世界会議が段々わかってきました
「後、制約がある。大事な話しだ良く聞け!世界会議がダラダラと長くなるのを防ぐ意味でルールを設ける!一日以内で全ての議題を可決し会議を終えたら褒美として我が皆の望む形で望むままの未来を全力で叶えようではないか!七日以内に解決したら我が責任を持って皆の全ての願いをいい感じに叶えてやろう!一ヵ月以内に解決したら全ての願いをただ叶えよう。三か月以内なら全ての願いは叶えん、一部の願いだけ叶えよう!五ヵ月以内なら一つの願いだけ我は叶えよう!一年以内、結果を見て我が適当に叶えてやろう!この言葉は紙にしよう。世界会議のルールと叫べば表示される。よく見て何日で解決するかを考えることだ」
「「「「「「「一日!一日!一日!」」」」」」」
「一日だろ!」
「一日で全て解決した世界ってあったっけ?」
「九十八世界あるでござるよ!今までの最短記録は十秒でござる!」
「「「「「「「一年!一年!一年!」」」」」」」
「祭りは長いに越したことはないぜ!」
「ヤマダにお任せが一番いい!」
「じっくり話し合えるし一番良い結果になるのは一年に決まってるわ!」
「いーや七日がベストだね!ヤマダが責任を持ってやってくれるからね!」
表示してみましょう。
「世界会議のルール!」
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世界会議のルール
(前提)
・議題は全会一致で可決するものとする
・一度可決したものは全会一致しないと否決できない
・議題は参加者が持ち寄るものとする
ピースメイカーヤマダの仕事は会議にかかった日数で以下の通り変化する
(一日以内)
全ての願いを皆が望む形で全力で叶える
(七日以内)
全ての願いを責任をもっていい感じに叶える
(一カ月以内)
全ての願いをただ叶える
(三カ月以内)
一部の願いを叶える
(五カ月以内)
一つの願いを叶える
(一年以内)
結果を見て適当に叶える
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一日が良いように思います。一日で全ての議題が終わるでしょうか?最短の十秒ってどうやったんでしょう?
「ござるさん十秒ってどうやったんですか?」
「それは言ってはならぬ定めでござる。秘密でござるよ」
むむむ、ダメですか残念です。
「なるほどのう。ではヤマダよ、わしもヤマダと呼んでもよいかの?」
「リンネはいいよ、拳を交えた仲だからね」
「「「「「「「スケベ!スケベ!スケベ!」」」」」」」
「はいはい、下心はありませんよー」
「「「「「「「ロリコン!ロリコン!ロリコン!」」」」」」」
「はいはい、ロリコンじゃないですよー」
「ヤマダよ、質問があるんじゃがよいかのう?」
「はい、いいですよ」
「一年以内に解決しなかったらどうなるんじゃ?」
「我はそなた達の神と一年契約を結んでいる。一年で我の仕事は終わりだ。一年を過ぎるときは責任を持って後任に別のピースメイカーを派遣させよう。但し後任のピースメイカーは三年契約とする」
「その三年を過ぎたらどうなるんじゃ?」
「後任のピースメイカーは我が紹介する一流どころだ。そのものが責任を持って後任を紹介するだろう。但しその次に来るピースメイカーに関しては我は関知しない。信頼できる奴なのか腕は確かがどうかは保障できない。基本的にグレードは下がっていくと思えばよい」
「お主は超一流ということかの?」
「リンネちゃんヤマダ以上のピースメイカーはいないよ」
「いやピースメイカーは相性だろ、意外とヤマダが後任選んでその方がよかったってことあると思います」
「はい、可哀そうな世界発見!それはそう思い込みたいだけ!」
「ピースメイカーといえばヤマダ、ヤマダといえばピースメイカーだからな」
「ピースメイカーが変わると何が変わるのかのう?」
「できることの範囲がまったく違ってくるよ」
「ヤマダは何でもできる!」
「他の奴はできないことがある」
「そのできないことがピンポイントで叶えて欲しいことだったりするのよね」
「そうそうだからヤマダが呼ばれるんだよ」
「ヤマダが紹介する後任はピースメイカー本部にいるヤマダの後輩たちだから期待できるけどそれ以外は海千山千」
「なるほどのう、叶えられる願いの範囲が変わってくるんじゃな?」
「範囲もそうだしグレードもだね」
「願いを願いのまま叶えてくれる人って少ないのよね」
「ほんとそれな!うちの世界にきた自称ピースメイカー最悪だった」
「自称はね、公認じゃないと」
「野良のピースメイカーも業績がいいと本部に引き抜かれるらしいからね。結局本部のピースメイカー、一強っしょ」
「いや最近は冒険者連盟に頼むっていうのも手だべ。グレンさんが理事やってるだけあっていい冒険者揃ってるし」
「冒険者連盟なあ、加盟世界じゃないとな」
「てかせっかくヤマダがいるんだからヤマダにやって貰うのが一番っしょ」
「そうそう、その幸運がいなくなってからわかったりするのよね」
「だな、ヤマダで決めときなよ、その世界の奴らヤマダが来るなんてすげえ確率だぜ」
「お主は何やら有名人らしいのう」
「まあね、これでもピースメイカーって言い始めたの俺だからね」
