第七話 遺跡
第7話!なんか暗い話。
「ねぇ!ココの近くに遺跡があるらしいわよ!見に行かない?」
フィーナは朝から元気だ。昨日、仲間割れ一歩手前まで行ったのにこの娘は本当に危機感がない。まぁ、確かに、そんな事を引きずっていても仕方がないが。
「遺跡ですか。この辺にまだダンジョンが残っているなんて知りませんでしたよ。」
「いいや!セラ!その遺跡には魔物は出ないわ!管理が行き届いているから!聞いた話によると歴史的に価値のある遺跡らしいの!ね?みんなで行こ?」
フィーナは子犬のような目でセラ先生を見つめる。
「まぁ、特に不都合なこともありませんし、行きましょうか。フィーナが行きたいと言っているわけですし。」
「やったぁ!」
「それにしても、フィーナ。お前に歴史への興味があったなんて。」
「いい?レオン。私はこれでも貴族の娘よ。それなりの教育は受けているの。いろんな事を教えてもらって、歴史が一番面白いって感じたのよ!ほら、いろんな英雄とかかっこいいモンスターとか出てくるじゃない!」
つまるところ、フィーナは歴史好き、というより英雄好き、冒険譚好きといったところか。
「では、早速行きましょうか。」
セラ先生は朝食の支払いを済ませる。
「ネスティア、あなたも行きますか?」
ネスティアはあの件以来、あまり口を開いていない。何かを考えるようにぼーっとしている。
「ん?あ、あぁ。私も行こう。」
ネスティアは剣を担いで立ち上がった。
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その遺跡は村の外れにあった。フィーナが言っていたように管理が行き届いており、綺麗だ。
もっと廃墟のようなものを予想していたがそんなことはない。
石造りのピラミッドのような遺跡で、石にはなぞの模様が彫ってあった。
「うわー、デカいな、この遺跡。セラ先生、何の遺跡か分かる?....ん?...セラ先生?」
セラ先生の返事がない。俺はふとセラ先生の方を見る。
変だ。様子がおかしい。
セラ先生はガクガクと足を震わせて、何かに怯えていた。
「セラ先生、どうしたんですか?」
「い、いえ、何でもありません。フィーナ、満足ですか?」
「何言ってるのよ!まだ中に入ってないじゃない!こういった遺跡はだいたい中に英雄の伝説とかが掘ってあるのよ!それを見てもないのに帰れないわ!」
セラ先生はビクッと身震いをする。
明らかに変だ。いつものセラ先生じゃない。
「まさか、遺跡が怖いのぉ?」
フィーナがニヤリと笑ってセラ先生のもとにテトテト走り寄ってくる。
「そ、そんなことありません!遺跡は怖くないです!遺跡は...」
「なら、はやく行きましょ?」
「ちょ、ちょっとフィーナ?!」
フィーナはセラ先生の手首を掴んで遺跡の中に走っていった。
ネスティアが、そんなセラ先生を訝しむように見つめていたのに俺は勿論気づいている。
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「広い遺跡ね!ねぇ、壁にいっぱい掘ってあるわよ!ちょっと明かりを灯して!見えづらいわ!」
「フィーナ、私はそろそろ...」
「セラ、そんなに怖がらなくても。この遺跡には魔物はいないわよ!」
「怖がってるのはそこじゃなくて!...うっ...はい、遺跡が怖いので帰りたいです。」
セラ先生は頑なに帰りたがった。だが、フィーナはからかい半分でそれを許さない。
俺はネスティアが持ってきていた木の棒に炎魔法で火を灯し、松明を作る。ネスティアがそっと壁面を照らした。
「...ここが物語の最初の部分みたいね!下に何やら言葉が書いてあるけれど何語かわからないわ!」
「フィーナ、これは古代獣人語だ。私は読める。小さい頃に教えてもらってな。」
「そうなの?!じゃぁ、なんて書いてあるか教えてよ!」
ネスティアはフィーナに微笑み、壁画の下に掘られている文字を解読する。
「えーっと、『3人の冒険者。』、と書いてある。」
セラ先生がまたビクッと反応をした。やはりセラ先生は何か隠している。
「ほんとね!確かに3人いるわ!一人は魔法使いなのは分かるけれれど、こっちの人は特に特徴がないわね!それともう一人は....なにか、この人、頭巾みたいなの被ってない?」
「フィーナ、それはずきんじゃなくてパーカーだと思うよ。....ん?パーカー?」
おかしい。この世界にパーカーがあるわけがない。
「レオン、何もおかしいことはないですよ。この世界は文明が崩壊した後の世界です。かつての文明ではパーカーくらいありましたよ。さぁ、帰りましょ!」
セラ先生はやたら俺達に帰るのを促してくる。
「次の壁画を見ましょ!ネスティア!読んで!」
「...『そのうち二人、虚飾様と出会う。彼ら、闇に溺れる。』と。」
セラ先生は杖を握りしめて2,3歩後ろへ下がった。もしかしてこの壁画...
