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死神界探訪記 「偽」  作者: 土田 緑
見えない壁~大将戦~安心安全アパート~真夜中ポップ

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大将戦②

何処で出そうか迷って出せなかった設定①


鍛錬を積んでいる死神(警備とか)は、全身の力を一点に込めて、それを解き放つと

その一点を中心に、結界を張ることができる。


※能力とは別物。 鍛錬さえ積めば誰でもできるのがミソ。

電話が鳴った。

さっき、カエデ?とか言っていた奴のスマホからだった。

ジャスティスが、スピーカーをオンにした。


〈???〉

「速く出て来いよ、もう終わらせたいんだ」


〈ジャスティス〉

「今、警備の中で一番の私に、勝負を吹っ掛けるのか? よほど自信家だな」


〈???〉

「言っとくけど、戦いの中で順位はカンケ―ないんだ、優勝候補が弱小に負ける展開もある」


〈ジャスティス〉

「私と貴様の間には、それは通用しない」


〈???〉

「お前のほうが自信家じゃないか? そこにいるのは分かってる、早く出て来いよ」


電話が切れた。

ジャスティスは、交差点のほうに視線を向ける。

そこにはたしかに、人影が立っていた。


一方、シャルは何かを地面に並べ始めた。


〈シャル〉

「えーと、あ~ん、あ、あった」

たくさんの紙の中から、一枚を取り出した。


〈ミドリ〉

「何これ?」


〈シャル〉

「相手の情報だよ、まぁ、ないよりかはマシってレベルだけど」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


dark bulletについて


・構成員は、最低でも4人以上

・リーダーがおり、リーダーが一番強い

・リーダーの目撃情報はない←顔を見たことがなければ、そいつの可能性が高い

・犯行から見て、しっかり役割を分けているタイプだと思われる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈ミドリ〉

「なんか、情報少なくない?」


〈シャル〉

「しょうがないだろ、避難所にいた時に調べて走り書きしたんだから」


〈ジャスティス〉

「やはり、能力に関する記述はないのか」


〈シャル〉

「いや、ある、書けなかっただけだ。リーダーが殺した警備の数は六十人以上で、その遺体のどれもが 壁(・)や(・)地(・)面(・)に(・)叩(・)き(・)つ(・)け(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)た(・)」


〈ジャスティス〉

「…なるほど」


ジャスティスはそう言い、交差点のほうへ進む。

止めようとして声を出したが、彼にはもう届いてなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ソルド地区、シャインロック町。

かつてここは、郊外では最大の文明を持った都市だった。

この交差点も平日休日ともに多くの人でごった返し、行きたい方向に進めなかったのを思い出す。


しかし、あまりに発達した文明は、のちに{都市の溝}と揶揄されるほどに治安を悪くした。

日夜ネットで論争をする人々、そんな彼らを狙う強盗、警備たちもレスバをするため、対応が遅れる。

犯罪防止なども文明の利器にすべてを頼りつくした結果、その穴を突かれた。


シャインロック町からは次第に人が去っていき、結果、ゴーストタウンとなってしまった。


〈クロダ〉

「つまり、行き過ぎたものを与えると、人が壊れるんだ」


〈ジャスティス〉

「………」


〈クロダ〉

「あんたらのやり方も、少し行き過ぎな部分があるんじゃないか?」


〈ジャスティス〉

「黙れ」


ジャスティスは手を合わせ、力を籠める。


〈クロダ〉

(結界? いや、コレは、、)


ジャスティスが出した結界は、次第に、彼自身の腕のように変形した。

それが形成され終わり、ジャスティスの背後に、ファンネル型ビットのように静止している。


〈ジャスティス〉

「いいお知らせだ、私には能力がない、だが度胸とフィジカルはある」


〈クロダ〉

「じゃあ、悪いお知らせだ、俺には能力がある」



瞬間、ジャスティスは、上(・)に(・)落(・)ち(・)た(・)。









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