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一
僕が居た所は何も無かった。真っ白だった
真っ新で真っ白な世界。それが僕の産まれた世界だった
何も識らなかった。自分の事も、この世界の事も
僕はどうやってこの世界に産まれたのか、僕はいつからこの世界に居たのか、何も識らなかった。分からなかった
僕一人だけだった。誰も居ない世界だった
ねえ、どうして僕は一人なの
声に出してもそれを教えてくれる人は居ない
ねえ、どうして誰も居ないの
声に出してもそれを教えてくれる人は居ない
僕はどうして此処に居るの。僕は誰なの。ねえ、ねえ、ねえ
誰か、誰か、誰か。
誰か僕に教えて。僕の事を。この世界の事を
識りたいよ、教えてよ。
誰か僕に教えてよ。ねえ、誰か