「見て!なにか綺麗なお姉さんからさっきの魔法使いと何の特徴もない人が何かもらっているわ!」
「なんでさっきのパーカー人間はいないんだろうか。」
俺はセラ先生の方をちらっと見る。するとセラ先生は明らかに俺達と視線を合わせないように下を見ていた。
「次!次はどうなるの?」
フィーナはワクワクした様子で次の壁画をせがむ。
「...フィーナ、そろそろ帰りませんか?ねぇ、帰りましょうよ!ネスティア、レオン、一緒に帰りましょ?」
セラ先生が震えている。子どものように何かを恐れている。
セラ先生はこの遺跡についてなにか知っている。何か知って、その何かに怯えている。
「ネスティアがいないと文字が読めないじゃない!セラ、なんでそんなに帰りたがるの?そんなに怖いなら一人で帰ればいいじゃない!」
フィーナは頬をふくらませる。セラ先生は言葉に表せないような、目の前でトラウマを再現されたような顔になっている。
ここまで何かを怖がっているセラ先生は初めて見る。
「...ネスティア、次よ!次!」
「セラ先生、大丈夫?」
次を急かすフィーナを横目に、俺はセラ先生の隣に座り、背中をさする。
「...この壁画をアレに...ネスティアに見させてはいけません...」
セラ先生はボソッとそういった。その途端、ネスティアの狼耳がぴくっと動いた。まずい、聞かれた。
「"闇に呑まれた二人、悪の限りを尽くす。街をいくつも滅ぼし、多くの人を殺し。残された一人、涙する”」
ネスティアが次の文字を読み上げる。壁画には黒いモヤのようなものを闇に呑まれた二人が出していて、人々が逃げ惑っている様子と、それを見て涙を流しているパーカーの男が書かれていた。
「"残された男、自らを『怠惰』と呼ぶ。彼もまた、怠惰に溺れる。彼の名を『ラク』と言う”」
「セラ先生...!」
俺は驚いてセラ先生の顔を見る。まさか、まさかねぇ。
だが、その答えはセラ先生の絶望した顔が物語っていた。
この壁画はラクの、緋ノ宮ラクの物語だ。となると、魔法使いのような人間の正体はセラ先生。もう一人は...誰だ?
