それがやがて芽となるように
アクセス、ブクマ、お星様、ありがとうございます。
書きたいお話がたくさん思い浮かんではいるのですが、整理ができず…。
優柔不断にも作品名を変えようか迷っています。。
どうも、美空です。
転生して早数ヶ月。
あれから色んな改革をして、生活はだいぶ暮らしやすくなったよ。
それよりも!今!一番重要なことがあるの!
あの二人…ジン兄とベル姉がまだくっついてないの!
何度もお膳立てしたんだけど、それでも進まなくて。
原因はもちろんジン兄のせい!
院長が呆れ顔で「もうほかっておきなさい」って言ってたけど、成人の儀まで残り半年もない。
だから、この間ジン兄はお仕事中だったけど、そんなのお構いなしで割り込んでやった。
羞恥心を捨てて、お手本見せたっていうのに、あのぽんこつったらもう!
この可愛い顔と身体じゃなかったら、あんなことできなかったんだからね!!
照れてないでやれー!って膝を思いっきり蹴ろうか、本気で迷ったよ。
でも、しなかった。正しくはできなかった。
なぜなら、依頼主がなんと貴族さまだったの。
平民が、しかも孤児が、貴族さまと出会えるなんて奇跡に近い。
だから、ここで絶対に、何があっても、縁を結んでおかなきゃって思って、ジン兄の優秀さを見て欲しかったの。
結局、そんな場面は見せられなかったけど…。
でも、貴重な貴族さまと出会えたから、ヨシとしよう。
商人の倅って言ってたギル様は、キラキラしたオーラが出てて、一目で嘘だって気づいた。
最初は、笑顔がなんだか作ったような感じだったんだけど、途中から笑いを堪えたり、お腹抱えて笑ったりしてた。
でも、どこに面白いところがあったんだろう?
楽しそうだったからまあいいや。
護衛のアルト様は、口数が少なくてクールな感じ。
かと思ったら、突然赤くなって、頭から煙出てた。
たぶん、わたしが彼の手にキスしたからだと思う。異性が苦手なんだって。ごめんねぇ。やり過ぎちゃった。えへへ。
帰り際に「また遊ぼーねー、お手紙書いてねー、約束ね」ってアルト様に抱きついて、上目遣いでお願いした。
また真っ赤になってた。
やっぱりな。アルト様はこの顔と身体に、籠絡されたみたい。
分かる!分かるよ!だって超絶可愛いもの!
ギル様からなんだか痛い視線を感じたけど、気にしない♪気にしない♪
帰り際に、こっそりベル姉に「惜しかったね」って話しをしたら、「成人の儀までに告白されなかったら私からする」って。
…え?本気?ちなみにどんな言葉を言うつもりで?
ジン兄が断るわけはないけど、ものすっごーく鈍感なんだよね…。
だから、「邪魔かもだけどその場に呼んでね!見届け人になるからね!絶対だからね!」って、約束したよ。
まったく手のかかる二人だ。
ジン兄にはもっと強くなってもらって、ベル姉にはもっとお料理覚えてもらって、それからーー
にやける頬をむにっと掴み、わたしは幸せを噛み締めるのだった。
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