休憩時間①
ため息を少し長く吐く。
もう疲れた。
今日で結構読み進めたし、今日はもういいや。
それにしても、お節介だよな。
「ちゃんと勉強も出来てないから」って。
こんな本よこさなくてもいいじゃないか。
本の表紙を見る。
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死神界探訪記
著 チャット・クロノワール
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簡素な本だよなぁ。
今時の小説はもっと可愛い女の子とか
かっこいいドラゴンとか書いてるもんじゃないのか?
もう一度、ため息をつく。
この病室は、静まり返っていた。
全く、あの青田とかいうやつ、どんな趣味してんだ。
学校の先生向いてないんじゃないのか?
…漫画読みたいなぁ。
コレ、感想文も書かなきゃいけないのかぁ。
だっる。
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さてと、閑話休題だ。
まだ、具体的な能力の事は出てこないね。
それにしても、結構な文書いてるな。
もっと、いい表現なかったのか?
特にココ、牢屋の同衾のシーン。
青少年に見せちゃだめなやつだろ。
俺がいつか、書き直してやろうかな。
まぁ、無理かも。
だって俺、文法とか文章の書き方とか分からないし。
書いたら書いたで、ぐっちゃぐちゃだろうな。
…それにしても、あの男、ここまで書くのはキメェ。
後どんぐらいあんのコレ?
俺は小説の表紙から数えた。
あと、8割とちょっとが数えられた。
長くない?
今、起承転結の「起」なの?
ま、何もすることないから読むけどね。
俺は小説に栞を挟んで、閉じた。
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死神界探訪記
著者 青田 ミドリ
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