「ネスティア...もうやめてください...」
「次の壁画は、"怠惰、ふたたび立ち上がる。闇に呑まれた友人、『憂鬱』ハルキを封印する”」
「ネスティア!もうやめて!」
ネスティアが聞こえてないはずがない。ネスティアの隣りにいるフィーナは流石に様子が変だと思って動きを止め、壁画を見るのをやめた。しかし、ネスティアはやめなかった。
「.....セラフィナ。これはどういうことだ。この壁画だ。」
ネスティアは次の壁画を指さす。魔法使いの格好をした女とパーカーの男が戦っている。下に、やはり古代獣人語で、文字が。
「"『嫉妬』セラフィナ・クロウ、かつての恋人、『怠惰』によって殺される”と。」
「.......きっと、同じ名前の人なんじゃないですかね?」
無理だ。セラ先生は震えながらそんな事を言っても説得力など無い。むしろ、『それは自分です』と言っているようなものだ。
「....セラフィナ・クロウ!オマエがなぜ、悪人を見逃そうとするのか、今やっと分かったぞ!オマエこそが悪人だからだ!違うか!」
ネスティアが感情任せに叫ぶ。遺跡に反響してその怒鳴り声が響き渡り、そして沈黙が訪れる。
「.....前世の話です。今の私の話ではない。」
「認めたな!セラフィナ・クロウ!お前はさっき、あの壁画に描いてあったように闇に呑まれ、多くのものを殺したのだな!」
ネスティアが松明をフィーナに押し付つけ、セラ先生の方へドスドスと近づいてくる。そしてセラ先生の胸ぐらをつかむ。
「...認めざる終えません。闇に呑まれていたとは言え、多くの者を殺したのは事実です。」
セラ先生はネスティアと目を合わせられない。そっぽを向くしか無い。
「やはりな!だからオマエは『悪人は償える』と主張し続けたのだな!自分を守るために!」
「...それは違います...」
「嘘をつくな!結局オマエも自分可愛さで自分を守りたいだけの悪人なんだよ!」
「だから違うと言ってるじゃないですか!」
セラ先生はネスティアを蹴り、転げる。そのまま体制をととのえ、ネスティアを睨みつける。
「私は自分可愛さで悪人を守っているわけではありません!」
セラ先生にとってそれは譲れないことなのだ。自分の信念。それは曲がらない。
「じゃぁ、なんで『悪人は償える』と主張できるのか、他に理由があるなら言ってみろ!」
「ラクが!ラクがそうだったからです!」
セラ先生は大声で叫んだ。
「壁画には描いてありません。昔のことすぎて、ラクのしてきたことはもうどこにも記録が残ってないでしょう。」
そして、セラ先生は落ち着くように深呼吸をし、語り始めた。
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私がラクと出会ったのは14歳の頃でした。色々あって、私はラクに惚れたんです。私はその日からラクのために生きていこうと思いました。この人にすべてを捧げる。少し重いかも知れませんけれど、本当にそう思っていました。
私からラクへの愛は日に日に増すばかり。私の人生の中心にラクがいました。
だけど、ラクは...ラクの背負うものは大きくて。どんどん押しつぶされそうになるラクを私は助けてあげたかったんです。
そして、ラクは許されない罪を犯しました。ラク自身、やりたくてやったことではありません。ですが、許されないことを。そして...ラクは一度心を閉ざしました。
ですが、ラクはちゃんと償いました。償って、償って、償って。
そんなラクがかっこよくて、本当に大好きで。私はそんなラクを支えていこうと思っていました。
ですが、私は...嫉妬してしまいました。
ラクには恋人がいたのです。その恋人に、ずっと嫉妬していました。
私のほうがラクを愛しているのに、私のほうがラクに寄り添っているのに。なのに。
そして私は、『虚飾』と出会ったのです。『虚飾』は私にいいました。
「この力を手に入れたら、あなたの恋人はあなたに夢中になります。あなたから目を離せなくなります。」
と。
怪しさいっぱいですよね。ですが、嫉妬に燃えていた私はそんなこと考えませんですた。すぐ、その力をもらってしまったのです。
その力こそ、『嫉妬の闇』。9つの闇のうち、一つです。
ハルキも『憂鬱の闇』に呑まれていたらしいですね。あっ、ハルキというのはラクの親友です。
私が闇に呑まれ、ハルキも呑まれて。そしてラクは孤独になりました。
ラクはすごいんですよ?
