大将戦④
〈ジャスティス〉
「ふぅ、、」
ジャスティスは、無事に着地をした。
地面や、周りの建物は崩壊しているが、廃墟となっているのでセーフ。
しかし、結界の腕はぼろぼろに朽ちていた。
〈クロダ〉
「まぁ、ここまでは予想してましたけど」
クロダが再び、能力を使う。その隙をジャスティスはもちろん逃さない。
だが、間に合ってしまった。
再びジャスティスの体は宙に浮く、、、クロダの体とともに。
〈ジャスティス〉
「申し訳ない、私はさみしがり屋なんでね?」
〈クロダ〉
「ギャップ萌え狙いかな、きっついよ?」
ジャスティスが殴りかかる。
もちろんパワーなら圧倒的にジャスティスが有利だ、体格が違いすぎる。
しかし、なぜかパンチはクロダの頬をかすめ、虚空に放たれた。
放たれた腕は、結果としてラリアットのような形になった。
〈クロダ〉
「どこ狙ってん、の!!」
クロダのアッパーが決まる。しかしジャスティスは胸ぐらを掴んでいる手を離さない。
どころか、ジャスティスの後方から、腕が増えた。
先ほど結界に細工をして増やした腕だ。もう生やしたのか。
その腕が放たれていく。しかしクロダに対して決定的な一打にはならなかった。
そして攻撃を仕掛けた分、確実に反撃が襲ってきている。
その攻防の最中にも、両者の体はぐんぐん上に昇って行った。
もう下も良く見えない。
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〈シャル〉
「よし、たぶんここらへんだ」
ジャスティスとクロダの攻防の最中、その真下の地点。
その場所にシャルロットとミドリは移動していた。
〈ミドリ〉
「…どこまで行ったんだ? 見える?」
シャルは首を振った。
どうやらシャルにも見えていないらしい。
〈シャル〉
「ま、いつかどっちかが落ちてくるさ」
〈ミドリ〉
「というか、僕は何をすれば?」
〈シャル〉
「とりあえず、手、叩いとけ」
ミドリは、気が気ではない。
手は盛大に震えていた。足だって震えている。息も、鳥肌もすごく立っている。
しかし、目線だけは常に上を向いていた。
〈シャル〉
「…弱気でも目を背けないあたり、足りないのは場数だけだなぁ」
シャルの独り言も聞こえない。
ミドリは、極限の不安状態に陥っていた。
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もう、ジャスティスから攻撃が飛ばなくなった。
しかし、クロダがいくら攻撃をしても胸ぐらの太い腕は離れない。
二人は、完全に膠着状態になってい
〈ジャスティス〉
「ぅぅぅぅううんぬあっ!!!!!!」
ガッッッッッッ!!!
〈クロダ〉
「???????」
クロダの視界は明滅した。ジャスティスの強烈な頭突きによって。
………防げた一撃だった。しかし、他の打撃に気を取られ、対処を忘れてしまっていた。
そして、胸ぐらの手が離れて少ししてから、ジャスティスの体は急降下した。
〈クロダ〉
「もう、、、高さも十分だろ」
〈ジャスティス〉
「そうだな、私の力だけでは助からない」
〈クロダ〉
「痛ってえなおっさん、今際の際にするのがそれかよ」
〈ジャスティス〉
「一矢報いたのだよ、私はね」
〈クロダ〉
「残念だな、天下のジャスティスもここで死ぬ、もちろん俺もだ」
〈ジャスティス〉
「…運命論か、そんなものを知ってからの人生は苦しかっただろう」
〈クロダ〉
「まぁ、、、、、、、そうだな、、苦しかった」
〈ジャスティス〉
「後悔はするか?」
〈クロダ〉
「…後悔しないなんて死ぬ間際に言えるやつはいないと思ってる、世捨て人か、ジジババぐらいだろ」
〈ジャスティス〉
「同感だ」
〈クロダ〉
「仲間も、最後まで信じてやれなかった」
〈ジャスティス〉
「それは同感できない、なぜなら私は、私以外の力でこの危機を脱しようと思っているからね」
〈クロダ〉
「……バカ言え、成層圏のギリギリからだぞ? どうあがいても死ぬ」
〈ジャスティス〉
「君の能力でも間に合わないのか。残念、望みがひとつ断たれた」
「まぁ、考えるだけなら罪にはならない、警備連中もそれぐらいは寛容だからね」
1000
800
650
300
100
90
〈ミドリ〉
「見えた!]
〈シャル〉
「どっちもやれ!! どっちもやれよ!?」
60
40
10
0




