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寝て起きたら異世界  作者: 634
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809/814

二十六














『シロ君、私のお腹を触ってみて下さい』



『お腹?お腹痛いの?それとも太ったの?』



『痛くないですし太ってませんっ!』



『ふっ、お前も冗談が言えるようになったか。生憎エネミデアは笑えんようだがな』



『今のって冗談なの?』



『もうっ!貴方の影響ですよ!?』



『……シロ、エネミデアの言う通りに触ってみると良い。くれぐれも優しくな』



『…………?これで良………………今動いた……?』



『はい。赤ちゃんが動いているんです』



『……何か…………何だろう、何て言えば良いのかな……不思議…?うーん…分かんないや』



『……おい、交代だ。次は俺だ』



『やだ。もうちょっと触りたい』



『駄目だ、順番を守れ』



『やだ』



『ふふっ、シロ君は赤ちゃんに興味津々みたいですね〜』



『あ、また動いた』



『普段はこんなに動かないんですけど…まるでシロ君に早く会いたいって言ってるみたいですね』



『……ふぅん、そうなんだ』



『……ならば俺が触った方が動く!動く筈だ!おいシロ!早く代われっ!!』



『やだ、やだ、やだ。もうちょっと』



『……きっと、良い子が産まれて来てくれます。だってこんなに……こんなに愛されているんですから』



 

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