第六話 悪人
第6話〜!
「おはようございます、レオン。昨日はその...なんというか...その...見苦しい姿を見せてしまって申し訳ございません。リーダーである私があのような弱い姿を見せてしまって。」
朝、セラ先生は恥ずかしそうに顔を赤らめながら挨拶をしてきた。
「いや、なんなら安心したよ。先生にも怖いものがあるんだって。....先生、今日から本格的にアレが...俺達の仲間になりますね。」
「えぇ、何かアレば私が守ります。ですが、近接戦に持ち込まれたら私に勝ち目はありませんので、警戒は怠らずに。それから...もしかしたら、私の理性が保てなくなるかも知れませんから、その時は私を止めてください。」
セラ先生の弱い部分を見るのはなんだか、新鮮な感じがする。
俺とセラ先生は上着を羽織り、杖を持ち、セラ先生はプラスでとんがり帽子を被って部屋を後にした。
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宿のロビーに行くとすでにネスティアとフィーナが待っていた。夜の間にフィーナが殺されている、ということは無かったようだ。
「アンタ達、ちょっと遅かったんじゃない?」
俺とセラ先生はフィーナを無視してネスティアの方を見る。ネスティアはそのことに気づいたのか、目が鋭くなる。俺は鳥肌が立つ。セラ先生も少し震えている。
「ねぇねぇ!レオン!見て見て!」
フィーナだけが緊張感が無い。
「ほら、ネスティア!手を伸ばして?こうやって、ぶら下がることも出来るのよ!ネスティア、筋肉がすごいから私くらいなら普通に!レオンもやってみる?」
「あ...あー、お、俺は別にいいかなー。」
なるべく声色に出さないように頑張ったが、それでも少し震えていたかも知れない。
「皆さん、支払いは終わりました。行きましょうか。」
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「にしても、良かったです。フィーナはネスティアに懐いたようで。安心しましたよ。」
俺とセラ先生は怖いのでネスティアから距離をおいているが、フィーナは全然そんな様子がなく、腕にぶら下がろうとしたり、キラキラした目で剣を見つめたり。
緊張感が無いというか、なんというか。だが、フィーナの存在がこのギスギスしている空間を和らげているのだけは確かだ。
フィーナがいて良かった。心からそう思う。
「...待て、あれは何だ?」
ネスティアが突然歩みを止めた。フィーナはネスティアの腕にぶら下がるのをやめ、地面にヒタッと着地する。
「燃えてますね、急ぎましょう。場所からして次の目的地の村です!」
セラ先生がそう言った途端、ネスティアとフィーナが走り出した。俺も追いかけるように走る。
火事だ。煙が出ている。
「レオン、人を助けますよ。水属性の魔法ですが、なるべく初級魔法で対応してください。上級以上は使ってはいけません。中級も控えて!なぜだかわかりますよね?」
「威力が高すぎる魔法では逆に救助しなければならない存在を殺してしまう可能性があるから!」
「正解、さすが私の弟子です!」
ネスティアとフィーナはすでに燃えている方向へ消えていった。
「ネスティアは大丈夫だと思うけれど、フィーナが心配すぎる!」
「レオン、フィーナはああ見えてなかなかに強い方ですよ。火事ぐらいでは死にません。」
セラ先生はすでにプカプカと水球を繰り出しており、遠距離から飛ばしていた。
「...すげぇ!」
「感心している場合ですか!そんな暇があるならもっと速く走ってください!」
さすがS級魔法使い。俺もうかうかしてられない。
俺もセラ先生を真似するように水球を作りながら走った。
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「ふぅ、とりあえず、死者はいないようですね。燃えていたのも一軒だけ。燃え移らなくてよかったです。」
