表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
47/57

第46話「救出へ」

「《オリジンコード001:蒼雷閃アズールレイド》」

リリアの剣と俺の《アストレア》がぶつかる。

と、思った瞬間。


バキッ‼


ぶつかったときの衝撃を何も感じないほど、いとも簡単にリリアの剣を砕く。


「…んなっ、バカな⁉」


驚きが隠せない様子のリリアは、ただ茫然と砕かれた剣を見ながら立ち尽くしていた。


その間にアイリスを担いだ俺は、急いで階段を駆け下りる。


1階に着くと、セレナを見つけた。

「アレン君!」

「アイリスも無事だ。

俺は今からシヴァを探しに行く。

だから、先にアイリスを連れて地下シェルターに向かっててくれ。」


そう言い残した俺は、返事を聞かずに走り始めた。


既に敷地内は全て探している。

そのため、俺は敷地外に出るしかなかった。


おそらくシヴァは黒環結社に連れていかれたのだろう。

拠点に着く前に回収できなければ、数的不利でゲームオーバーだ。


「さて、どうやって追いかけるべきか…。」


ちなみに、ここから実家までは馬車で2日ほどかかるので、知人に頼むことはできない。


俺が頭を悩ませていると、街の少し奥の方で爆発が見えた。


とにかく、そこを目指して走り始めた。


走れば走るほど、呼吸が激しくなる。

だが、それ以上に爆発音が大きくなっていくのも分かった。


誰かが…戦ってる?


かなり近づいたが、煙がひどく何が起きているか全くわからない。


ただ一つわかることは、この戦いのレベルがとてつもなく高度だということだ。


爆発が続く中、煙の中から何かがこっちに飛んできた。

そのまま、地面に落ちていく。


――カラン。


拾ってみると、それが何なのかはすぐに分かった。


懐中時計。

それもクロードが使用していたものだ。


…つまり、

「この中でクロードと互角の人間が戦っている、ってことか。」


周りの建物はほとんど崩壊しており、街に住む人々は既に逃げたようだった。


依然として、爆発は止まらない。


「…どうするべきだ?」


そう呟くと、煙の反対側から逃げていく黒いローブの人たちを見つけた。


迷わず、追う。


だが、戦っているところを突っ込むわけにはいかず、回り込む必要があったのですぐには追いつけそうになかった。


――20分ほど経っただろうか。


街からはずれ、森へと彼らは入っていった。


そして、そのすぐ後ろまで追いついた俺も続いて、森に入る。


その森は、「魔境樹海」と呼ばれる森であり、危険度がB以上の魔物しか存在しないと言われる危険な区域だ。


「こんなところで何をしているんだ?」


すると、最前列の方で走っているローブの人がシヴァを担いでいるのが見えた。

思わず叫ぶ。

「シヴァ‼」


その直後、ローブを着ている人たちが全員俺の方を振り返る。


「やば。」


彼らは迷わず、《火球ファイアボール》の上位互換である《連火弾マルチファイア》を放つ。


ざっと見たところ、一人あたり《連火弾マルチファイア》は15発ほど。


それが、20人以上だから…。


「詰んだ。」


ドォォンッ‼


大きな爆発音が「魔境樹海」に鳴り響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