第一人者って言ってました。やっぱり凄いんですね。
「なるほどのう。聞いたか会議に参加する奴らよ。わしは世界会議は最低でも一年以内を目指すぞ」
「リンネはん、わいが調べた感じもヤマダ一択やった。その話し乗るで!」
「余も同じ意見だ。最低でも一年以内を目指すぞ」
商業国家エセベンサイカンの王とライメイレン帝国の皇帝が応えます。
「我らの王はヤマダだ。ヤマダ以外のものには任せられない」
スプラッシュ族チャン・メイさんが続きます。次々に各部族の長や国の王が賛同を示していきます。
「わしは一日を目指すぞ!」
お父様!?一日宣言です。グッド宰相これは会議の結果なんですか!?聞いてみましょう。
「グッド宰相、本当に一日を目指すんですか?」
「国王様の独断です……」
「父がすみません」
「いえ……王よ!会議を続けますよ!」
ご迷惑をおかけします。ほんとお父様は!お父様の一日宣言を期に各人が何日を目指すか言い始めましたが一日を目指すという人もいれば最低でも一年という人もいてバラバラです。
「四年以内よ。ヤマダでなくてもいいわ」
エルフ族の王女様です。
「私たちエルフ族はエルフ族の大願を成就させるために一年以内ずっと否決し続ける用意があるわ!」
「なんやって!?」
「なんだと!?」
「そういうことも可能ってことでしょヤマダ?」
「まあそうだね、いんじゃないドンドンやりな」
「ならば我が部族もだ!」
「うちもだ!」
「俺のとこもだ!」
はわわっ、大変なことになってきました。
「でもそういう駆け引きは別回線でやってくれるかな。ほいっと。参加者たちの前に新たにスクリーンが出たでしょ。そっちでやってくれるかなお兄さん質問の受付とか他にやることあるから」
「わかったわ。これね、私たちはエルフ族の……」
女王が映っていたスクリーンが消えました。何を要求したのでしょうか?気になります。
「こっち以外は国民に映らないようになっているから各自安心して色々相談してね。前哨戦大いに結構!時間は有効に使わないとね。他に誰か質問とかあるかな?」
「ピースメイカーさん今よろしいですか?」
教会で修道服を着た金髪の女性が映ります。知っています彼女は聖女マリアンヌ様です!
「聖女様ああああああああ!」
「マリアンヌ様あああああ!」
「「「「「聖女!聖女!聖女!」」」」」
「ふむ、この世界で聖女と謳われるものか、よい申してみよ」
「私の名前はマリアンヌです。私も会議へ参加したいのですが参加させていただけないでしょうか?」
「教会の代表者は教皇にしていると思うが代わると?」
「二人はダメですか?」
「ダメです。交代は本人の同意がなければ認めません」
「そうですか、教皇よ」
「はっ!我らが聖女よ」
調印式をやってもらった教皇様が画面に映ります。
「代わりなさい」
「はっ、ですが……」
「代わりなさい」
「かしこまりました」
「では交代を認める」
勇者様が教皇様の映っている画面から聖女様が映っている画面へ指を移動させます。聖女様の左手が輝きました!聖女様が左手を空に掲げます。
「うおおおおおおおおお、聖女様ああああああああああ!」
「「「「「聖女!聖女!聖女!」」」」」
大歓声です!
「ありがとうございます。皆に伝えたいことがあります。神はおっしゃいました『戦争をなくすのは歴史の否定だ』と!皆よ、よく考えてください。本当に戦争をなかったことにするのが正しいことなのでしょうか?確かに悲劇です。多くの民の命が失われました。しかし、それを乗り越えるのが我ら神の子の使命ではないでしょうか?失われた命を新たに創造するなど神への冒涜、命への冒涜ではないでしょうか?」
「聖女様はいいこと言うぜ!」
「だな、ポンポン生き返らせたら命の大事さが失われちゃうぜ!」
「「「「「聖女!聖女!聖女!」」」」」
「ふざけるなあああああ!」
牢屋からクリストファーさんが叫びます!
「それは近しいものを失っていないからあの惨状を目にしていないから言えるのだ!」
「そうだ!ふざけるな!」
「お父さんを返して!」
聖女マリアンヌ様が涙を流します。泣きながら訴えかけます。
「私も悲しいのです。ですが!失った命はもう戻らないのです!私たちは悲劇を糧に生きなければならないのです!そして、次なる悲劇を生みださないようにするにはどうすればよいかを話合わなければならないのです!現実から目を背けてはならないのです!」
「「「「「「「聖女!聖女!聖女!」」」」」」」
「ヤマダは悪魔です!まるで悪魔のようです!その甘言に流されてはならないのです!」
「でた!ヤマダ悪魔説!」
「だな、ヤマダは悪魔だな」
「報酬の安いサービス精神旺盛な悪魔な!」
「「「「「「「悪魔!悪魔!悪魔!」」」」」」」
「のう?ゴロゴロしておるようだが、言われておるぞ。良いのかのぉ?」
リンネさんが勇者様に話しかけます。勇者様は先ほどからベッドの上で銀色の板をいじりながらゴロゴロしています。
「ん?我が悪魔だと?その通りだ。我は悪魔とも呼ばれておる。好きに呼ぶがよい。悪魔を望むならもっと悪魔らしくしてやるぞ」
「フワァハッハッハー、ヤマダは我らが呼んだ悪魔よ!今気付いたか愚民共よ!」
「面白いの来たっ!」
勇者様が跳び起きます!