セラ先生はほっと息をつく。
「えぇ、皆さんのおかげですよ。あなたたちがすぐに駆けつけてくれたおかげで、被害が最小限ですみました。」
「この村の冒険者たちは誰も来なかったのか?」
俺はふと疑問に思ってセラ先生と話している老人に問う。
「冒険者がちょうど今、この村にいなかったもので。このような小さい村、無視をする冒険者たちも多いのですよ。」
老人の返答を聞いてレオンは辺りを見渡す。
少し寂れた、静かな村だ。俺が元々住んでいたライヒ村なんかよりよほど寂しい雰囲気だ。
「それで、なんでここは燃えたんだ?」
ネスティアが聞く。
「その...盗賊に襲われたもので...」
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「盗賊狩りに行くぞ!」
ネスティアは俺達3人に大声で叫んだ。
「そんなに大きな声で言わなくても聞こえてるよ!」
「この村を襲った盗賊の拠点はあの森の中にあるらしい!強い冒険者がなかなか来ないこの村ではその盗賊を狩る依頼も出せなかったそうだ!私たちがその依頼を引き受けてこの村を救おうではないか!」
「盗賊刈り!盗賊刈り!イエイ!」
フィーナのテンションだけ高い。物騒だな、この娘。
「...まぁ、村のためにも盗賊を倒すことは間違ってないな。見放すわけにはいかないし。」
反対する理由はない。俺は杖を持って立ち上がる。
「なるべく速いほうが良いだろう。行くぞ。」
「そうだな、急ごう!」
俺が立ち上がった瞬間にネスティアとフィーナも立ち上がる。
セラ先生だけが、座ったままだった。
「...ネスティア、リーダーとして言います。懲らしめるのは結構です。ですが、殺しだけはダメです。絶対に。」
「何故だ?悪人は死ぬべきだ。」
ギロリとネスティアがセラ先生を睨みつける。セラ先生は杖を持ってよっこらしょと立ち上がる。
「少なくとも、事情を聞いてからです。理由を聞かれても言えませんが、リーダー命令です。従ってください。」
「納得できん!」
「従ってください。お願いします。」
セラ先生は帽子をギュッと被り、歩き出した。
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「あの小屋ですね。元々狩猟小屋だったそうです。今は誰もいないはずらしいですが、明かりがついてます。間違いないでしょう。」
セラ先生は手で『待て』のハンドサインを送る。
「......透視しました。人数は14人と言ったところでしょうか。では、ゴー!」
セラ先生がそう言った途端にフィーナとネスティアが飛ぶように狩猟小屋へ突っ込んでいく。俺も杖を片手に走り出す。
「なんだ?うッ!」
「お前ら何をっ!ガッ!」
一人、ネスティアに峰打ちされて倒れる。もう一人はフィーナの蹴りを股間に喰らった。
「ファイヤーボール!」
俺も3人ほどを魔法で吹き飛ばす。
セラ先生は何もしていない。否、ネスティアを見張っている。ネスティアが殺さないようにずっと見ている。
「リストレイント!」
俺は次々と倒されていく盗賊たちを拘束していくことに徹することにした。たぶん、俺が何か魔法で戦闘するよりそっちのほうが効率がいい。
5分後、全ての盗賊たちを拘束することに成功した。フィーナとネスティアが引っ張って全員を一箇所にまとめる。
「おい、起きろ!」
ネスティアのドスの利いた声で一人、目を開ける。
「貴様らのリーダーは誰だ!言え!」
「か、頭は私だ。」
茶髪のポニーテールの盗賊。服は薄汚く汚れていて、背丈は160くらい。まだ若い。お酒が飲める年齢かどうかも怪しい。
「そうか、前に出ろ。首を斬る。」
ネスティアはそう言って力強く剣を握った。女盗賊は震えている。が、覚悟を決めたのかゆっくりと前に出てきた。
「ちょっと待って、事情を聞こう。何か理由があったのかも知れない!」
俺が急いで止める。ネスティアがこっちを睨んでくる。
「私もレオンと同意見です。まずは話から。」
「罪人の理由などどうでもいい!」
「どうでもいいわけありません!好きで罪人になる人間なんて基本いないのですから!」
セラ先生が感情的に叫ぶ。彼女はネスティアに杖を向けている。やる気だ。
「...リーダー命令です。まず、話を聞きましょう。殺すのはいつでもできます。」
セラ先生は自分を落ち着かせるように深呼吸をする。フィーナはあたふたしていたが、セラ先生が少し落ち着くと静かにセラ先生の背中を擦った。
「ほら、話してみて。」
今、まともに話せるのは俺しかいない。俺はなるべくやさしい声色で女盗賊に話を促した。
「...私たちは元々、一つの村の住人だったんだ。平和な村だった。物資もかなり豊かで、みんな笑顔で。あの日々が懐かしい。戻れるなら戻りたい。」
女盗賊は遠い目をしながら、語りだした。本当に昔の自分たちを思い出す様子で。
「けれど、そんな日々は一瞬で無くなった。ある冒険者の一行が来たんだ。私たちの村は結構外れにあるから冒険者が来ることはめったに無い。最初は歓迎したんだ。だけど、アイツら、夜になった途端村を襲ったんだ。冒険者が盗賊になることは多い。王都で捕まっている盗賊に元の職業を聞いたら冒険者と答える人間が何人もいると思う。とにかく、私たちはソイツらにやられた。村は焼かれ、死者もかなり出た。物資は奪われ、金もとられた。食料も奪われ、畑も燃やされ。残ったのは灰とススだけ。絶望だよ。村を立て直そうにも、何もない。それで私たちに残された道はこれしか無かった。盗賊。生きていくためにはもう、選択肢が...クソッ!」
「あっ...」
女盗賊の目からポタポタと水粒が落ちる。歯を食いしばって、必死に声を我慢して。
悔しいのだ。苦しいのだ。腹立たしいのだ。
俺はこの盗賊たちに同情してしまった。
「それで、自分たちがやられたから同じ事をしたのか!このクズ共が!死に値する!」
ネスティアは毛を逆だて、剣を血管が浮き出るほどににぎりしめて、女盗賊に怒鳴る。
「...私が最初にやろうと言ったんだ。私からの頼みだ。殺すなら私だけにしてくれ。頼む。」
女盗賊は覚悟を決めた目でネスティアを見つめる。」
「罪人の言うことを私が聞くと思ったか!全員死ね!」
ネスティアは剣を振り下ろした。
「シールド!」
「何の真似だ!セラフィナ!」
ネスティアの怒りの矛先がセラフィナに向かう。
「事情を聞いたでしょ。嘘はついていないと思います。プロの盗賊ならこんなにあっさり捕まりませんよ。ネスティア、この事情を聞いてもまだ殺そうと思うのですか?」
「悪人は死んで償う!当然のことだ!」
「悪人でもやり直せる!罪は償える!」
セラフィナはネスティアが叫んだ瞬間に叫び返す。
まずい。セラ先生は怒っている。こんな怒鳴り声を上げるセラ先生は、目が血走っているセラ先生は見たこと無い。フィーナも困惑している。
そんな状況なのに、何故か俺は葵との思い出を思い返していた。
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俺が小学生の頃の話だ。
俺は葵の家で一緒にゲームをしていた。葵のお母さんは買い物に出かけていて、家にいなかった。
「あー!もう!葵お前、ズルしているだろ!」
「春が弱すぎるんだよー。」
葵はクスクスと笑った。
「もう!つまんねー!俺もう帰る!」
俺はゲームで負けすぎてふてくされて、テレビの前から立ち上がった。そのまま玄関まで行って帰ろうとした時だった。
「えー、もう帰っちゃうの?負けたからって拗ねるのが速いよー。もうちょっと!もうちょっとだけさ!」
葵が俺を後ろから抱きしめて、捕まえてきた。
「ちょっ!気色悪いな!離せよ!もう!」
俺が嫌がってジタバタする。葵も負けじと力を強くする。
「あー!鬱陶しい!」
俺は葵を突き飛ばした。葵はよろけて、後ろにあった棚にぶつかる。すると棚の上にあった花瓶がグラグラと揺れ...葵の隣に落っこちた。