ラクは私たちの極悪を見逃そうとしていました。自分のせいでそうなったんだと、自分を責めていたらしいです。ラクは『怠惰の闇』を一人で倒し、闇に呑まれてもないくせに『怠惰の闇』を名乗るようになったらしいです。
自身の『怠惰』を悔やんで。
ある日、ラクは4人の少年少女に出会ったらしいのです。その4人は私を討伐することを目標にしており、ラクと協力関係になったとか。ラクはその4人と出会ってから動き始めました。手始めに、ハルキを封印。そして、自分の手で私を。
ラクが私を殺しに...いえ、助けに来た時、私は闇のせいでなにも覚えていませんでした。誰を愛していたのかも、なんでこうなったのかも。ただ、心のなかに『嫉妬』の感情だけがうずまいていて。
ラクは、そんな私を抱きしめてくれたのですよ。抱きしめて、泣きながら謝って。私に全てを思い出させて。謝らないといけないのは私なのに。彼はどこまでも優しいんです。
それが私の前世の最期です。
そのままラクに私は殺されました。あのラクの苦しそうな、悲しそうな顔。今でも私の後悔として残っています。ラクは苦しかったでしょう。私を殺すのは。ですが、私が悪行を積み重ねるのを見るのも辛かった。彼には私を殺すしか道はなかったんです。
でも、あの顔を見て私は安心もしたんです。
あぁ、私、愛されてたんだなって。
話がそれましたね。何千年も、何万年もたち、私は2度目の人生を手に入れました。
ラクは償ったのです。私も償えます。
今度は償いのために生きていく、やり直す、と。
だから、私の存在意義でもあるんですよ。『悪人は償える』ということは。
ネスティア、あなたがそれを否定することは私の存在意義の否定、私という存在が生まれてきたことへの否定です。
でも、正直そんなことはどうでも良い。
もう一つ、それを否定することは私の最愛の人、ラクの人生の否定にもなります。
私はそっちのほうが許せないのです。
まだ嫉妬に燃えている、というかラクへの歪んだ愛情が私にはあるのです。
私のことは好きに呼んでください。クズ。嫉妬。悪魔。人殺し。
私の信念は変わりません。
罪は償えます。
これは私の人生、前世、愛する人、すべてを掛けて証明します。
感情的になったことを謝ります。
客観的に見て正しくないのは私です。ネスティア、あなたは正しい。あなたは英雄になれる。
私を殺したいでしょう?腹立たしいでしょう?本当なら今すぐ私の首をちょん切っていたでしょ?
...お願いです。私を信じてください。私の償いを見てください。私の、人生を見ていてください。
ネスティア、お願いします。
殺すのはいつでもできますが、死んでしまったら償いはできません。
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セラ先生のセリフは、もはや狂気だった。
罪を償うことへの執着、ラクという人物へのとてつもないほどの愛。
さすがのネスティアも黙ってしまった。
「ねぇ、ネスティア。アンタも一緒に償ったら?」
沈黙を一番最初に壊したのはフィーナだった。
「ネスティア、アンタは前も言ったけれど、相手が悪人とは言え人殺しなんでしょ?それは罪、って話、したでしょ?だから、それも償わないと。それなら仲良く出来るんじゃない?」
「私を!こんな人殺しと一緒にするな!」
ネスティアは威嚇するように毛を逆立てる。
「ネスティア!」
俺は声を上げた。
「何故、そこまで悪人を殺すことに執着するの?」
俺の純粋な疑問。セラ先生が罪を償うことに執着する理由は分かった。いま一番わからないのはネスティアのほうだ。
「...黙れ。」
まただ。ネスティアは自分に都合の悪いことが来ると『黙れ』で終わらせようとする。毎回だ。
「黙れ黙れ黙れ!」
ネスティアの過去に何があったかは本当に知らない。話してくれないし、おそらく話さないだろう。
「...黙れ...」
どんどん、ネスティアは弱々しくなってくる。
「.........セラフィナ・クロウ。一つだけ確認させろ。」
ネスティアは剣をセラ先生の首に当てる。セラ先生は抵抗するどころか、黙って目をつむる。
