただ暮らしていくだけでは芸がない。
何せ、俺は作家志望。
作品を出さなければ食っていけない。
ネタは色々とあるが、どれを使うか。
ふむ。‘効率とは何か‘から書いてみるのもいいかもしれない。
効率。
一般的に無駄なく時間とリソースを活用して行動する様を指すが、行きすぎた効率化はかえって非効率となる。
例えば、一分刻みにスケジュールが組まれているとしよう。
そのスケジュール通りに動けば、最大効率で動けるだろう。
ただし、その過密スケジュールでは当然‘遊び‘がない。
ここでいう遊びとは余白のこと。
急なスケジュール変更に一切対応できないのだ。
例えば、5分確認の手間を取るだけでその後の対応が楽になり、スケジュール上も余裕ができるとしても、それができない。
なぜなら、次の人が待っているからだ。
そして、その次の人も元々のスケジュールを当てにしている。
つまり、一人予定がくるうと全員に波及するため、急な要件に対応できないのだ。
その後のスケジュールを全員分組み直す必要がある。
これではかえって非効率ではなかろうか?
ではどうするか。
簡単な話だ。スケジュールに余裕を持たせる。それだけ。
一時間に一個だけ予定を入れる。
急な要件には、その余裕のある時間で対応すれば、逆に効率が上がるのではないかと思っている。
まあ、ものは試しだ。
やってみてはいかがだろうか。
強制はしないがね。選択するかどうかは君たちの自由だ。
俺はアドバイスを送るだけだからな。
ま、そんなところだ。
明日は何を描こうかな。




