90話 魔族メグ少佐と部下メイド達の襲撃。
魔王と世界各地にいる魔族達を退治するためにリーベルの町から旅に出た優梨とアリスだったのだが、そんな二人の前に突如、魔族であるメグ少佐と部下のロリメイド達が現れて襲ってきたのだった!
「待ちなさいー!ソノサキユリ、アリス!」
«待てぇー!»
「まだ追いかけてくるよ!」
「今は全力で逃げて、森を抜けるの!」
「わかった!」
「逃げるなんて卑怯ですー!戦いなさいー!」
«そうだ、そうだー!»
アリスと優梨は森に入って全力疾走で走って、追いかけてくるメグ少佐とメイド達から逃げていた!
「足が早すぎるよ!このままじゃ追いつかれる!」
「頑張って!もう少しで森を抜けるから!」
「待ちなさいと言っているでしょうが!」
そして何とか森を抜け出した!
「ハァハァ…奴らを町から遠ざける事は出来た…」
「そうだね…でも…」
ユリが息を呑むのも当然だ、なぜなら後ろが断崖絶壁の崖になっているから!
「もう逃げ場はありませんよ!いい加減に観念してください!ソノサキユリ、アリス!」
「やるしかないね!」
「うっうん…?」
「さぁ、皆さん!あの二人に攻撃しますよ!」
«ハァハァ…»
「あれっ…?皆さん、どうしたんですか…?」
ロリメイド達は全員、息を切らしてバテていた。
「あなた以外、みんな疲れてるみたいだね…?」
「あなた達がこんな所まで逃げるからです!どんだけ走ってるんですか!10キロ以上は走ってますよ!」
「ごっごめん…?」
「魔族に言い負かされないで…?」
「こうなったら仕方ありませんね!私だけでもあなた方を殺して差しあげます!」
メグ少佐は斧を出現させて構えると、魔力を放った!
「こいつは多分、ザクロ大佐より強くない!二人でかかれば勝てるはずだよ!ファイアー・ナイフ!」
アリスは炎の小刀を作り出した!
(ユリさんも天使の術を!)
(うっうん…)
「エンジェル・ウイング…」
そして優梨も天使の羽を纏った!
「確かに計算上、メイド達の戦力を合わせて、五分五分だと思ってましたから、私が圧倒的に不利でしょう、ですが城を守るためです!ここでおめおめと引き下がるわけにはいきません!」
「城を守るため…?それが私達を襲った理由なの…?」
「それが何だというのですか!オラァー!!」
メグ少佐が斧を振り回して、優梨に襲いかかった!
「わっ!!」
それをしゃがんで躱した!
「やりやがったな!今度はこっちから!」
「待って!」
「えっ…?」
優梨はアリスが攻撃するのを止めた。
「どういうつもりです…?」
「私達、本当に戦うしかないのかな…?」
「なっ何を言ってるんですか…?」
「自分でもわからない…でもあなたが悪い子には思えないんだ…話し合いで解決出来ないかな…?」
「話し合いで解決…?」
「ちょっと、相手は魔族なんだよ!?」
「そうだけど…」
「ユリちゃん…?」
「そっそんなこと言って油断させるつもりでしょう!」
「ちっ違うよ!」
「私がそこまで馬鹿に見えましたか!」
「だっだから!」
「いいから戦いなさい!オラァー!!」
(思う所があるのかもしれませんが!今は防御してください!)
「エンジェル・ソード!」
優梨は光の剣で斧を受け止めた!
「ぐっ!」
「やはり、やりますね、ですが!」
メグ少佐は斧に魔力を加えて、崖のギリギリまで追い込んだ!
「ぐっ…」
「まだ耐えますか!」
「今、加勢するから!」
«そうはさせるか!!»
「なっ!?」
アリスの体をメイド達が取り押さえた!
「いつの間に!?」
「皆さん!」
「メグ様、この人間は私達が身動きを封じます!」
「そのうちにメグ様は仕留めてください!」
「助かります!」
「離せ、離しやがれ!今すぐ離さないとおまえら全員をアタシの炎の術で燃やし尽くすぞ!それでもいいのか!」
「絶対に離すもんか!!」
「私達の大切なお姉様の城を守るためだもん!!」
«そうだ、そうだ!!»
「チクショ!」
(こいつら、見かけによらず力が強い!)
「アリスちゃん!!」
「仲間の心配してるとはまだ余裕のようですね!」
「うおおっ!」
「何!?」
優梨は光の剣の力を高めて、次第に押し返し始めた!
「まっ負けません!この!!」
しかし次の瞬間、二人のぶつかり合う大きな力に耐えきれず足場が崩れた!
「うそっ…?」
「そんな…?」
«きゃぁー!!»
二人はそのまま落下した!
«メグ様ー!!»
「そっそんな…ユリちゃーーん!!」