パリンッという音が響き渡る。
「...ヤバい!これ、お母さんがすごく大事にしていた花瓶なのに!」
葵は焦って、とりあえず割れた花瓶の破片を集める。
「お、俺のせいか?!」
俺も焦って、一緒に集める。
「お母さんが帰ってくる前にどうにかしないと!」
「接着剤!接着剤ってどこにある?」
俺も葵も、本当に滑稽なくらい焦っていて。
「あー!無理だ!隠そう!」
押し入れに花瓶を放り込んだ。
「ただいまー、春くんまだいるー?」
葵のお母さんが帰ってきたのはちょうど押し入れに押し込み終わったときだった。
「あ、い、いるよー。」
俺は少し噛んだが、返事をする。
「お、お母さんおかえりー!なにか手伝おうか?」
「俺も手伝うよ!」
葵も俺も葵のお母さんに気を遣って、なにか手伝おうとしていた。
「...ん?葵も春くんも、どうしたの?」
葵ママは困惑する。無理もない。俺達は普段、お手伝いなんて絶対しない。そんな二人がいきなりお手伝い、と。怪しさ満載だ。
「...そうねー、じゃぁ、夕ごはんの準備、手伝ってもらおうかしら。」
ニコッと葵ママは笑った。今思えば、葵ママはあの段階でなんとなく察しがついていたのだと思う。
その後、俺も葵も、それはそれは全力で手伝った。更を並べ、調理道具を洗い、食材を運び、更に盛り付け。
そして、夕ご飯が出来上がった。
「春くんも食べて帰りなよ。お母さんには連絡しておくから。」
葵ママはニコッと笑い、俺のお母さんに連絡した。
「それで、二人とも。何を隠しているの?」
俺と葵の背筋がゾクッとする。
「な、何も隠してないしー!お母さん、変なこと言わないでよ!」
「そ、そう!今日はなんか、お手伝いしたくて!」
「そうね。葵、二人とも、今言えば許してあげる。」
「「花瓶をわりました。」」
俺と葵は即答した。
「ふーん、ま、そんなところだろうとは思ったよ。それで?どこに隠したの?」
怒鳴られる、と思ったが怒鳴られなかった。かわりにニコッと葵ママは微笑んだ。
俺と葵はゆっくりと押し入れの方を指さした。
「なるほどね。二人とも、隠すのはよくないわ。だって、絶対いつかばれるんだもの。」
葵ママは箸をおいて目を瞑った。
「お手伝いしたのは褒めるわ。悪いことしたから、なんとなくきまりが悪くてやったことだと思うけれど。いい?二人とも。悪いことをしたら、まずは謝るの。大体のことは許してもらえるから。だけど、悪いことをしたままってのは良くない。なにか、悪いことをしたらその後、良いことをするの。じゃないと、悪いことをされた人が可哀想でしょ?だから今日の二人は惜しかったねぇごめんなさい、だけ言えてたら満点だったわ。」
「その...お母さん、怒らないの?」
「えぇ。あの花瓶、大事にしていたから少し残念だけれど。二人に怪我がなくてよかったわ。」
葵ママはそのまま立ち上がって、俺と葵の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「お仕置きだー!」
「ちょっと!お母さんやめてよ!」
「くすぐったい!」
そんな感じで、最後は3人で笑いあった。
今思い返すと、いい思い出だ。
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「悪人は死んで償う!当然のことだ!」
「悪人でもやり直せる!罪は償える!」
ネスティアとセラ先生の間に火花が散る。
俺にはわからない。なぜ、ネスティアがそこまで悪人を殺すことに執着をするのかも、セラ先生が悪人を殺さないことに執着をするのかも。
「この人たちは生きていくために仕方なくやったんです!やり方は間違っていたかも知れませんが、償えます!生きて、やり直せます!」
「悪人はいつまでたっても悪人だ!表側だけ改心したふりをして、中身は何も変わらない!みんなそうだ!そういう奴らだ!」
ネスティアもセラ先生もいつ戦い始めてもおかしくない状況だ。
俺が止めなくては。
