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死神界探訪記  作者: ミドリ
見えない壁~大将戦~安心安全アパート~真夜中ポップ

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39/40

見えない壁①

※この回から徐々に文章量を多くします。


〈セレ〉

「それでさ、そのパン屋のおばちゃんがね?」


〈ミーヤ〉

「わはは! どこも同じような感じだよそれぇ~」


何度でも書くが、ここは戦場である。

笑い声など聞こえる環境でもない。


〈???〉

「いやぁ、初めてだね、無視してくるのは」


しかも敵もいる。

そんな中でこんな世間話をするのっておかしい。


〈セレ〉

「あなた自分でも言ってたじゃん、時間稼ぎなんでしょ?

 めんどくさいから、もう無視しようかなって」


〈ミーヤ〉

「なんか攻撃もぜーんぶ避けられるし」


〈???〉

「でも、何されるかわかんないよ?」


セレは立ち止まり、めんどくさそうに振り返った。


〈セレ〉

「あなたが、ミーヤの攻撃を避けていた時、違和感があった。

 あなたの動きは、今日出会ったどの人よりも遅い。


 ()()でも、見えてるんじゃない?」



〈???〉

「………まぁ、私は何も言わないけど?」


〈ミーヤ〉

「間があったよ今、コレ当たってるでしょ」


彼女は、ずっと目を背けている。


〈セレ〉

「だからさ、後ろから攻撃してこなかったんでしょ?

  どうなるか、分かってたから」


彼女たちは再び歩き出す、世間話がまた始まりかけた瞬間だった。


「でも、話には入れてほしいなぁ、無視は傷つくし」


彼女は、前を歩く二人に向けて話し始めた。


〈マイ〉

「私は、マイ・ドールマーって言うんだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あーあ、部屋追い出されちゃった。

どうしよっかな、暇になっちゃった。


窓の外を見る、いつの間にか雨が降っていた。

雨は嫌いだ、気圧で体が痛くなるし、メンテナンスがめんどくさい。


これだから人造人間は不便だ。


服についているタグ、グラス・シャルロットの文字。

植物人間だったからって、この名前はないだろ。


長い間、この世界を見てきた。

何処にいるんだろうか、この世界の創造主は。


そもそもだが、本当に存在するのだろうか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈ジャスティス〉

「つまりだ、存在しない」


〈ミドリ〉

「え? でも相手には当たるんですよね?」


部屋の中は、議論が白熱していた。

僕の能力についてだ。


ホワイトボードには、ここまでで出した結論が書いてある。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・発動条件  手を叩く

・能力    空想の質量を生み出す ← どういうこと??

・威力    物体貫通程度 ← どのぐらいの強さ? 

・弱点    本人の耐久力、手を叩かないと使えない、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈ミドリ〉

「…というか、何でこんなことしてるんですか?」


〈ジャスティス〉

「説明してやろう!」


能力ってのは、非常に危険だ。

だから、しっかり調べたうえで、情報を保管しなきゃならない。

もし裏切りがあっても、対応できるように。


〈ジャスティス〉

「ま、悪い奴はそんなことしないがね」


意味なくね?


〈ジャスティス〉

「…そんなに顔に出されると、不安になるな」


ジャスティスは飲んでいたコーヒーを置いて、席から立った。


〈ジャスティス〉

「さてと、能力はこれでいい、行くぞ」


〈ミドリ〉

「行くって、どこに?」




〈ジャスティス〉

「戦場にだよ」















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