第十話 森力丸の記憶 其の一『狡兎死して走狗烹らる』
さて、ミステリアスでございます。
で、お馴染みの
りっきゅん
デス。
そのミステリアスに踏み込みます。
はいっ
そうなんデス。
次の任務の前に、
ということで
よろー
(^^)v
◆とある世界。
大魔王率いる軍勢が、
人の世を滅亡に追いやろうとしていた。
人とは、理が違う。
人とは、思想が違う。
人とは、住める環境が違う。
人とは、血の色が違う。
人とは、容姿が違う。
人類は、人の世は、蹂躙されていった。
大魔王の軍勢に支配された地は、
瘴気に犯されていく。
これ以上、侵攻されてしまえば、
人類は、生きられぬ地となる。
ある識者が言った。
「人類滅亡まで、あと360日」
ある王は、力ある者を求め。
そして、集め。人類存続の聖戦と謳い。
最後の希望となっていた。
そう、この世界は、我々の知る世界とは、
異なる。所謂、異世界の話。
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静寂だけ………
火は、消えていた。
大地を焦がした業火も。空を裂いた雷も。
全ては、終わっている。
魔王は、討たれた。
七星騎士団。
その一角。
大魔導士、グレン・テミストクレス。
リーダーを支え、まとめ。
そして、
全てのメンバーをサポートしていた者。
立っている。 最後まで。
誰よりも多くを焼き、誰よりも多くを救い、
そして――誰よりも、冷静だった。
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◆回想。
「とうとう、ここまで来たな」
聖騎士
「なんとしても、ここで魔王を討つぞ」
守護騎士
「気負い過ぎだ」
「先ずは己の状態を確認しろ」
大魔導士
「フッ……オマエは、いつも冷静だな」
剣聖
「お陰で、オレは、前だけ向いていられる」
聖騎士
「正直、あまり魔力は残っていません」
施療師
大魔導士
(セレネとアルクも離脱した
この状況で打てる手は……)
剣聖
「それでも、立ち上がり前に行く」
守護騎士
「散って逝った。みんなの思いを」
施療師
「守るべき者たちの為に」
聖騎士
「七星騎士団は、希望の剣となる!」
大魔導士
「二人の分と、私のも飛ばしたな」
ニヤリ
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大魔王
「いつまで待たせる気だ」
「命乞いの仕方でも思い出したか」
聖騎士
「そんな物は知らんな」
守護騎士
「知っていれば、貴様に教えてやるがな」
大魔導士
「一か八かになるが、手がある」
「私に、みんなの力を貸してくれ」
全員
「わかった」
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そして、
◆王城
歓声。
街は、歓喜に溢れていた。
民衆が、押し寄せる。讃える声は止まない。
名を呼ぶ。
七星騎士団を、
グレンを、
そして、散って逝った友の名を。
王の名を。
だが――グレンは、見ていない。
戦場を、見ている。 終わった場所を。
もう、敵はいないか。残滓はないか。
ただ、それだけを確認している。
王が姿を現す。
遠くからは、民衆の声。
伏して待つ。
生き残った仲間と。
王が、来る。
重い装束。笑み。
「見事であった」
言葉は、整っている。
だが――目が、違う。
一瞬。
ほんの一瞬。値踏みする視線。
危険を測る目。
グレンは、理解する。
何も言わない。
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ーー後日。
静寂だけ………
宴は……もう終わっている。
歓待の時も、疲弊した身を支えるだけで、
精一杯だった。
個別の招集。大臣からの呼びだし。
褒賞。 労い。
理由は、いくらでも付く。
部屋に入る。
気配。 多い。
隠しているが、
「アルクならば、見つけられんが」
グレン、振り向く。
来る。 刃。
ヒュン
「手負と侮ったか」
グレン
毒。 魔術封じ。
同時。
部屋に設置されていた。
頃合いをみて、攻撃がくる。
迷いが、ない。訓練された動き。
殺すためだけの配置。
「ええいっ」
グレン 最小の動きで躱す。
詠唱。
だが――
封じられた後だった。
準備されていた。 最初から。
グレンは、状況を理解する。
全て。
魔王を討った時点で、
役目は、終わっていた。
強すぎる者は、要らない。
名が、広がり過ぎた。
畏怖の対象。大魔王の次は……
だから――消す。
合理。 正しい。 間違っていない。
「ああ……」
グレン
声は小さい。
「そういうものか」
怒りはなく、嘆きもない。
ただ、理解する。
世界は――個では、守れない。
視界が……落ちる。音が………遠のく。
最後に残るのは――
構造。
どうすれば、壊れないか。
それだけだった。
⸻
これは、
異世界の話。
王の命に従い。功をなし。
そして、処分される。
どこの世界にも、似たような話はある。
そしてこれは、
ある男の記憶。
男が死に、失われた記憶。
ある瞬間に蘇った記憶。
つづく
りっきゅんの、前々世の記憶。
前々々世は、何だったんでショー
誰かを探していたのでショーか
(^O^☆♪