「二人とも、ストップ。ちょっといい?盗賊達に俺が聞きたいことが一つだけある。」
俺は二人の間に割って入り、縛られた盗賊たちを見下ろす。
「この中で、殺人をしたことがある人は手を上げて。」
誰もあげない。まぁ、これで普通に上げる人間はいないか。
「私たちは殺しだけはやっていない!殺しだけはダメだと決めているんだ!」
頭の女盗賊が叫ぶ。周りの盗賊たちも頷く。
「...魔法で見た結果、嘘は誰もついてない様子だよ。」
俺はネスティアの方を見る。
「一回くらい、償いのチャンスをあげても良いんじゃないかな?」
ハッタリだ。そんな魔法実在しない。
「ならん!殺して、死で償わせる!」
「ねぇ、ネスティア。一つ思ったんだけど、言って良いかしら?」
ずっと黙っていたフィーナが手を上げる。
「ネスティア、アンタが悪人を殺すことは『罪』じゃないの?」
ネスティアの目がかっと見開く。地雷だ。たぶん、一番ネスティアが言われたくなかった言葉だ。
「だっておかしくない?アンタは誰かを傷つけたり、悪いことをした人を殺しているけれど、人を殺すのって悪いことでしょ?アンタは悪人にならないの?」
「...黙れ!」
「いくら相手が悪人とは言え、人を殺しているんだもの。悪いことよね?」
「黙れ!」
「黙らないわ。アンタが殺しているのが悪人だからセーフってわけにはいかないでしょ?アンタがこれまで殺してきた悪人の中に、悪人を殺したっていう罪の人がいたとしても、今のアンタの様子を見た限りだとそんなこと聞かずに殺しているっぽいし。自分と同じ事をしている人を殺している可能性だって十分にあるでしょ?」
「うるさい!」
ネスティアは明らかに動揺している。それだけネスティアの言葉が効いているのだ。
「ネスティア、自分に都合の悪いことを『黙れ』で終わらせようとするのは滑稽ですよ。」
セラ先生が睨みながら言う。
「反論できないなら、それまでです。一度、彼女らに償いのチャンスをあげましょう。先程の村に連れて行って、その村の手伝いをさせるのです。1週間あの村に滞在して様子を見てみましょう。良いですね?」
「ならん!悪人はいつまでたっても悪人だ!」
「それはさっき聞きました。それに、そのセリフをあなたが言う資格はありません。だってあなたも悪人なんですから。」
「クッ!」
ネスティアは歯を食いしばった。
「レオン、拘束を解いてやってください。」
「悪人は...悪人は!」
俺は膝に手をつくネスティアを横目に、一人ずつ拘束を解いていった。
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あれから2週間がたった。村人たちに事情を話した盗賊団は、村の手伝いをその日から初めた。畑仕事に掃除、家事の手伝いや魔獣狩り、狩猟など、それは何でも。
元々1週間だけ滞在して様子を見るつもりだったが、ネスティアが「まだ信用ならん!」と言うので滞在期間を1週間伸ばした。
俺達は村から離れて、次の街を目指す。
「さて、ネスティア。彼女たちはこの2週間、大した問題もおこさず、村の手伝いをきちんとしましたよ。どうです?人は償えるでしょ。」
セラ先生は勝ち誇ったようにネスティアに言った。
「...まだ私は悪人が本当に償えると思っていない。」
ネスティアは頑固で負けず嫌いだ。しかし、以前ほどその言葉に覇気がない。自信がなくなっていた。
「今回はフィーナがMVPだな。」
俺はフィーナの頭を撫でた。
「ちょっと!年下の分際で気安く私を撫でないでくれる?ま、褒めるのは構わないわよ!むしろもっと褒めなさいよ!」
フィーナはドヤ顔でまんざらでもなさそうだ。
俺達はそんな感じで、次の街を目指し始めた。
リゼロの奪還編始まったね!いやー、メィリィ結構好き。個人的にはシャウラさんとフレデリカ姉さまが推し。フレデリカ姉さまはたぶん第4期は出てこないけれど、シャウラさんが可愛くて可愛くて!コチラからは以上です!




