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地球から一番遠い教室で  作者: 草川斜辺


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クレーターズ戦 その6 ハーフタイム

「みんな、いい感じになってきたよー」

監督の本條莉奈(ほんじょうりな)が戻ってくるメンバーを迎える。

ハーフタイムは、予選リーグとグループリーグは15分、決勝トーナメントは20分だ。なお、予選ではハーフタイムショーのようなものはない。


「ミカちゃん、すげーじゃん」

戻ってくるプレーヤーを迎える仲間がミカ・コルホネンに声をかける。


「うめーじゃねえかよ!」

中山もコルホネンに声をかける。

「後半も頼むわ」

中山がコルホネンにいう。

「無理。すぐに交代して」

「は?」

「集中続かない。3分しかもたない。もうばてた」

コルホネンの言葉に顔を見合わせるメンバー。

「OK、じゃあ、次も最後の3分にお願いするから、それまで休んでて」

監督がコルホネンの言葉にすぐに反応する。

プレイ時間が短いのは残念だが、最後の3分に点が取れるやつが入るのは心強い。


「ミカちゃんの代わりに広瀬くん入って」

「おう」

広瀬は浅井と同じく転入生で3年だ。彼は地球の中学高校でバスケ部、3年で転入してきたからバスケ部には入っていないが現役のプレイヤーだ。

「17番のマークお願い」

「了解」

彼によると、弱小校出身だがレギュラーだったそうだ。練習を見る限りうまかった。中山の指導でムーンバスケットボールの技術も学んだし頼りになる。17番を引き続き押さえられるだろう。

「20番もね」

コーチの藍崎華瑠奈(あいざきかるな)が指摘する。

17番がマークされるようになってから、20番がその役割を果たしている。


「今は19点差、次で一桁まで詰めて第4クォーターで逆転、といきたいね」

柚子山(ゆずやま)がいう。

第2クォーターで30得点できている。相手は29点。1点しか詰められていない。同じペースではだめだ。


「失点を抑えればいけそうだな。パターンも見えてきたし、中空層のパス封じは任せてくれ」

これは永江(ながえ)。強気だな。

「次で逆転だ」

中山はそういうと水分を取る。

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