Q.警備とは? ②
〈セレ〉
「結局、ミドリくんの能力は分かったの?」
〈レーナ〉
「うーん、まだ3割ってとこかな?」
走るキャンピングカーの中は賑わっていた。
〈ミドリ〉
「あれ、キャルさんって知らないんでしたっけ?」
〈キャル〉
「ああ、あの話は嘘だよ?」
「能力の話は本当だけど、能力の効果範囲は「本人が知っている、理解している事」だけなんだ」
「だから、残念。私には何も分からない」
〈ミドリ〉
「…今思ったんですけどね、その能力を使えば、ミーヤさんの弁護とか出来たんじゃないですか?」
「昨日の話を聞くと、二人ともそもそも友達だったんですよね?」
僕は、昨日の彼らの会話を思い出していた。
(牢に入る前なんだけどねぇ〜、2人で映画観に行ったんだぁ〜)
(覚えてる。あの時、ミーヤぐっすりだったよね)
((二人の笑い声))
〈キャル〉
「いやね、彼女は何故か全く情報が分からないんだ。不思議な話だよね」
突然、キャンピングカーが止まった。
何かあったのだろうか。
……ローブが投げ込まれた?
〈レーナ〉
「そろそろ着くから、体、縛っといて」
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時計を見る、私はイライラしていた。
予定時刻をすでに2分もオーバーしている。
これだから最近の若者は嫌なんだ。
今の時代は教育が甘くなってしまっている。
やはり最近の若者はもっと教養を体に染み込ませなければいけないと思う。
しかし、この考えもすでに淘汰されてしまったのだ。
嘆かわしい。
ふと窓の外を見た。
ピンクのキャンピングカーが駐車されていた。
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〈レーナ〉
「失礼します」
「遅い! 予定を10分もオーバーしやがって!」
〈レーナ〉
「あの、ぴったりですけど、時間。」
「10分前行動ぐらい普通だろ!」
〈レーナ〉
「それ、取引先とかだと良くないっすよ」
「うるさい!!!」
〈レーナ〉
「はいはい、本題入っていいですか?
テラコスタッテ・タル警備長殿?」
〈テラコスタッテ〉
「…なんだ。金なら貸さんぞ」
〈レーナ〉
「あなたに、再捜査が命じられました」
〈テラコスタッテ〉
「…誰のだ。」
〈レーナ〉
「ミーヤ・ヒロエンドです」
年配の男性は、少し動揺した。
そして、深く息を吸い込んだ。
〈テラコスタッテ〉
「…彼女の件は、特別収容扱いになった時点ですでに
判決は変わらないのではないのか?」
〈レーナ〉
「その、特別収容の判決が間違っているという証拠が出ました」
「あなたが、判決したものです」
目の前に置かれた資料を彼は読んだ。
〈テラコスタッテ〉
「…彼女と面会することはできるか?」
彼女は首を縦に振った。
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〈ミーヤ〉
「牢屋、別々になっちゃったねぇ」
〈ミドリ〉
「…なんでそんなに悲しそうなんですか」
〈シャル〉
「ミーヤはね、抱き枕ないと寝れないやつなんだよ」
〈ミーヤ〉
「ねぇ~言わないでよぉ~」
皆、牢屋の柵を掴みながら、話は盛り上がっていた。
その時、看守が入って来た。
看守はミーヤさんの牢の鍵を開けた。
「来い、面会だ」
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私はしばらく歩いて、面会室に着いた。
「入れ。」