「オマエは、生まれ変わってから人を殺したか?」
セラ先生はゆっくりと首を振った。
「そうか...なら、見逃す。償いというものを私に見せてみろ。私に償いというものを教えてみろ。...本当はオマエのことを今すぐ頃してやりたい。殺したくて仕方がない。だが、今世のオマエには罪がないならば....私は悪人でない人間を殺してしまうことになると思った。だから殺さない。それだけだ。」
「たすかります...」
セラ先生はそれだけ返事をした。
遺跡の中は再び静寂に包まれた。
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「はぁぁ、せっかくの遺跡観察がー。」
「フィーナ、すみません。」
帰り道はマジで、本当に、気まずかった。フィーナはいつも通りだが、滅茶苦茶暗いセラ先生と内心めっちゃ怒っているであろうネスティア。どうしたらいいかわからない俺。
「...ネスティア。パーティを抜けないのか?」
純粋に思った疑問。俺は会話の種がそれしか見つからなかった。
セラ先生のことが今回の件ですごく嫌いになっただろう。俺がネスティアならこのパーティを抜ける。
「私が監視しなければならない。償いというものを。それだけだ。」
「パーティがギスギスした空気になりますよ?」
マジで、そう。ネスティアがいるだけでセラ先生が暗くなる。
「...なぁ、オマエら。頼みがあるんだ。」
いきなりネスティアが歩みを止める。俺達も足を止めてこの狼耳怖女の方を見る。
「...セラフィナ、オマエの償いを認めるのも兼ねて、だ。とある悪人を殺すのに協力してほしい。」
ネスティアは深く息を吸い込んで、一言。
「私の父親を殺すのに協力してくれ。それが終わったら私はこのパーティを抜ける。」
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「ネスティアがあんないきなり頼むなんて。どういう風の吹き回しだろう。」
宿で俺はセラ先生に話しかける。セラ先生は無言だ。
「いきなりすぎるよね。文脈もないし。彼女の心のなかがわかればいいんだけど。」
やはりセラ先生は無言だ。どうしよう。
「フィーナにはせっかく楽しみにしていたのに可愛そうだから、今度なにか買ってやろうと思うんだ。」
無言。
「父さん達にそろそろ手紙でも書こうかなー。元気ですよーって。」
無言。
「レヴァンさんって、前世の『ラク』の時から動物好きなの?」
「えぇ、ラクは本当に動物が好きで。」
喰い付いた。
「優しくて、どんな人にも情をかけるんですよ。差別も全然しなくて。かっこよくて、だけどどんくさくて。」
ラクの話になるとセラ先生は明るくなる。
「なぁ、セラ先生。レヴァンさんがその...ラクなんだろ?スカウトしなくて、あそこで別れてよかったのか?」
これはシンプルに疑問だ。
「ラクにはラクの新しい人生があるんです。私はそれを邪魔したくありません。だって、あのラク...レヴァンは私がいなくても楽しそうだったじゃないですか。私にとっては償いの2度目の人生ですけれど、ラクにとってはご褒美の2度目の人生です。ラクは前世、本当に償いを頑張ったので。」
セラ先生のラクへの愛は重かった。
けれど、俺は同時にいいなぁ、とも思った。
ずっと、セラ先生はラクを愛している。おそらくラクの方もセラ先生を愛している。
俺も葵と...そんな関係になれるかな。
そう思いながら俺は宿の明かりを消した。
文章力終わってる!クソッ!てか、セラ先生のお話をしようと思ったら樹冠祈願の話を避けられない!今後のネタバレをボンボンしてしまう!少なくとも、セラフィナとラクの出会いと、ラクの罪は樹冠祈願で初めて触れたいから書けない。
ちなみに僕の世界では生まれ変わりとか転移とか転生とか普通にあるので、たとえば死ぬ→同姓同名で生まれ変わる、あるいは転移、何百年も経ってから生き返る→また生きる みたいなことは普通にあります。なので、他の作品に出てきているからこのキャラは死なない、なんてことはありません。全然樹冠祈願のほうでラクとセラフィナ、ハルキが死ぬ可能性はあります。




