表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
厨二で何が悪い! ~前世の記憶が最強すぎて他の召喚者たちがまるで相手にならない。Eランク勇者の俺が世界を救ってみせる~  作者: その辺の双剣使い
2─3

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/125

83.聖域の魔物②



「カケルは、ここまでかなりの数の魔物を狩っているから、相当レベルが上がっているんじゃないにゃか? 前にあたいのステータスを見せたにゃから、あたいにもカケルの能力を見せて欲しいにゃよ」


 単に興味があるだけなのか。先程まで少し落ち込んでいる様子だったアイシャは、急にそんな事を言い出す。

 確かに彼女の言うとおり、こちらだけ見ておいて自分は見せないというのは不公平だ。

 後でこっそり確認するつもりだったが。別に仲間内で見せ合うことに、それほど抵抗も感じない。


「ああ、確かにそっちのステータスだけ見て、こちらが見せていないのは不公平だよな。いいぜ、別に減るもんでもないし、そんなに言うなら見せてやるよ」


 俺は、そう言って立ち止まると、自身の目の前にステータス画面を表示させる。



名前 涼風(スズカゼ) (カケル)  年齢 17歳

天職 時の旅人

転生者ランクSSS

探究者レベル36


腕力 28

敏捷 37

耐久 28

体力 76

生命値 93/98

神気 760

神気操作 500


アクティブスキル

空気レベル12 気配感知レベル8 隠密レベル4

隠蔽レベル2


パッシブスキル

全属性耐性レベル20 全状態異常耐性レベル20

神気魔力変換レベル20


ユニークスキル

思い出すレベル5



「あれ? おかしいな。神気はもともと申しわけ程度だったけど、レベルアップで僅かとはいえ更に上がってるみたいだね」


 何がおかしいのかはわからないが、ミコトは俺の神気が上昇しているのを見て少し驚いている様子だ。


「だいたい今さらだけど。ただの中二病が、本当に神気に目覚めちゃってる時点でかなり謎だわ」


 いまだに俺を中二病扱いしているアムも、相変わらずな感じで失礼な事を言う。


「中二病って、なんにゃ? ひょっとしてカケルは、何かの病気に罹ってるにゃか? それにしても、よくわからない表示がされてる項目が多いにゃね。でも、なんとなくにゃけど、兎に角すごそうな感じがするにゃよ!」


 疑問に思った点について、詳しく訊いてくる事はなかったが。アイシャの表情からはそれがお世辞などではなく、素直に褒めている感じが伝わってきた。

 恐らくその理由はマリーザの使徒も俺と同じで、補正値が上乗せされた表示をされていないからなのだろう。要するに彼女も、ステータスに表れない力について理解しているということだ。

 ただし俺の場合、神気が能力として変換されるのは魔力だけなのだが。

 実際ここにきて、戦闘の際は常に上級の強化魔法を使用し続けている。そうでもしなければ、俺の基本能力ではここの魔物相手に全く歯が立ちそうもない。


 四人でそんなやり取りわしていたところ、俺はこちらに向かってくる魔物の接近を感知する。

 この感覚は黒色のサイクロプスだ。ここではこの天災級とも言える一つ目巨人が馬鹿みたいに湧く。

 とはいえ、今回は珍しく一体だけのようであった。


「また、お出ましみたいだぞ。今回は一体だけみたいだから、アイシャ一人で片付けてみるか?」


 俺の提案に少し戸惑う様子のアイシャだったが、すぐに彼女は決心したようで自信ありげに返事する。


「任せるにゃ! ミコトもアムも、絶対に手を出すにゃよ!」


 アイシャがそう返事をしたあと、振動と共に建物の陰から巨人の頭が見え始める。

 こちらの存在を匂いかなにかで察知しているのか、俺の気配感知は明らかにこの相手が、こちらに対し敵意を向けているのを知らせていた。

 しばらくして現れた巨人は一つ目ではなく、両眼の上の額に第三の目を持つ魔物であった。


 迂闊だった。能力を隠蔽するスキルでも持っているのだろうか。俺たちの目の前に現れた黒色の三つ目巨人は、明らかにこれまでのサイクロプスより格段に上の強さを持っているようだ。

 戦闘モードに入った巨人から、今までに感じた事のないほどの強烈な魔力が吹き上がる。

 一人で戦うとしたら、アイシャでは完全に役不足な相手であることは間違いない。

 しかし、彼女はその事実に気づいていないのか、やる気満々といった表情だった。


「万が一の時は、俺がサポートする!」

「要らぬ心配にゃ! 兎に角コイツはあたいに任せるにゃよ!」


 俺の心配を余所に、アイシャはそう言うと鉤爪をクロスして構え、目にも止まらぬ速さで三つ目巨人に向かい飛びかかっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